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    メテオラ

    Arasawa

    DONE素敵なフォロワーいしころさんから頂いた土足厳禁のイラストに夢小説(とかつて上げた悲鳴)を添えました。存記。流されてキスするようになった(けど解禁してないって言い張ってる)頃の話。季節は気にせずに…。

    ⚠リンク先に顔無し夢主
    ⚠私自身は夢主の外見を特に定めておらず、素敵イラストはあくまで解釈の一つですので自由に妄想してください。

    素敵イラストはコチラ
    https://onl.bz/2L9qDQ6
    ベランダで花火を見る話今日はアヒージョの日だ。
    私は七海が丁寧に作るアヒージョが好きだし、七海はアヒージョそのものが好きだから二人ともいつもより少しご機嫌になる。白ワインと一緒にアヒージョを楽しんでいると遠くから爆発音がした。顔を見合わせ窓に近付く。帳は下りていない。あれほど大きい音が鳴る爆発を起こせるような呪霊に心当たりはない。高専が把握していない呪霊か、呪詛師が何か仕掛けたのか……。窓から見える範囲に呪霊はいないけど、遠くからそんなものを判断出来るのはきっと五条くらいだ。緊急要請に備えて脳内で身支度を始める。うん、洗濯中のものは特に無いしすぐ問題無く出勤出来るだろう。
    そのまま見渡していると夜空にパッと花が咲いて爆発音が鳴り、ああ花火だったのかと気付いた。ホッと肩を撫で下ろす。
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    DOODLE続きはあとで/风无

    元宵節の例のイラストで気が狂って書いた风无でした。当時はまだ藍渓鎮で老君と无限が邂逅したところまで読めておらず、2人の関係を師弟だと勘違いしていたので、少しだけ手直ししました。
    帰宅後のお話を書きたくて書きかけて、もう数か月寝かせているのでいつかそのうち……。
    ***


     くん、とごく小さな力で頭を左斜め後ろへ引かれた。
     ちょうど湯呑みに唇をつけようとしていたところだったので、狙いの外れた飲み口から茶がこぼれそうになる。いや、なみなみと注がれていた中身は慌てて起こした湯呑みの動きについてこられず、少しばかりこぼれた。
     宙でふわりと球状にまとまった茶をさりげなく吸い込み、湯呑みを持ち直しながら无限は視線をちらと左肩の方へ流した。予想どおり、結んで後ろに垂らした自身の長い髪の、その先端を摘まむ指が目に入り、見ているうちにも二度、三度と房を引っ張られる。
     悪戯な指の持ち主を无限は無言で軽く睨んだ。风息、やめなさい。
     少し前までビールを水のように飲んでいたから、多少酔いが回っているのだろう。上体をゆるりと起こした风息は頬をほんのりと上気させていた。
     彼の右隣、つまり无限の左隣では、これまた機嫌良く酒を呷っていた玄离が、今は頭を垂れてうとうとしている。その背中越し、床に投げ出すように伸ばした右手で无限の毛先を弄びながら、唇の動きだけで「やだね」と応えるのが小憎らしいことこの上ない。

     頭を軽く左右に振るが、その程度では风息の手から逃れるこ 2504

    よしば

    DOODLEメテオライツありがとう
    30分で書いたなにか
     大掃除が終わったのは、終電も終わっている深夜だった。最初から学校に泊まるつもりだった千秋はともかく、一年生たちは慌てて家に連絡をしていた。彼らの親御さんには後日お詫びに伺わねばならないな、なんて独りでに考える。
     翠だけは家に帰れない距離でもなかったが、こんな夜更けに一人で帰すわけにもいかず、本人もしぶしぶながら家に泊まっていく旨を連絡していた。
     こんな時間まで彼らを付き合わせるつもりはなかった。申し訳ないことをしたななどと考えていると、隣からチョップが降ってきた。
    「か、奏汰」
    「ちあき。あのこたちはじぶんで『えらんで』ここにいるんですよ」
    「うむ、そうだな」
     申し訳ない、なんて思う方が彼らに失礼だ。そう奏汰に諭されて思わず顔がにやける。彼にいろんなことを教えるのは千秋の役目であったはずなのに、いつの間にやら彼から教わることも増えてきた。
     奏汰とは正直長い付き合いと言えるほどの時間は過ごしていない。海神戦の直後、二年の半分と三年になってからの時間だけだ。それでも奏汰は千秋のことを良く理解してくれている。それだけ気にしてくれていたのだと思えば、嬉しさがこみ上げてきた。
    「なあ奏 1454