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    ヨーロッパ

    霧(きり)

    TRAININGワードパレット24 結ぶ 足跡 花
    リプありがとう
    創作っ子の始まりを書いてみる。以下キャラの名前とメモ書き。

    青野 光祐 絹川 永久
    2人は小学3年くらいまで同じクラスだった。それから永久は家族と海外(メインヨーロッパ)で暮らす。高校は日本で過ごしたい(音楽から距離を置きたい)と思って1人戻ってくる。母方の親戚(鶴田家)に下宿。3年の冬に戻ってきて、2人は同じ高校に通うことになる。
    マツバウンラン 雨上がり、色濃くなったアスファルトの上を光祐と二人、歩く。家から離れれば、景色も見覚えのないものになっていく。けれども、斜め前を歩く光祐は、一切迷いのない足取り。学校見学に行ったとは言っていたけれど、その一度ですっかり覚えたのだろうか。
     ふと、光祐が振り返る。ずいぶん鋭くなった猫目。その瞳孔が光を浴びて縮む。どうしたのと問えば、いや、と言いつつある一点を見つめる。その先を辿ると、自分の靴に至る。
     靴紐が解けていた。一言断ってしゃがみ込み、紐を結ぶ。もう一度謝らなくちゃ、と顔を上げた先、薄紫の花々が目に入った。向こうでも見かけた野花。小さな花を、垂直にいくつもつけたその植物が、道の横に広がる空き地にぽんぽんと生えていた。
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    oriron_kon

    MEMOツヴァイ世界線でこういうファウヒスあったらいいよねっていう走り書き。
    同期前の場所がドイツのヨーロッパ系もあって、ファウストはビールをグビグビ飲めてたらいいし、ヒースは苦いのが苦手だったら可愛いよねの欲も込めて。
    酒が飲めない体質なゆえ、昔に試しに飲んだことがある経験で書いてますので間違ってたらすみません…。
    ファウヒス『ビール』 男が持ってもズッシリとした重さを感じるであろう大きなビールジョッキを軽々と持ち上げたファウストは、水を飲んでるかのようなノリでグビグビと飲み始めた。
     瞬きしている間にもあっという間に空になりそうな勢いでどんどん量が減っていく様子をヒースクリフはポカンとした顔で眺めることしか出来なかった。
     数分も経たないうちにあっという間に空になったジョッキをテーブルに置いたファウストは、口の端についた泡をハンカチで拭いとる。
     そして澄ました目で相手を見つめる。その目つきはどこか優越感に浸っていた。
    「…子供舌のヒースクリフにはさぞ出来ないことでしょう」
    「……あぁ?」
     大きなジョッキに注がれたビールを一気に飲み干すことは出来ないだろう、と遠回しに挑発された気がしてカチンときた。
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