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    ・ω・

    ナンナル

    DOODLE俳優さんのアプローチは、お弁当屋のバイトの子に効果絶大である。

    タイトル決まった!長いのでいつも通りお弁当屋さんと呼ぶと思う。略し方が分からない( 'ㅅ')
    デートでほとんど終わっちゃって困ってる。やりたいことは次の話だなぁ( ˘•ω•˘ )
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です×!10(類side)

    「神代さん、次はあれに乗りましょう!」
    「ふふ、いいね、そうしようか」
    「わっ、動いてしまったっ!早く行きましょうっ!」

    キラキラした瞳でこちらを何度も振り返る天馬くんが、パイレーツを指差す。大きな船がゆっくりと左右に動く様は、航海する大船だ。彼に犬の尻尾と耳がついていたら、これ以上ない程ぶんぶんと振られているのだろうね。そんな事を思いながら小走りになる彼を追いかける。走りながらも船を見上げては子どものような顔をしている天馬くんに、きゅ、と唇を引き結んだ。

    (はしゃぐ天馬くんが、とても可愛らしい…!)

    いつも敬語で落ち着いているから、時折忘れそうになるけれど、彼はまだ高校生だ。前に彼の家でショーの話をした時も思ったけど、存外元気な子なのだろう。あっちへこっちへキラキラした目を向ける天馬くんは、とても楽しそうだ。人の少ない遊園地のため、並ぶ時間も少なくて良かった。
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