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    ノリキ

    40_7giri

    MEMO多分そのうち続きとか付け足して書くビリグレ♀とほんのりキスフェイ♀数少ない女性ヒーロー達の更衣室というのは存在しており、訓練が始まるまでや終わった後は女子たちのおしゃべりの場と化すのだが、今日はその騒がしさはなりを潜めてヒソヒソと小声が響く。なにこれ?と思いながらフェイスは更衣室に踏み入れる。

    「ふぇ…っフェイスちゃん…!!」

    青空をコットンキャンディーにしたような色のキャミソール姿でこちらに助けを求めるように目を潤ませる同期のグレイはまた彼女のメンターであるアッシュに虐められたのだろうかと軽くハイハイと対応しながら向かうと分かりやすく花を浮かべている。

    「なんかいつもと空気が違って…!知り合いがいてよかった」
    「確かにいつもと違うよね」

    ネクタイを適当に解いて、ボタンをひとつひとつ外してゆき、下着だけの姿になると顔を真っ赤にして慌て始めるグレイに何でだ?と思うけど、あぁと笑いながら隠されていない胸元の膨らみをトントンと叩く。

    「キースってばあんなんだけど独占欲強いんだよね」
    「そ、そうなんだ…」

    こんなんで顔を真っ赤にするなんて、付き合っているビリーは手を出すのも苦労していそうだよね、関係ないけど。
    トレーニング用の服をちゃっちゃと着て 1586

    ほしいも

    DONE■現代パロディ(ほんのりキメ学)
    ■狛恋と猗窩煉
    ■狛治くんと猗窩座くんが双子
    リビングが甘ったるいチョコレートの匂いで満たされている。鼻の奥が熱くなるような、朝一に浴びるには少し重たい香りだ。キッチンに立つ兄弟の背中は、後ろ手に結んだのであろうエプロンの結び目が逆さまになっている。
    「おい、朝から何してるんだ。」
    「カヌレを作っている。」
    「かぬれ…なんで?」
    「バレンタインデーだから。」
    「バレンタインデーだから…?」
     キッチンに踏み入ると、甘い匂いが強くなる。
     効率よく家事を熟することを半ば趣味にしている兄弟を中心に、予め用意されている材料や道具が広げられている。手元を覗くと大きなボウルが湯で満たされていて「湯せん…。」と、先日覚えたばかりの調理工程を呟く。簡単な食事の支度をする事はあっても、菓子作りについては全く明るくないので並べられている道具も、一度も触ったことがないものもちらほら目に付く。
     湯を張ったものより二回りほど小さいボウルに入れられているチョコレートをひと欠片拝借して、口に放り込む。漂っている香りよりも直接感じる甘味はくどくなく、カカオの香ばしさも感じ取れる。大量に削っているが、結構良いチョコレートなんじゃないか。

    「バレンタインは、女 1942