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    ブラッド

    wasui_awira119

    DONE2021.12.12.Sun
    ブラッドリー受けオンリー『地底に沈む』

    開催おめでとうございます🎉🎉🎉

    魔法舎:お1

    新作展示です!
    #右ブラ60分一本勝負
    よりお題だけお借り致しました
    当初はワンライ程度の予定でしたが伸びました🥳
    冒頭「ミ、ミスブラ……?」みたいな感じですがフィガブラです!(?)
    よろしくお願いします🙇‍♀️🙏🏻
    良かったら感想ください!
    地底沈 フィガブラ 新作展示『移り香』「……ブラッドリー」
    「あ?」

     ミスラに呼び止められる。何の用だ。完全に無視すると後がめんどくせえ。一応返事をしながら俺は警戒態勢をとる。ミスラ相手だとお茶会に誘われるのも、突然攻撃されるのも、同じくらいの確率であり得ることだ。
     ミスラは無遠慮に俺の肩を掴むと、ぐいと引き寄せ顔を寄せてくる。おいおいおいなんだなんだ。
     混乱している俺をよそに、ミスラは俺の首筋に顔をうずめ、すん、と鼻をすする。まるで匂いでもかぐみたいに。皮膚に伝わるミスラの呼吸と、あと少しで触れてしまいそうな人肌の熱を感じて、俺はぶわりと鳥肌を立てる。

    「おい! んだよ」
    「あなた、いつもと違う匂いがしますね」

     獣か。思っても口にはしない。振り払おうともがくも、なぜだか知らないがどうしても気になるようで、全く離そうとしない。まじでなんなんだ。
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    KoMaNo_kbkb

    DONE研究者キース×悪魔ブラッドの異世界パロです。
    魔族系の研究をしているキースに召喚されたブラッドのお話。

    *誤字脱字大目に見てくださいまし。
    藍に塗れた偶像 神なんていないと思ってる。祈り乞えば助けてくれる存在だなんて馬鹿げているだろう。キースは神の存在を知った時からずっとそう思っていた。
     そんなキースにとって、村全体で神を信仰しているこの場所では居場所なんて最初からあってないようなものだった。研究者として解剖学や医学も少し齧っているため、有事の際に必要な医者として置いてもらっているだけ。それさえなければすぐにでも追放されそうなほどだ。
     キースが、魔族や悪魔などそういった類のものを研究していたから。
     神の存在を知ったとき、同時に悪魔のことを教えてもらった。村の人々は皆「悪魔は穢らわしい」「堕落したその様はいつか人間を滅ぼす」などと口を揃えて言う。しかし、キースの瞳にはそれが魅力的に映ってしまった。救いも助けもいらない、自分勝手に自由に飛び回る黒い翼に見惚れてしまったのだ。親から虐待ともとれる扱いを受け毎日怯えていたキースは、助けを求めようと救われないことを知っている。それなら何にも囚われずに自由に過ごしてみたかったのだ。
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