ミイ
らくがき帳
INFO6/30りくいおオンリーにて発行予定の合同誌(漫画×小説)の漫画パートのサンプルです※R18(サンプルには含まれていません)
※前作『名前を付けて保存』の続編、半年〜1年後くらいのお話です
※本作だけでもお読みいただけますが、前作を読了されているとよりお楽しみいただけます
※一織が過去に他の男と関係を持っていた描写があります 17
krimstowrds
DOODLEスミイサ風邪っぴきのスミス
cherish スミスが風邪を引いた。職業柄、体が資本なので健康には人一倍気を使っていても、引くときは引いてしまうのが病というものだ。
じっとりと汗ばんだ白い肌がどこもかしこも真っ赤に染まっている。平熱が高い分、数度上がっただけで高熱になる体はその身をどれ程苛んでいることだろう。
気休め程度ではあるが額に貼ってやった冷却シートもすぐに温くなる。これは、面倒でも冷やしたタオルを小まめに変えてやる方が楽だろうかとイサミが考えていた時だ。
薄く開いた瞼がイサミの姿を捉えた。苦しげに眉が寄り、唇が開く。
「イサミ」
小さく名前を呼んだ声は憐れなほどに枯れていた。耳のいいイサミでなければ聞き落としていたかも知れない。
大方、移るから離れていて、とでも言う気なのだろう。自分が損なわれるよりも、イサミが損なわれることを恐れる男だから。
1606じっとりと汗ばんだ白い肌がどこもかしこも真っ赤に染まっている。平熱が高い分、数度上がっただけで高熱になる体はその身をどれ程苛んでいることだろう。
気休め程度ではあるが額に貼ってやった冷却シートもすぐに温くなる。これは、面倒でも冷やしたタオルを小まめに変えてやる方が楽だろうかとイサミが考えていた時だ。
薄く開いた瞼がイサミの姿を捉えた。苦しげに眉が寄り、唇が開く。
「イサミ」
小さく名前を呼んだ声は憐れなほどに枯れていた。耳のいいイサミでなければ聞き落としていたかも知れない。
大方、移るから離れていて、とでも言う気なのだろう。自分が損なわれるよりも、イサミが損なわれることを恐れる男だから。
くゆら
DONEテラ猿テラ※先天性女体化百合同軸リバ
※七人交際軸
テラ猿テラの他にふみいお要素あり
他の住人との肉体関係を匂わせる描写あり
※公開範囲はR-15程度の内容です。自己責任でお願いします。鍵はR-15↑↓y/n?
⬇R18部分含む全文はpixivで公開しています
18歳以上の方のみどうぞ
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2222 6
natsuumi84
DONEスミイサ、ヒロネバ完結しました。長いお話にお付き合いいただき、ありがとうございました🥰🥰
ハワイで出会い、そして結ばれる二人のお話。ハピエンです。
1〜5までは、ピクシブにあがっているので、そちらでお読み下さい〜。
https://www.pixiv.net/novel/series/11837103 26
Meri0_cherry
DONE十年前、こはくとの別れが前触れもなく突然訪れたものだったとしたら、司はその別れを、喪失感を、今でも忘れられないんじゃないか。そして、一度別れてしまったからこそ、今隣に居られる幸せを実感しているんじゃないか。
そんなお話です。
なかなかお話の中で表現が難しかったので、なんとなくこういうこと言いたいのね〜と思いながらゆる〜くお楽しみいただければと思います
※過去捏造
さようならは似合わない「こはくん、次はいつ会えるのですか」
空は橙色に染まり、烏が大声で日暮れを告げている。朱桜家の中庭にそびえ立つ大きな木の下で、司は頭上の枝に腰掛ける彼を見上げていた。
「お別れんときはいつもそれやな、坊」
「だ、だって…!最近会える頻度が減っているでしょう?」
「それはわしの都合やなくてぬしはんの方やろ。お勉強にお稽古にで大忙しやんけ」
「…はい、次期当主として学ばなくてはならないことばかりで……でも、僕はまだ子供です。お友達とこうして遊んでいたい」
「そのお友達が桜河の人間やと知ったら、ご両親はどないな顔するやろなぁ」
「こはくんはこはくんです!お友達に家柄は関係ありません」
「……やとええけどなぁ」
4630空は橙色に染まり、烏が大声で日暮れを告げている。朱桜家の中庭にそびえ立つ大きな木の下で、司は頭上の枝に腰掛ける彼を見上げていた。
「お別れんときはいつもそれやな、坊」
「だ、だって…!最近会える頻度が減っているでしょう?」
「それはわしの都合やなくてぬしはんの方やろ。お勉強にお稽古にで大忙しやんけ」
「…はい、次期当主として学ばなくてはならないことばかりで……でも、僕はまだ子供です。お友達とこうして遊んでいたい」
