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    マナ

    パイプ

    PROGRESSひジ
    怪我をしたジュンくんが今と過去の怪我をとおして日和からの愛を自覚する話。途中。とても途中だけど、長めのお話は連載形式にしないと筆が進まないマンなのでぽい
    怪我の功名、愛に触る「ねぇ、ジュンくん。ぼく、怒ってるの。だからね、」
    今日からその怪我が治るまで、ぼくが君のお世話をしてあげるから存分に反省するといいね。


    とあるバラエティ番組の登山企画で手を滑らせた共演者を無理な体制で庇ったジュンは右手首の筋を損傷してしまい、技師に誂えてもらったサポーターをつけて最低でも一ヶ月の安静を言い渡された。
    Edenとしては新曲のフリ入れ期間でもライブ前のレッスン期間でもなかったし、個人としても冬の寒い時期は身体を張った企画はそう多く入ってこないので、仕事で迷惑をかけることは少なく済んだのが幸いだったのだが、右手首を動かしてはいけないというのは日常生活において不便なことばかりだ。
    医者には痛みは徐々に引いていくと言われているものの、昨日怪我したばかりのそこは未だにうっすら熱を持ち、ジクジクと痛みを訴える。身体が動かせないのだから英語の勉強をしようとペンを持っても指への力の入れ方次第では手首まで痛んでしまうのだからもうお手上げだ。
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    merutaroooo

    DONEカキスグWEBオンリー掲載作品④
    優しさと真実の色

    番外編後に、おさなご好き疑惑をかけられるkk先輩と思春期のsgrくんのお話。一応、深海の~の時空で書いておりますが、前回の作品を読まなくても単話として読める仕様となっております。
    優しさと真実の色「カキツバタってさ、その、元々……自分より小さい子が好きなんだべか? 」
    「…………はい?」
     カキツバタは思わず、マメパトが豆鉄砲でも食らったような顔になる。
     それもそのはずだ。この場所はリーグ部の部室。会議用スペースとして設けられた長机。いつも通り机と椅子に絶大な信頼を置き、ただのんびりと過ごしていただけなのだ。
     
     人口の空が橙に染まる頃、リーグ部の部室は授業を終えた生徒たちで溢れかえっていた。
     部屋の中央から、僅かに左角に寄せて置かれた長机。会議用に設けられたその内の一席に腰を落ち着け、カキツバタは学生たちの喧騒に耳を傾けている。
     入り口の側で、寄り合っていた一年生たちが、ブルレク目的で人員を募っているらしい。入ってくる人間を威勢よく口説いている。背後にいる生徒は、別の生徒に基礎ポイントの手解きをしているようだった。砕けた言葉から、それらは後輩に対し、向けられているらしいことを悟る。
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