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    七海

    しんした

    MEMO吸血鬼パロ七灰。
    ずっと若いままの灰原くん(吸血鬼)の側で寄り添い続ける七海(少年期〜壮年期)が見たいという願望。
    明治〜大正くらいの日本。
    灰原くんが居るお屋敷は日本家屋。
    灰原くんの外見は15〜6くらいで原作通り綺麗よりも可愛い系なので血をもらうために声をかける相手は女性よりも男性の方が多い。

    七海は12〜3くらいで、父の故郷である日本に移り住んできた。
    外見のことで周りから距離を置かれていて、家族以外とはほとんど交流がない。



    ちょっとした好奇心で入った古いお屋敷の中で出会った黒髪のお兄ちゃんと仲良くなった少年七海。
    彼とはお屋敷の中でしか会えなくて、それに何年たっても初めて会った時と顔が変わらないことに疑問を抱いていく。
    ある日、暗い夜道で彼を見かけた七海は声をかけようと後を追うが、入り組んだ道の先で見たものは、知らない男の首筋に噛み付いている彼の姿だった。
    恐ろしい光景のはずが、今まで見たことのない雰囲気の彼が頭から離れなくなった七海は、後日屋敷を訪れ彼に尋ねた。
    「きみは吸血鬼なのか?」
    「……七海にはバレたくなかったなぁ」
    ──ごめんね。
    困ったように小さく笑った彼を見た七海は、咄嗟に彼を抱きしめてしまう。
    「迷惑じゃないなら今まで通りここに来させてくれ。いや、側に居させてくれ 803

    yu_2710_

    DONE五七版GW企画
    テーマ『寝坊助』
    寝ぼけて思わずな七海と凄いものを朝から見せられた五条の話。
    https://twitter.com/yu_2710_/status/1388067989291888645?s=19
    (これをちゃんと書いたやつ)
    昔、高専内を我が物顔で歩く一匹の黒猫が居た。みんなそれを『ルドルフ』と呼んで、それなりに可愛がっていた気がする。最初、なんでルドルフなのかわからず、しかも黒猫って不吉なんでしょと親友に問うと、そういう絵本があってきっとそこから取ったんだろうと教えてもらった。呪術を学ぶ学校で洋名とは。何ともしゃれた名前を付けられたもんだなと思ったが、見かけたときには名を呼んでやった。きっと、傑と硝子、あと夜蛾セン以外は大変奇妙なものを見る目で自分を見ていたんだろうなと、そう思う。
    そのうち、初めての後輩が出来て、そいつらにも猫のことを教えてやった。同じような黒い髪の後輩は、その人懐っこさを人以外にも発揮してルドルフとずいぶん仲良くなったようだが、もう一人の金髪の後輩は猫自体が苦手なのかあまり近寄ることもしなかった。
    「何、猫怖いとか?」
    「は?違いますけど」
    「いやお前さ、俺に一回喧嘩売らないとおしゃべりできねぇの?」
    「喧嘩腰で人を馬鹿にすることが当たり前みたいな人間と普通に話をしているだけでも褒められるべきでは?」
    あと、猫は怖くありません。……苦手なだけです。
    小さく続いた声に、それ同じじゃね?と 2147

    ju__mati

    MOURNING支部にあげてる『泥闇〜』の夜明けのベランダシーンの七海目線が出てきたのであげてみますね。ここまで書いて、五条目線の方がいいな、と思ったので書き直したんですが、これはこれで気に入ってます。ある晩、七海はふと目を覚ました。カーテンの向こうはまだ暗い。その日は早めにベッドに入ったはずだったが、もう一度目を閉じても眠れない類の目覚めだった。ため息をついてベッドを降りる。
    スマホで時間を確認すると、まだ深夜と言っていい時刻だった。暗い部屋にスマホの画面だけが光る。ホーム画面に戻っても、SNSの通知も着信も来ていない。またひとつ、ため息をつく。
    フロアランプをつけてリビングへの扉を開ける。特に何をしようと思ったわけでもなかったが、あとから考えれば何かしらの予感があったのかも知れない。台所で水を飲み、顔を上げると、ちょうど掃き出し窓が目に入った。明確な胸騒ぎを覚え、そっと窓際へと歩を進める。
    七海には目の前の呪力しか見えないが、それでも気配で分かった。窓の向こうに誰かがいる。勘違いでなければ。

    「五条さん……」

    カーテンを開けた先のベランダに、五条がいた。手すりに肘をつき、もう片方の手をひらひらと振って、こちらを見ている。慌てて解錠し、窓を開ける。

    「よっ、元気?」

    サングラス越しの五条の表情はよく分からなかった。唇はいつも通りの笑みを浮かべているように見える。七海は、とっ 2928

    38jjt571

    MEMO七伊と言い張る。
    呪霊の攻撃を受けて七海と灰原を幼馴染と思い込んでいる伊地知。ナナミンが可哀想なので続かない。供養。
    伊地知くんが呪霊による攻撃を受けて家入さんの治療を受けていると聞いて足早に医務室に向かう。扉を開けると五条さんと家入さんが何か話し込んでいるようだった。
    「失礼します」
    「ああ、七海か」
    「伊地知くんは?」
    「目立った外傷はない。目が覚めてから状態を確認するつもり…」
    「う…ん、五条さん…」
    「伊地知、大丈夫?」
    「目を覚ましたか」
    「あ…家入さん…」
    「状況は分かるか?」
    「はい、確か呪霊に攻撃を受けた所までは…」
    「伊地知くん大丈夫ですか?」
    「あ、建人くん」
    「……建人、くん……?」
    今まで初めて呼ばれた名前に固まっている私に五条さんと家入さんも少し驚きながらもテキパキと状況確認を始める。
    どうやら伊地知くんは呪霊による攻撃で私のことを幼馴染だと思い込んでいるようだった。それ以外は通常の伊地知くんと変わらなかった。
    しばらく様子を見るということになり、幼馴染なんだから!と五条さんに伊地知くんを任されることになった。
    伊地知くん、と呼ぶと前みたいに名前で呼んでくださいって寂しそうに笑って言われてしまったので初めて潔高と呼んだ。
    仕事は支障なくこなせるようだったが大事を見て一週間ほど 746