ブラッド
tukitota
MEMOフォル学ネファパロ600歳と400歳じゃなくて、17歳の二人。
フィガロやブラッドリーも匂わせる感じで出てくるけど恋愛感情は無いです。カプはネファのみ
OverTheRainbow with you①春の夕刻は甘みが強すぎて落ち着かない。
林檎飴みたいに真っ赤で透明な太陽が地面に落っこちる時、本日も最後のひと仕事とばかりに甘ったるいシロップの雫を盛大に撒き散らす。
世界を巻き添えにして。
空も、空気も、建物も、人も。
廊下に並ぶ窓越しに眺めた桜の木も、例に漏れず食紅を混ぜすぎたワタアメみたいに派手なピンクに染まっている。
俺も染まってしまえば楽になれるのかもしれないけど、この悪趣味な甘さは好みじゃない。心の端からじわじわと溶かされるような、そんな居心地の悪さが不安をあおる。
さざ波みたいに忍び寄る春の甘い気配を感じ、換気のために開かれた窓側を避けて教室のドアが並ぶ側の端を選んで歩く。ふわふわと優しい見せかけの世界によしよしと慰められて、甘いシロップの海にどっぷりと浸っている場合じゃないのだ、これからの俺は。
4188林檎飴みたいに真っ赤で透明な太陽が地面に落っこちる時、本日も最後のひと仕事とばかりに甘ったるいシロップの雫を盛大に撒き散らす。
世界を巻き添えにして。
空も、空気も、建物も、人も。
廊下に並ぶ窓越しに眺めた桜の木も、例に漏れず食紅を混ぜすぎたワタアメみたいに派手なピンクに染まっている。
俺も染まってしまえば楽になれるのかもしれないけど、この悪趣味な甘さは好みじゃない。心の端からじわじわと溶かされるような、そんな居心地の悪さが不安をあおる。
さざ波みたいに忍び寄る春の甘い気配を感じ、換気のために開かれた窓側を避けて教室のドアが並ぶ側の端を選んで歩く。ふわふわと優しい見せかけの世界によしよしと慰められて、甘いシロップの海にどっぷりと浸っている場合じゃないのだ、これからの俺は。
cos_hamon
DONEほこかげで公開していた写真拷問編なので血糊注意
フィガロ:りょう(@ryo_ory1)
ブラッドリー:波紋(@cos_hamon)
カメラマン:Nagi(@AuramMaris) 15
cos_hamon
DONEほこかげで公開していたフィガブラの写真平和なやつまとめ
フィガロ:りょう(@ryo_ory1)
ブラッドリー:波紋(@cos_hamon)
カメラマン:Nagi(@AuramMaris) 16
ひともし
PROGRESS三つ編みお茶会コンビのラフと迷走〜完成まで+雑らくがき。髪カーテンがしたかったけど完成形見ると髪…カーテン……??になっちゃったラフの時はブラッド君の髪をストレートで考えてたんだよなぁ。うねうねごわごわした感じが出てますように 5
すすき
DOODLEブラッドリーと魔女化したカインが潜入捜査に行く話。書きたいとこだけ書きました。とても楽しかった。
グラスを差し出されて困ってしまった。どう考えてもこれを飲むわけにはいかないが、うまく断れる気がしない。何せ、今のカインはブラッドリーの愛人役としてここにいる。どうしたらいいのかと隣に座る男を見上げた。耳に付けられた揃いのピアスが小さく音を立てる。
弱り切った顔のカインを横目で見遣ったブラッドリーが、おかしそうに笑ってグラスに手を伸ばした。自身の前に置かれたものではなくカインの前のものを持ち上げ、躊躇なく飲み干す。上げそうになった声を寸でのところで飲み込んで、様子を伺った。
今潜入しているのは、おかしな薬を作っていると噂の組織だった。あまりに急速に広範囲に広まっているわりには組織の実態が掴めないからと、こうして内部の調査の為にブラッドリーと二人で薬を買いに来た客を装って来ているのだ。
1502弱り切った顔のカインを横目で見遣ったブラッドリーが、おかしそうに笑ってグラスに手を伸ばした。自身の前に置かれたものではなくカインの前のものを持ち上げ、躊躇なく飲み干す。上げそうになった声を寸でのところで飲み込んで、様子を伺った。
今潜入しているのは、おかしな薬を作っていると噂の組織だった。あまりに急速に広範囲に広まっているわりには組織の実態が掴めないからと、こうして内部の調査の為にブラッドリーと二人で薬を買いに来た客を装って来ているのだ。