「そのお友達が桜河の人間やと知ったら、ご両親はどないな顔するやろなぁ」
「こはくんはこはくんです!お友達に家柄は関係ありません」
「……やとええけどなぁ」
kimuranatsuno
DOODLE複座スミイサ。ギスギスしている。クヌに目を付けられたきっかけのようなもの妄想。【複座】ヒーローはユーサネイジアの夢を見るか 洗っても洗っても拭えない、走っても走っても振り切ることができない、目を閉じても消えていかない濃密な死の予感に囚われたとき、何を望むのが人間か。
XM3ライジング・オルトス。日米が極秘に開発していた複座式TSには、日本とアメリカからパイロットが一人ずつ選ばれた。まずはシステムを運用できる数少ない適合者であるイサミ・アオ三尉。そして、そのイサミに『ついていける』人間、ルイス・スミス少尉だ。
前線に投入されたライジング・オルトスは、希望をつなぐのに十分な初陣を飾った。それまではどうにか凌ぐしかなかった敵の攻撃を押し切り、バリアを破って撃破したのだ。それも、何体も。
ライジング・オルトスの活躍、そして必死にかき集めた情報、部隊の練度向上もあり、一進一退ではあったが人類は未知の敵に対抗できるまでになった。作戦を牽引するのは、もちろんイサミとスミスだ。しかし敵を退けたあとに行われる二人の反省会は、もっぱら言い争いで終わることのほうが多い。その多くはイサミの独断専行に端を発するものだったが、今回は違っていた。
3649XM3ライジング・オルトス。日米が極秘に開発していた複座式TSには、日本とアメリカからパイロットが一人ずつ選ばれた。まずはシステムを運用できる数少ない適合者であるイサミ・アオ三尉。そして、そのイサミに『ついていける』人間、ルイス・スミス少尉だ。
前線に投入されたライジング・オルトスは、希望をつなぐのに十分な初陣を飾った。それまではどうにか凌ぐしかなかった敵の攻撃を押し切り、バリアを破って撃破したのだ。それも、何体も。
ライジング・オルトスの活躍、そして必死にかき集めた情報、部隊の練度向上もあり、一進一退ではあったが人類は未知の敵に対抗できるまでになった。作戦を牽引するのは、もちろんイサミとスミスだ。しかし敵を退けたあとに行われる二人の反省会は、もっぱら言い争いで終わることのほうが多い。その多くはイサミの独断専行に端を発するものだったが、今回は違っていた。
大漁とろ
DONE『イラストを投げたら文字書きさんが引用rtでssを勝手に添えてくれる』タグで、悦乱子様(@bbbume0215)の素敵なスミイサにSS(チョト ナガイ)を添えさせていただきました。ポスト内のセリフも引用させていただいております。
短時間クオリティですが、書いていてとても楽しかったです!
スミイサ【ハリ〇ッド張りのアクションとラブを添えて】「いいか、イサミ、落ち着いて聞いてくれ。ルルがカジノのマフィアに捕まった。今すぐ助けに行くぞ」
「いや待てまずお前が落ち着けよ!」
思わずツッコミを入れるほど、背にはどデカいランチャー、手にはマシンガン、肩に重厚なガンホルスター(もちろん中身入りだ)、腰にはハンドガンとマガジンを大量に搭載したスミスの額へ、どこの重戦車だよという追いツッコミとともに手刀を叩き込んだ。
あの戦いの後、俺たち三人に与えられたクルーズ旅行。世界中に寄港し、多くの傷を負った国や町、様々なところを見て回った。
キング司令官たちは、純粋に休暇を与えてくれたのだろう。だが、デスドライブズの攻撃により世界はどうなったのか、どう復興しはじめ、また、傷ついたままなのか。俺たちは知りたかった。
5063「いや待てまずお前が落ち着けよ!」
思わずツッコミを入れるほど、背にはどデカいランチャー、手にはマシンガン、肩に重厚なガンホルスター(もちろん中身入りだ)、腰にはハンドガンとマガジンを大量に搭載したスミスの額へ、どこの重戦車だよという追いツッコミとともに手刀を叩き込んだ。
あの戦いの後、俺たち三人に与えられたクルーズ旅行。世界中に寄港し、多くの傷を負った国や町、様々なところを見て回った。
キング司令官たちは、純粋に休暇を与えてくれたのだろう。だが、デスドライブズの攻撃により世界はどうなったのか、どう復興しはじめ、また、傷ついたままなのか。俺たちは知りたかった。
hosiabi
MEMOオルトス複座軸スミイサに黒スミが爆誕する地獄しかない妄想自分用メモ。一番最悪のバドエンルート妄想。皆んな死ぬ。BURN BLACK BORN(仮)デスドライブズの襲来、スミスとイサミは開発途中のオルトスの搭乗者に選ばれた。アドリムパックは初めからオルトスのパイロットを選出する為に行われたものだった。二人はオルトスで量産機体の撃破に成功する。
