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    事務

    subaru_no_iine

    DONE以ぐだ♀
    ・現パロ・転生なし・坂本探偵事務所
    ・ゆるふわ土佐弁
    ・ぐだ子は立香
    ・ストーカーぐだとこじらせ以
    ・ゲストは乙女皇帝コン陛下。コンぐだ♀ではない
    ・岡田の敬語標準語
    ・書きたいとこだけ書いた
    ・伝奇寄り

    推しと推しと彼氏を絡めたかった(自供)
    こんなアラフォーいねぇよ、と思いつつもこうあってほしいコン陛下を書きました。陛下サイコー!
    ぐだちゃんの大学卒業が待ち遠しいです。
    皇帝陛下と恋のしがらみ 坂本探偵事務所所長である龍馬とお竜は便宜的に夫婦と呼ばれているが、紙の上での婚姻をしているわけではない。
     というよりお竜には戸籍がないから婚姻はできない。お竜は[[rb:大蛇 > おろち]]の眷属で、人間ではないのだ。
     お竜の詳しい種族名を以蔵は知らない。聞いていたとしても忘れた。
     そんなお竜と仲睦まじい龍馬の許には時折、怪異との親和性を求めての依頼がある。
     そういった客はたいがい『太い』し、客同士で評判を共有するから、とてもありがたい。普段以蔵が浮気調査や家出人探しなどのケチな仕事をしても糊口をしのげているのは、彼らのおかげである。
     以蔵もどうやらそちら側の素質があるらしく、その手の案件の際に龍馬の手足となって動いている。[[rb:癪 > しゃく]]ではあるが、雇われの身なのでしかたない。以蔵にできるのは目の前の害悪を斬ることだけだ。
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    subaru_no_iine

    DONE以ぐだ♀
    ・現パロ・転生なし・坂本探偵事務所
    ・ゆるふわ土佐弁
    ・ぐだ子は立香
    ・元ストーカーぐだと貞操観念が強い以
    ・シリーズだけど単体でも読めるはず

    性欲に流されない岡田は岡田としてどうなのかと思うけどこの岡田はわたしの妄想するぐだちゃんの彼氏なんです…ごめんなさい…
    マーキングされたい、と思う恋心 なんという厄日だ。
     雨上がりに気をつけていなかった立香にも非はあるのだが。
     以蔵のマンションの前で、乱暴な運転をする乗用車に行き当たってしまった。水たまりの濁った水を頭から思い切りかけられ、立香は思わず悲鳴を上げた。
    「ぴゃぁぁぁぁっ」
     気が動転し、階段を駆け上がって以蔵の家の玄関に入り、改めて己の惨状を見下ろす。
     オレンジ色の髪の先からは水滴が滴り、タイルの敷かれた三和土に垂れている。可愛いブラウスとスカートには黒い水が軌跡を描き、すぐ洗わなければ染みになりそうだ。
     幸いここは、自宅と同じくらいに馴染んだ家である。たぶん立香は家主よりもこの家に詳しい。
     床を汚したくないから玄関で服を脱ぎ、下着姿で洗面所へ入る。よく汚れが落ちると評判の洗濯石鹸(当然立香が持ち込んだ)を塗りつけ、洗濯機をおしゃれ着コースで回す。
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    subaru_no_iine

    DONE以ぐだ♀
    ・現パロ・転生なし
    ・坂本探偵事務所時空
    ・ゆるふわ土佐弁
    ・ぐだ子は立香
    ・後方彼氏面サカリョ(龍以要素なし)
    ・お竜さん非人間
    ・書きたいとこだけ書いた

    探偵(概念)が性癖なもので…カルデアのぐだちゃんへの好意を隠せない岡田もいいけど、歳上の男として振る舞いたい(できるとは言っていない)岡田もいいなって。
    君の未来を愛してる 立香が会う時、以蔵はいつも癖毛の長髪をポニーテールにしている。ほどけば肩より長く伸びているだろう。脂ぎっているとか臭いとかいうことはないが、櫛を入れていないのか、ぼさぼさでいまいち清潔感に乏しい。
     今日も以蔵は行きつけのカフェの一番奥のテーブルを指定席にしていた。右目を前髪で隠して、仏頂面でアイスコーヒーをすする姿はどことなくくたびれている。グラスの底から結露した水滴が落ち、紙のコースターに吸い込まれる。
    「おまんもたいがい暇じゃの。どいてこがなおっさんをストーカーしゆう」
    「以蔵さんはおっさんじゃないよ」
     以蔵は二十七歳だ。以前免許証を盗み見た。
     食い気味に立香が言うと、以蔵は首を横に振った。
    「未成年にとっちゃ、アラサーなんぞおっさんじゃ。そう見えんなら、おまんはやっかいな魔法にやられゆうがよ」
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    kyosukekisaragi

    DONE今をときめくアイドル虎杖はデビュー三年目。しかし、今年に入って三度目のスキャンダルをスクープされてしまった。マネージャーの伏黒は、事務所の社長五条に責任をとって虎杖の担当を降りるように告げられて……。

    ワンライのお題から伏黒くん視点を『アイドル』、虎杖くん視点を『勘違い』でお借りしました! ワンライの開催いつもありがとうございます。
    Last scoop【SIDE: F】

    「悠仁ー、やってくれたね。決まってた朝ドラ、降板の連絡早速来たよ」
     五条芸能事務所の社長室にて。
     この部屋の主である五条が開口一番放った一言は、執務机を挟んで向かいに佇む伏黒の顔を青褪めさせるのには、十分過ぎるほどだった。
     五条が執務机の上にスポーツ新聞やら芸能新聞やらを並べて行く。どの新聞にも一面に『虎杖悠仁、グラビアアイドルとホテルで過ごす熱い夜』『虎杖悠仁、今年三人目の彼女は駆け出しのグラビアアイドル』『あの虎杖悠仁もゾッコンにさせたナイスバディのグラビアアイドルとは』等という似たような見出しが踊っている。伏黒が今朝から何度も目にした文言の数々だった。
     伏黒はこの事務所に勤めるマネージャーである。担当は、今隣に立っている虎杖。同い年のアイドルだ。甘いハニーフェイスに、体脂肪率一桁台の肉体美とオリンピック選手にも劣らぬ運動神経、人懐こさとバラエティ番組でも際立つトーク力を持つ、事務所の期待の新星。但し、渦中の人となっている訳だが。しかも、上半期だけで三回目。
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