すすき
DONEフォロワーさんの最強のネタを元に書かせて頂きました。吸血鬼化の呪いにかかったブラッドリーと、血をあげるカインの話です。
カインが喘いでるけど多分全年齢
スラックスをはぎ取られて押し倒され、驚いて間抜けな声が出てしまった。身じろいでも狭いソファの上では逃げ場などほとんどない。腰を掴まれてしまえば、それ以上動くことは出来なかった。ブラッドリー、と困惑しきった声が零れる。
彼が吸血鬼化の呪いを受けたのは記憶に新しい。何がどうしてそうなったのかカインにはよくわからないが、一つだけ確かなことは、今のブラッドリーは血を欲しているということだった。他の者に手を出すところを見逃せるわけもなく、仲間として力になりたい気持ちもあった。だから血を差し出した。ブラッドリーのリクエスト通りに魔女になって。
未だ呪いは解けていない。
今日も声を掛けられ部屋にやってきたのはいいものの、こうして魔女になる前にのしかかられてしまって戸惑ってしまう。
1385彼が吸血鬼化の呪いを受けたのは記憶に新しい。何がどうしてそうなったのかカインにはよくわからないが、一つだけ確かなことは、今のブラッドリーは血を欲しているということだった。他の者に手を出すところを見逃せるわけもなく、仲間として力になりたい気持ちもあった。だから血を差し出した。ブラッドリーのリクエスト通りに魔女になって。
未だ呪いは解けていない。
今日も声を掛けられ部屋にやってきたのはいいものの、こうして魔女になる前にのしかかられてしまって戸惑ってしまう。
mementoamemori
DONE3/19-20東の国オンリー2漫画展示ネロが幸福な夢を見る(見ているはずの)お話。ほんのり暗い。
登場人物:ネロ、ファウスト。ほんのちょっとリケ、ミチル、ブラッドリー、魔法舎三階と四階お住いの方々の顔、モブの手。
いい夢見れますように。 10
utsuroyori
DONEリクエスト:指輪をはめるネロブラネロにとっては「ブラッドリーを守るもの」で、
ブラッドリーにとっては「何があろうと自分の元に返るもの」
みたいになってるのが、こう…こんなところでも… てなる
ありがとうございました! 4
あけの
PROGRESSブラネロ和パロ進捗。阿古屋→ネロ、景清→ブラッドリーです。ネロは捕らえられてブラッドリーの居場所を吐くよう迫られています。3/18の更新で頼むからあの日の真実に触れてくれるな……お願いします…… 2すすき
DOODLE魔法舎ブラカイ。最近めちゃくちゃ多忙なカインのことを賢者とブラッドリーが話してるだけ。
「何かちょっとやばい気がするから、ブラッドリーちゃんあとよろしく!」
「オズちゃんも気にしてたから早めにね!」
どうぞ、と紙を差し出され、ブラッドリーは眉間に皺を寄せた。その表情に、あれと賢者が首を傾げる。
「ブラッドリーが頼んだって聞いたんですけど…」
「んなもん頼んでねえよ」
ここ最近ブラッドリーが頼んだものと言えばフライドチキンぐらいなものである。それに賢者に何か頼むのならこんな回りくどいことはしない。必要ないと言い換えてもいい。
つまり、賢者に嘘を吹き込んでこの紙を用意させた者がいる。
「誰に言われた?」
問いかければ、賢者も何かを察したのか途端に視線が泳ぎだす。その顔を見れば自ずと答えはわかる。案の定小さく呟かれた双子の名に、ため息を吐いた。
「いいように遊ばれてんじゃねえぞ」
「うう、すみません…」
項垂れて小さくなった賢者の手から、紙を抜き取る。懲りずに双子に遊ばれた賢者に呆れはするが、それはそれとして何が書かれているかが気になった。あの二人がわざわざブラッドリーの名前を出してまで頼んだというのも引っかかる。
1259「ブラッドリーが頼んだって聞いたんですけど…」
「んなもん頼んでねえよ」
ここ最近ブラッドリーが頼んだものと言えばフライドチキンぐらいなものである。それに賢者に何か頼むのならこんな回りくどいことはしない。必要ないと言い換えてもいい。
つまり、賢者に嘘を吹き込んでこの紙を用意させた者がいる。
「誰に言われた?」
