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    七海

    ju__mati

    MOURNING支部にあげてる『泥闇〜』の夜明けのベランダシーンの七海目線が出てきたのであげてみますね。ここまで書いて、五条目線の方がいいな、と思ったので書き直したんですが、これはこれで気に入ってます。ある晩、七海はふと目を覚ました。カーテンの向こうはまだ暗い。その日は早めにベッドに入ったはずだったが、もう一度目を閉じても眠れない類の目覚めだった。ため息をついてベッドを降りる。
    スマホで時間を確認すると、まだ深夜と言っていい時刻だった。暗い部屋にスマホの画面だけが光る。ホーム画面に戻っても、SNSの通知も着信も来ていない。またひとつ、ため息をつく。
    フロアランプをつけてリビングへの扉を開ける。特に何をしようと思ったわけでもなかったが、あとから考えれば何かしらの予感があったのかも知れない。台所で水を飲み、顔を上げると、ちょうど掃き出し窓が目に入った。明確な胸騒ぎを覚え、そっと窓際へと歩を進める。
    七海には目の前の呪力しか見えないが、それでも気配で分かった。窓の向こうに誰かがいる。勘違いでなければ。

    「五条さん……」

    カーテンを開けた先のベランダに、五条がいた。手すりに肘をつき、もう片方の手をひらひらと振って、こちらを見ている。慌てて解錠し、窓を開ける。

    「よっ、元気?」

    サングラス越しの五条の表情はよく分からなかった。唇はいつも通りの笑みを浮かべているように見える。七海は、とっ 2928

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    MEMO七伊と言い張る。
    呪霊の攻撃を受けて七海と灰原を幼馴染と思い込んでいる伊地知。ナナミンが可哀想なので続かない。供養。
    伊地知くんが呪霊による攻撃を受けて家入さんの治療を受けていると聞いて足早に医務室に向かう。扉を開けると五条さんと家入さんが何か話し込んでいるようだった。
    「失礼します」
    「ああ、七海か」
    「伊地知くんは?」
    「目立った外傷はない。目が覚めてから状態を確認するつもり…」
    「う…ん、五条さん…」
    「伊地知、大丈夫?」
    「目を覚ましたか」
    「あ…家入さん…」
    「状況は分かるか?」
    「はい、確か呪霊に攻撃を受けた所までは…」
    「伊地知くん大丈夫ですか?」
    「あ、建人くん」
    「……建人、くん……?」
    今まで初めて呼ばれた名前に固まっている私に五条さんと家入さんも少し驚きながらもテキパキと状況確認を始める。
    どうやら伊地知くんは呪霊による攻撃で私のことを幼馴染だと思い込んでいるようだった。それ以外は通常の伊地知くんと変わらなかった。
    しばらく様子を見るということになり、幼馴染なんだから!と五条さんに伊地知くんを任されることになった。
    伊地知くん、と呼ぶと前みたいに名前で呼んでくださいって寂しそうに笑って言われてしまったので初めて潔高と呼んだ。
    仕事は支障なくこなせるようだったが大事を見て一週間ほど 746

    しんした

    MEMO七灰
    いちご王子七海といちご農家灰原くん

    ご当地七海のあまおうが可愛い→高専だったらいちご王子七海では?という頭の悪い発想から生まれた、灰原くんが大切に育てたいちごの中からいちご王子の七海(手乗りサイズ)が現れて……というゆるいパロ。

    前半は会話文のみ。
    後半になるにつれてネタメモみたいな感じです。
    🍓

    ゆるゆるな設定

    手乗りサイズ七海はいちごを食べると人間サイズになれる。
    七海はいちごの国の王子なので魔法が使える。
    灰原くんは古い一軒家で一人暮らし。
    いちご栽培は始めたばかりor継いだばかりとか。

    🍓

    「きみの願いを叶えないと国へ帰れないんです」
    「願いなんてないんだけどなぁ」
    「じゃあ、願いが見つかるまでここに居ないと……(乗り気ではない)」
    「全然いいよ!ちょっと古いけど空いてる部屋いっぱいあるから!」
    「は?こんなボロ……いえ、なんとかなるので」
    「遠慮しないでって!」
    「いや、その」
    「えー?いちごの精ってことは僕のいちごそんなに良いいちごだったのかな?嬉しいなぁ!あ!じゃあ収穫したばっかりのいちごご馳走しちゃうね!」
    「……それは頂きます」

    そして絆されていくいちご王子

    🍓

    最初は早く帰りたくて仕方なかった七海だけど、一緒にいちごの世話をしたりしていくうちに灰原くんと一緒にいるのが心地よくなっていく。
    灰原くんは最初の七海の言葉通り、真剣に願い事を探してくれている。けれど、いつしか願い事がずっと見つからなければいいと七海は思うようになる。
    灰原くんも 1639