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    パット

    しがない物書き

    DONEパッと思いついて、すっごく書きたくなったクザン大将のお話ふと寝心地の悪さを覚えておれは目を開けた。ふぁ、と欠伸をすると月明かりがやけに眩しく眼に刺さった。モヤがかかったようにはっきりとしない視界を窓の方に向ける。空一面をどんよりと覆っていた雲が晴れ、カーテンを引いていない寝室にキラキラと降り注いでいる。

    「……まだ3時じゃない」眠りが浅い質でいつも2・3時間ほどで目が覚めるが、まだ1時間しか経ってない。まぁ早くに目が覚めた理由は火を見るよりも明らかか。腰にギュッと巻きつけられた細い腕。背中にほんのりと感じる柔らかい感触。足に絡められた滑らかな肌。いつもは小さく漏れる寝息が聞こえないとこからすると、無意識じゃないってとこか。惚れた女と密着していい気のしない男はいないだろう。もちろんおれもそこら辺は同じなわけで。巻きつけられた腕や足を剥ぎ取りはせず、暫く堪能することにした。



    ーーそろそろまずい

    そう思ったのは、時計を見てから15分ほど経ったあとだったか。これ以上引っ付いたままモゾモゾ動かれるといろいろ退っ引きならないことになる。

    「🌷ちゃん起きてるでしょ」
    「…」

    無視かよ。おれなんかしたか?また浮気疑われてる?あんなに好きって 1375

    雑多置き場

    MOURNING前に呟いた不思議の国のカズキのぱっと思い付いたとこだけ。アリス本編を知らないのでま~~じの幻覚の幻覚です。ほぼ会話。世界観謎~不思議の国ですね(丸投げ)「この世界では、ルールを破った者は世界に殺される。文字通り、人ではなくなるんだ」
    「人じゃなくなる?」
    「ここにくるまでに会わなかったか? 異形の化け物に」
    「いた。あれは元は人なのか」
    「そうだ。世界の定めたルールを破り、己の欲だけの塊に堕ちた、人だったモノだ」
    「じゃあなんでそれを教えないんだ? みんなで気を付ければいいんじゃないか?」
    「ダメだ!!」
     女王が机を叩く。
    「考えてみろ、ルールを破れば人ではなくなる。それを教えたとして、最初はみんなルールを守って暮らしていけるだろう。しかし、人間は弱い。誰かがふとした拍子に、隣人がルールを破った瞬間を想像してしまった時。恐怖に駆られ、隣人を害してしまった時。爆発的な感染力で不安は増長するだろう。血を血で洗う争いがはじまる!! そうなればこの世界は地獄だ!! ルールなんて、あってないようなモノになり、人が、人でありながら獣になる…!!」
    「…だから、お前は『ルールを破れば死刑』なんてルールで縛るのか」
    「……そうだ」
    「ひとりで悪者になって、あいつがいるからなんて言われようとするのか」
    「無差別な疑いより、たった一人に集まる怒りのほう 1237