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    因果

    rexithese_pub

    DOODLEマンボウのイデアを巡るアゼムとヒュトロダエウスwith巻き込まれセルク、そして一万二千年の時を経て因果応報を身を以て体感する羽目になるアゼムの欠片こと光の戦士。

    アゼムが創造するイデアが気になったのとヒュトロダエウスのイデア審査の様子が見たかった。
    ヒュトロダエウスはイデア審査でバチクソに扱きおろしてても某サメの時のようにあんまり普段と雰囲気変わらない気がする。
    モーラ・モーラララ 脚の生えたサメが星に何を齎すのか? 
     必要性も意味もまるで感じないが、創造者の熱意を買って当代の創造物管理局局長は脚の生えたサメを承認した。生命としての価値は薄くとも、星が人々の熱意で満ちるのは良いことだと考えたからだ。それは良い。良いはずだ。
     問題は思わぬ所から思わぬ反発を受けたことだろう。
    「だーかーらー! 無闇に海洋生物に脚を生やす風潮が気に食わないんだよ!! 取り敢えず生やしておけと言わんばかりのあの脚! 重力に耐えるためだけに生やされた脚を見て憐れだとは思わないのか!? しかも脚が支えられる体にしなきゃいけないから体も小さくしなきゃいけないって重力から解放されて体を大きく出来る海洋生物の利点が丸潰れじゃないか……」
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    pluto__iv

    DOODLE鏡に映った自分の姿が人間の頃に重なり取り乱す無惨さまと、その激情を受け止めて落ち着かせ向き合う手伝いをする琥鴞くんの話。
    浅草の路地裏での感情発露を受けて、むざさまが人生をこよなく愛せるようにと祈りを込めて書いた文字の改変・供養小説。
    もともと漫画にする予定だったネタなので、最初の方は台詞が小説にそぐわないかも……見逃して……


    元ネタ: 恩師から貰った、因果の意味付けの逆転の言葉
    2021/2/26
    覗淵「違う違う違う違う!」
     叫び声が響いた。続いて鈍い音。
    「私は違う!今の私は!もう昔とは違う! 私は永遠に生きられる! 死にはしない! 私は生物の限界を超えた! 私は夜の闇から死を追い遣った! いずれ太陽からも奪ってやる! 死ぬなどありえない! 私に終わりは訪れない、常に最盛期であり、邪魔する者は全て滅ぼす。わたしにはその力がある。惨めに病に倒れ伏すなどありえないのだ……。もうむかしとは違う……わたしこそが黄泉から最も遠く、いずれ死を永久に追放する存在なのだ……」
     鏡を殴り飛ばした無惨が、長い髪を振り乱していた。正気を失ったように何事かを小声で呟いている。右手の甲から血が滲んだままで、止血する余裕もないようだった。何事かと襖を開けた琥鴞こきょうを、無惨は恐ろしい形相で睨みつけた。
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