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    パーク

    あもり

    できた11/23 スパークにて会場無配コピー本として頒布した、遙か3小話です。
    遙か3本編前の八葉それぞれの情景や場面を映した,まさに小話集です。
    カップリング要素なし。オールキャラものです。
    当日お手に取っていただいた方、本当にありがとうございました。
    ※「春日望美の有在」通販購入に限り、こちらの現物をお付けしています。
    それぞれの前夜「朔殿は大丈夫ですか、景時」
     陣幕から一人出てきた景時に向かって声をかけると、思ったよりも肩の力を抜けさせてこちらに歩み寄ってきた。
    「うん、もう大丈夫。あとは寝て回復するしかないだろうからね」
    「……無茶をさせてしまったな」
    「白龍の神子がいればまた違ってくるんでしょうが」
    「白龍の神子、か」
    「おや九郎。その声は信じていませんね」
    「そういうわけではないが……、俺はこの目で見るものでしか、判断できないだけだ」
     弁慶がからかうように声をかければ、九郎はやや眉を寄せた表情を浮かべる。嘘をつくことを知らないまっすぐな源氏の総大将は、自分の感情にも素直であった。
    「九郎らしいね~」
    「なんだと」
     褒めているのになあ、と景時は苦笑しながら、あつらえられた席に座る。弁慶は三人そろった卓に持ち出してきた書を広げる。これからの京への進め方、そして、景時と弁慶はお互い言わないがー実践として初めて源氏軍に加わった、自分たちの下にいる黒龍の神子のことを嫌でも意識せざるをえなかった。
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    らくがき本日のスパーク18で無配予定だったクーエマです。
    諸事情により本日欠席となってしまったため公開します。

    本日頒布予定でした「召しませ恋心」の番外ですが、これだけでも楽しめると思います!付き合い始めたクーエマがひたすらいちゃついてるだけです。

    ※名前有のモブが出ます。

    召しませ恋心→https://tukinoyume-yunon.booth.pm/items/5265955
    いただきます、恋心。ー召しませ恋心・番外ー 舐めたら甘そうな、柔らかいチョコレート色の瞳が今は凄絶な色気を放ってエマを見下ろしている。
     それはまるで洋酒入りのショコラのようで、目を合わせているだけで、くらくらと酔ってしまいそうな気分を覚えた。
     しかし、そんなどこか酩酊するような気分の中で、脳の奥が絶えず警戒アラートを鳴らしている。
    「お前ってたまに、すげえ物分かり悪いのな」
     熱っぽい眼差しの奥、苛立ちを滲ませた鋭さが光って、棘を含んだ声がエマに向かって突き刺さる。
     たらりと米神を伝った冷や汗に、エマは自分の逃げ場が無いことを悟った。

    「エマさん!」
     きゅるりと澄んだ鳶色の瞳。
     人懐っこく破願した青年に、エマも釣られるように微笑んだ。
    「クウガくん、久しぶり。最近はどう?」
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