しかし、やって来たスペルビアには歯が立たず、次々倒れるATFの仲間達。メインパイロットのスミスは『仲間を助けろ』と指示するコパイのイサミの言葉を無視して、仲間の命と天秤にかけて、イサミと自分の命を優先する。仲間を残して、スミスとイサミだけは戦線から離脱。イサミはスミスの行動を激しく責める。『オルトスに乗れる俺達が生き残らなければ、一体誰が世界を救うんだ』と説得して『勇気だ、勇気を持つんだ!俺達なら出来る!』と繰り返し、嫌がるイサミと共にスペルビアとの再びの戦いに挑む。戦いの中で胸部のパーツ部分を優先破壊すればデスドライブズは弱って、自分たちでも戦えることを発見する。スペルビアを初撃破し、喜ぶ二人。俺達なら世界を救える!と称え合い、瞬間に意識を失ったイサミ。一先ずハワイ諸島を奪還したATF。戦闘の興奮冷めやらぬスミスは海岸を歩く。スミスは迷いながらも勇気を振るって戦うイサミに強く惹かれていた。しかし、その海岸で打ち上げられて倒れている少女をスミスは発見する。すぐに彼女がスペルビアのパーツから噴出されたものだと気が付くスミス。『パーツに生きた人間が乗っていた。もし、この事をイサミが知ったら……』優しいイサミはきっと戦えなくなるだろう。既に自分は仲間の命を見捨てる選択している。葛藤と逡巡の末に、スミスはイサミが世界を救うヒーロー(光)である為に、自分が暗部を背負うことを決意する。震える手で銃を握るスミス。数発の銃声が誰もいない夜の海岸に響いた。
4071しかし、やって来たスペルビアには歯が立たず、次々倒れるATFの仲間達。メインパイロットのスミスは『仲間を助けろ』と指示するコパイのイサミの言葉を無視して、仲間の命と天秤にかけて、イサミと自分の命を優先する。仲間を残して、スミスとイサミだけは戦線から離脱。イサミはスミスの行動を激しく責める。『オルトスに乗れる俺達が生き残らなければ、一体誰が世界を救うんだ』と説得して『勇気だ、勇気を持つんだ!俺達なら出来る!』と繰り返し、嫌がるイサミと共にスペルビアとの再びの戦いに挑む。戦いの中で胸部のパーツ部分を優先破壊すればデスドライブズは弱って、自分たちでも戦えることを発見する。スペルビアを初撃破し、喜ぶ二人。俺達なら世界を救える!と称え合い、瞬間に意識を失ったイサミ。一先ずハワイ諸島を奪還したATF。戦闘の興奮冷めやらぬスミスは海岸を歩く。スミスは迷いながらも勇気を振るって戦うイサミに強く惹かれていた。しかし、その海岸で打ち上げられて倒れている少女をスミスは発見する。すぐに彼女がスペルビアのパーツから噴出されたものだと気が付くスミス。『パーツに生きた人間が乗っていた。もし、この事をイサミが知ったら……』優しいイサミはきっと戦えなくなるだろう。既に自分は仲間の命を見捨てる選択している。葛藤と逡巡の末に、スミスはイサミが世界を救うヒーロー(光)である為に、自分が暗部を背負うことを決意する。震える手で銃を握るスミス。数発の銃声が誰もいない夜の海岸に響いた。
Mskl_ks
DONE『対岸の、その先に進むには。』前クロノポリス攻略中の時系列です。
セルジュを守りたいカーシュと、まだ少し落ち込み気味なセルジュ。
全編R18描写なしです。
支部の『花、開く。』の続きの話です。
先にお読みいただくともっと楽しめるかも↓
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20077594
対岸の、その先に進むには。六龍の加護をすべて集めて辿り着いた神の庭には、未知の施設がそびえ立っていた。
蛇骨館が霞んで見えるほどの巨大な建造物の中には、自律して動く鉄の塊——機械が多数配置されており、行く手を阻んだ。
直立歩行型の機械から、エレメントとも違う高密度のビームが放たれる。すかさず避けようとするもかわしきれず、セルジュの頬を掠める。
「……っ!」
赤い鮮血が、空中に舞う。
ひるんで、セルジュが床に転がる。
ほんの一瞬のことなのに、セルジュの表情が苦痛に歪むのも、スワローを抱えながら後ろに倒れるのも、ひどくスローモーションに、かつ鮮明に見えた。
「てめえ……っ!」
やめろ。
傷つけるな。
指一本さえ、触れることは許さない。
10514蛇骨館が霞んで見えるほどの巨大な建造物の中には、自律して動く鉄の塊——機械が多数配置されており、行く手を阻んだ。
直立歩行型の機械から、エレメントとも違う高密度のビームが放たれる。すかさず避けようとするもかわしきれず、セルジュの頬を掠める。
「……っ!」
赤い鮮血が、空中に舞う。
ひるんで、セルジュが床に転がる。
ほんの一瞬のことなのに、セルジュの表情が苦痛に歪むのも、スワローを抱えながら後ろに倒れるのも、ひどくスローモーションに、かつ鮮明に見えた。
「てめえ……っ!」
やめろ。
傷つけるな。
指一本さえ、触れることは許さない。