問いかければ、賢者も何かを察したのか途端に視線が泳ぎだす。その顔を見れば自ずと答えはわかる。案の定小さく呟かれた双子の名に、ため息を吐いた。
「いいように遊ばれてんじゃねえぞ」
「うう、すみません…」
項垂れて小さくなった賢者の手から、紙を抜き取る。懲りずに双子に遊ばれた賢者に呆れはするが、それはそれとして何が書かれているかが気になった。あの二人がわざわざブラッドリーの名前を出してまで頼んだというのも引っかかる。
midu_my
PROGRESSスーパーで野菜を吟味するネロと、どっちでもよくね~?と思いつつそれを言ったら飯を食いっぱぐれる事がわかっているので黙って待っているブラッドリー(バンドパロ時空)ブラッドリーの服は多分ニット10万とかするハイブラのやつ。
44_mhyk
DONEブラネロ冬春webオンリー『氷を溶かす春の花』展示作品でした。紆余曲折を経て結ばれたブラッドリーとネロ。本来であれば子をなすために発情期が訪れるはずが、訪れる気配がないネロだったが…? 7
908banmenokobun
DONE2022年2月27日開催のブラネロ冬春webオンリー『氷を溶かす春の花』参加作です。二人の出会い編前半です。ブラッドリーが年下であるほか、捏造だらけで、流血もあります。何でも許せる人向けです。後半は春が過ぎ去る前に公開するのを目標にしています。
am_mhko
DONE春夢/ep1.雪に紛れて2022.2.27/冬春オンリー展示/ブラネロ
ある日、雪山でブラッドリーが倒れている幼いネロを助け…という話です。
(今回のネロはちっちゃいネロしか出てきません) 14
sh_zu3
DONEモブネロwebオンリー「気になる彼は料理人2」の展示作品です。全年齢向け、フォ学モブ×ネロです。ブラネロ前提です。(ネロが過去にブラッドと付き合っていた設定が含まれています。) 7
z_ecicicicicici
DOODLEブラッドビームスナイプ衣装は無防備すぎる。プールのどさくさに紛れて腰触られるし乳首だって触られちゃうわよ。
最近全身描いてもバランス悪くて小さめにカットしちゃう。 2
z_ecicicicicici
DOODLE天賦の才能私の中にはキャンプの時まで音楽の道に行ってほしいと願ってたブラッドさんがいると思っている。
「フェイスをヒーローとして育てるけど良いんだよな?」とディノがブラッドさんに問いかけたのは、そういうことかなと……。
umemhyk
DONE【1話前編】ブラッドリー×モブ(名前無し)の夢小説のようなものを初めての小説として書いてみました。もしもあなたが、違うかたちでブラッドリーに出逢ったら?
真っ白な大地を背に飛ぶ魔法使いへの憧れ。胸の奥にあるそのきらめきを、盗賊は必ず見つけ出す。どこでどんなふうに生まれても、“太陽”はきっとあなたを照らしてくれる…
そんな祈りを込めてこの物語をお届けします。
名も無き花はひだまりに揺れて 一輪目・名も無き銀細工師 〜前編〜カランカラン。
その魔法使いは前触れもなくやって来た。
まるで私の旅立ちを見計らったかのように。
漆黒と白銀の髪、射抜くような夕闇色の瞳。
「ようじじい」
「いらっしゃいませ…おお、これはこれはブラッドリー様。久方ぶりですなあ」
「あ、お前あん時のちっちゃいのか」
「ははは、こんな老いぼれにちっちゃいのは止してくださいよ」
「よく言うぜ。俺様の半分も生きてねえのによ」
お師匠が何やら親しげに話しているのは、数十年ぶりにうちの店に来た“常連”だ。
西の国の北東部、北の国との国境に近いこの銀細工屋は北からの来客も多い。なかでも盗賊を名乗る魔法使いの太客が数十年に一度来るとは聞いていたけれど、まさかたった一年修行に来ている私がその姿を見られるなんて。しかもここから旅立つ前日に。
1790その魔法使いは前触れもなくやって来た。
まるで私の旅立ちを見計らったかのように。
漆黒と白銀の髪、射抜くような夕闇色の瞳。
「ようじじい」
「いらっしゃいませ…おお、これはこれはブラッドリー様。久方ぶりですなあ」
「あ、お前あん時のちっちゃいのか」
「ははは、こんな老いぼれにちっちゃいのは止してくださいよ」
「よく言うぜ。俺様の半分も生きてねえのによ」
