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    メール

    hazama1122

    PROGRESS明日からスメール!!!わくわくが止まりません!!でも、平蔵君に会えなくなるの寂しーい!!😭😭そん感じのスメール出立前日話。エッッッッチ編は間に合いませんでした……遅筆ですいません😭💦後日頑張ります
    スメール前日平空桜吹雪舞う、稲妻。今日もこの国の気候はあたたかで穏やかな風が吹いている。クリーム色のお下げ髪が風に遊ばれて、晒された肌で柔らかな風を感じる。髪がこれ以上遊ばれないように抑えながら目的地への歩みを進める。
    稲妻上陸当初、雷鳴に閉ざされていたこの国。鎖国、目狩り令……色々な事があったが、人々の沢山の思い……願いが通じた今はこの国が空は好きになっていた。
    長い石畳階段を登り、花見坂を越えれば目的地はもうそこだ。天守閣に1番近く位置付けされている天領奉行所。

    「平蔵の事だからきっと奉行所の外にいると思うぞ〜!」
    「俺もそう思う」

    空飛ぶ相棒と小さく笑いながら目当ての人物を探す。彼は奉行所内で大人しく仕事をするタイプではない。自称頭脳派を語ってはいるがそれ以上に行動的で身体と頭をフルで動かさずにはいられないのだ。その上、今は丁度おやつ時だ。この時間に彼が奉行所内にいる確率は極めて低い。それを考慮した上で奉行所周辺の露店を見渡した。
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    ろまん

    DONE【零薫】夢ノ咲時代の二枚看板が進路の話をしたり、現在の二人がUNDEADの冠ラジオ番組に寄せられたメール相談にのったりする話です。
    薫くん中心に家族関係の変化や名前を語り合いつつ、相棒になるまで/なった後を辿ります。

    時間軸としては、前半が夢ノ咲学院三年次の晩秋、後半がズ!!の数年後の初秋になります。キャロル、オペレッタの内容を含みます。
    pixivにもおなじものを投稿しています。
    最愛のゆくえ「薫くんは卒業後、どうするんじゃ?」

     その問いかけは、回りくどい言い回しが得意なその男にしては珍しく、至極ストレートな物言いだった。
     只今、軽音部室にいるのは朔間さんと俺の二人だけ。言わずもがな問いかけているのは朔間さんで、問いかけられているのは俺だ。その状況下で無視するわけにもいかず、渋々液晶スクリーンに向けていた顔を上げて、対角線上にいる朔間さんを見た。

    「……随分といきなりだね」
    「おや、そうじゃったかの? まあ、暇潰しの雑談だと思って付き合っておくれ」
    「ふーん…… ま、いいけどさ」

     ……雑談、ねえ。
     数多ある話題のなかから「あの」朔間さんがわざわざ進路の話を選択するなんて、どうせ意図していたものに違いない。だが、そう尋ねたところできっと涼しい顔で躱されるだけだ。
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