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    りゅうひよこ

    PROGRESS探偵・魏嬰&助手・藍湛のクローズドサークル。書くの時間が掛かるので、邸宅に閉じ込められた3日目の途中まで。トリックは特にないので、謎解き要素には期待しないでください。ほかの原稿もあるので、時間があるときに続きを書こうと思います。
    1日目に集まった9人
    王霊嬌
    金子勲
    金光瑤
    温晁
    聶明玦
    蘇渉
    宗嵐(雇われ管理人)
    江澄
    常慈安
    2日目に合流した3人
    薛洋
    魏嬰
    藍湛
    忘羨・缶バッジAU/探偵AU■一日目

    その日、ある邸宅が宿泊施設としてはじめての客を迎えた。
    邸宅は中国内陸部、陸の孤島ともいえる場所に建っていた。

    ■二日目

    「へえ、立派なもんだな」
    車の運転席から降りた魏嬰は、建物を見上げて言った。

    黒い瓦の大きな屋根、左右対称に並んだ柱、白亜の壁。邸宅は、伝統的な中国の建築にモダンな様式を取り入れたデザインで、洒落たホテルのようにも見えた。

    藍湛も、車の助手席から降りてあたりを見回した。
    「まわりに人家も店も何もない」
    「ああ。庭の植え込みも、植樹したばっかりって感じだし。駐車場ってどうなってるんだろ。まさか藍家の高級車を、そのへんの空き地に停めろなんて言わないよな」

    空は白々と明けたばかりで、しんと静まり返っている。だからか、遠くからエンジン音が聞こえてくることに気がついた。二人の車が来たのとは逆の方向からだ。
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    nagao_mjkk

    DOODLEイベ騎士妄想SS(主君が他の領主から応援依頼されたので私の騎士よろしねってお願いされたからはりきって友軍として参加しちゃって自分が思っていた以上に武勲上げ過ぎちゃってしまいにゃ他の奴等からエラい嫉まれちゃってちょっとお前生意気なんだよ田舎騎士がよぉって焼き入れてやるから待たんかいワレって追われてる、そのシーンだけ書きました)(長い)
    と或る騎士の逃亡戦 追う音。そして、それから逃れる音。
     重なり合う二つの音は平原に土埃を上げて空に舞っていた。
     その中に塊が見える。馬の塊だった。白を先頭に黒、茶、栗毛、様々な馬の色が続く。それらは一つになって駆けていた。
     先頭を疾駆する葦毛色の馬には、長身の男が身を低く騎乗している。黒い外套を目深に被っているが、その燃えるように赤い髪が一房、零れて風に流れていた。
     男はちらりと自分の後ろを振り返る。
     先程一瞥した時よりは離したように見えたが、自分が思っていた以上にその間が近い。そして自分の騎馬もそろそろ限界に近いのだろう。距離を測る事でおのずと馬の脚が遅くなってきているのを感じる。
     男はその事実に舌打ち、正面に向き直る。両腿を強く締め、馬の腹を固めた。その脚を無理やり上げさせる為だ。だがこれ以上その足を速め続ければ、いずれこの馬は使い物にならなくなるだろう。
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