お師匠が何やら親しげに話しているのは、数十年ぶりにうちの店に来た“常連”だ。
西の国の北東部、北の国との国境に近いこの銀細工屋は北からの来客も多い。なかでも盗賊を名乗る魔法使いの太客が数十年に一度来るとは聞いていたけれど、まさかたった一年修行に来ている私がその姿を見られるなんて。しかもここから旅立つ前日に。
karehari
DONE両片想いのブラディノがデートする話●いろんな捏造を楽しく煮込んで作ったのでなんでも食える方向け
●かっこいいブラッド様はいらっしゃらないです
エンドレスサマーブリーズいわゆる年の暮れであった。
見えない何かに追われる人々は焦るように道を急ぎ、散漫となった注意力で小さないざこざを起こす。街を守るというヒーローの仕事は、そういった大なり小なりのトラブルの間に入り調停者となることも含まれた。
サブスタンスやイクリプスに年末年始の概念が存在するのかは分からないし、前者は多分無い気もする。けれどもここ一週間ほどは彼らの出現に対する出動要請もなりを潜め、ディノ達ヒーローは市民への対応を主な業務内容としていた。一人暮らしの老人の荷物持ち兼話し相手、繁華街のスリの捕縛と更正、家出少女の説得。人と接するのが好きなディノは、そのどれもを嬉々と買って出た。
ブラッドとオフの日が被っていることにディノが気づいたのは三日前だ。腕っぷしを必要とする仕事が少ないと、なんとなく体が鈍ったような気分になる。動きたがりのディノは夕食後、汗を流しにトレーニングルームに赴き、たまたまアキラと出くわした。
16865見えない何かに追われる人々は焦るように道を急ぎ、散漫となった注意力で小さないざこざを起こす。街を守るというヒーローの仕事は、そういった大なり小なりのトラブルの間に入り調停者となることも含まれた。
サブスタンスやイクリプスに年末年始の概念が存在するのかは分からないし、前者は多分無い気もする。けれどもここ一週間ほどは彼らの出現に対する出動要請もなりを潜め、ディノ達ヒーローは市民への対応を主な業務内容としていた。一人暮らしの老人の荷物持ち兼話し相手、繁華街のスリの捕縛と更正、家出少女の説得。人と接するのが好きなディノは、そのどれもを嬉々と買って出た。
ブラッドとオフの日が被っていることにディノが気づいたのは三日前だ。腕っぷしを必要とする仕事が少ないと、なんとなく体が鈍ったような気分になる。動きたがりのディノは夕食後、汗を流しにトレーニングルームに赴き、たまたまアキラと出くわした。
karehari
DONE両片想いのブラディノの浄罪と新たな罪の話・ハッピーエンドです
・ブラッド様 寝てくれ
罪ばかりの僕らはまたこの夢か。
黒く重いカソックに身を包んだブラッドはただ二本足で立っていた。いつの間にか手に持っている錫杖は簡素ながらも質の良い艶を湛え、持ち手側には赤紫の宝石が埋まっている。己の瞳とよく似た色が白いグローブを仄かに光で染めていた。
ブラッドが見つめるのは一人。自分の足元に跪く青年が目を閉じ祈りを捧げていた。淡く春めく桃色の髪がこうべと共に垂れて旋毛が見える。汚れなく磨かれた床に透明な雫が絶えず落ちるのを、ブラッドはただ絶望しながら眺めていた。拭ってやりたくても足は縫われたように動かず、そうしているうちに男──ディノの顔が上がる。
神の断罪を待つ男が、それだけが唯一の救いだとでもいうように微笑んでいた。水の張った瞳が、朝の清澄な空のように美しい。
8345黒く重いカソックに身を包んだブラッドはただ二本足で立っていた。いつの間にか手に持っている錫杖は簡素ながらも質の良い艶を湛え、持ち手側には赤紫の宝石が埋まっている。己の瞳とよく似た色が白いグローブを仄かに光で染めていた。
ブラッドが見つめるのは一人。自分の足元に跪く青年が目を閉じ祈りを捧げていた。淡く春めく桃色の髪がこうべと共に垂れて旋毛が見える。汚れなく磨かれた床に透明な雫が絶えず落ちるのを、ブラッドはただ絶望しながら眺めていた。拭ってやりたくても足は縫われたように動かず、そうしているうちに男──ディノの顔が上がる。
神の断罪を待つ男が、それだけが唯一の救いだとでもいうように微笑んでいた。水の張った瞳が、朝の清澄な空のように美しい。