Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    レンド

    で@Z977

    DOODLEベスト・フレンド
    グスの特別でありたいマヴのお話。スラとマヴが話してたりスラとグスが話してたりグマちゃんが話してたり。
    派生元ついまとめ➠https://min.togetter.com/d4IG7NA
    この後のスラアイ
    ➠https://privatter.net/p/9802800(べった)
    ベスト・フレンド 本当は、どこかで少しだけ、おれはグースの特別なんだと思っていた。
     グースに言われる沢山の「かわいい」がおれの望む意味じゃなくても、その言葉をくれるのなら、彼にとって「かわいいマーヴ」でありたかった。



    ――……アイス……、…かわいい……


     ドアの向こうから漏れ聞こえた声が、脳内でずっとリフレインしている。鼓膜にこびりついたそれは繰り返す毎に鮮明な音に変わった。グースの声だった。会話の内容まではわからなかったけれど、「アイス」と「かわいい」の二つの単語だけは確かに捉えていた。


     ざわざわと耳鳴りがした。殴られたように視界が眩む。
     おれの特別が、奪われていく。



    ―――



     これまでもグースがアナポリスの頃から見知った連中と談笑をしているときに、得も言われぬ寂しさがマーヴェリックを襲うことは幾度もあった。ましてやトップガンに来るほどの優秀な人材にはアナポリス出身者が多く、顔の広いグースが行く先々で旧知の仲を深めるのを、傍らで微笑ましく、同時に多少の歯痒さをもって眺め続けた。
    11140

    犬井堂

    MAIKING犬童の自AU「SkyToybox」の1部です。この先はまた時間が出来次第書いていく予定です

    このAUのテーマは「空想世界」と「操り人形(イマジナリーフレンド)」です。多重人格的な表現の他、暴力表現(いじめ表現)が含まれます
    原作準拠の要素はこの後出てきます

    私がTwitterで時々言うオリズのSkyくんは、ここに出てくるサンズです。呼び方特に決まってないので
    sky_toybox そのニンゲンは、母子家庭に産まれた子供だった。そのニンゲンは、自身をフリスクと呼んでいる。父親はフリスクが産まれる前に行方不明となり、母親は子を抱えて取り残される。母親は父親の行方を探そうと当初は思っていたが、それも諦め、子供を抱えて遠方に引っ越す。産まれた子供は父親似であった。母親は子供に父親の姿を投影し、育てていく。
     フリスクは、幼い頃から母親が自分を見ていないことを知っていた。かれはかなり幼い頃から、イマジナリーフレンドと遊ぶようになった。スケルトンのサンズである。フリスクはニンゲンのことを良く知らなかった。だから友達もモンスターという、ニンゲンとは違う存在になった。サンズは、フリスクに物事の善し悪しを教え、フリスクの手助けをした。彼はフリスクの兄のような立場にあり、とても賢かった。彼はなんでも物事を知っているように思われた。フリスクは、そんなサンズがとても好きだった。
    1955