Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    ブイ

    SONOKO

    DONE実は、個人誌「明日を見つけに/星を降らせる魔法」の2人です。
    2回目のお宅訪問、ということでウェブイベントの展示小説にしました。
    キャンセル不可 彼女の部屋まで送る道。名残惜しい空気の中で、コーヒーでもどうか、と年下の恋人が言った。
     彼女は同世代と比べれば大人びている方だけれど、彼より一回り下。彼女の過去の経歴から考えても男女交際については疎いだろうし、ましてや夜と称するような時間帯に一人暮らしの自分の部屋に男を招き入れるなど褒められた行いではない。
     しかし、彼は彼でいわゆる普通の恋人ではなく、なかなか彼女との時間を作れない忙しい人間だった。一月いや二月に一度、外で夕食を共にするくらい。付き合ってからそこそこ日が経過しているものの、二人は交際しはじめたばかりの初々しさを残したままだ。
     普通の恋人同士を知らない彼女でも、さすがにもう少し相手と一緒に過ごす時間が欲しいようであるし、その気持ちは彼も同じだ。彼女が彼を全面的に信頼していることも、このお招きに裏がないこともわかっている。それはそれでお邪魔した後に葛藤することになるだろうけれど、それはさておき彼は二つ返事で頷いた。彼女はほっとした様子で微笑む。二人は車を降りて、部屋までの階段を一緒に上がり始めた。
    4106

    Jukiya_d

    MOURNINGバブイルの塔攻略直後のキャンプ・ブロークングラスの妄想。
    実際ユルスを取り押さえてたのはアルフィノ、アリゼーなんだけど、こういうパターンもあったらいいなっていう妄想をしてて形にならないままボツってしまったあらすじ的なものです。
    あらすじなんでざっくりとしててちゃんとした描写とか台詞はほとんどありません。エマシカが協力してユルスくんを救うっていうのが見たかっただけです!w
    エマシカボツ供養 バブイルの塔攻略後。
     ヴァリス帝(アニマ)が崩御した場合は周りを巻き込んでことごとく殉じよ、という命令がテンパードに施されていた為、ユルスも例外なくキャンプブロークングラスで暴走を始める。
     陽動班として動いていたシカルドとエマネランも立ち向かってくる帝国兵を退けつつキャンプブロークングラスへと帰還。そこで目にしたのは暴走を食い止めようとしている派遣団の皆と保護したテンパード達だった。
     殉じよ、という命令通り命を捨てる覚悟で襲いかかるテンパード達をルキアの指示で各々が必死に止めにかかっていた。その中でマキシマが抑え込んでいたのは他でもないユルスその人だった。
     マキシマは今やこのキャンプでの中心人物。失うわけにはいかないとシカルドとエマネランは駆け寄る。目からは青い光が溢れ、理性を失って叫び暴れるユルスの姿にエマネランは一瞬狼狽えるが、ユルスがこのキャンプに訪れて涙ながらにスープを飲んでいた姿を思い出して決意を固める。
    1300