叡智が芽吹く時「────……俺が、貴女の跡を？」
「えぇ」

確認していた資料から顔をあげる。彼女はこれからシティに行くと言う様に俺に告げた。
視線を彷徨わせる。彼女が告げた言葉を理解するために思考を続け、最終的に出てきたのがそんな言葉だった。

「どうして」
「貴女が適任だと、私がそう思ったからよ」

彼女は「ふぅ。少し疲れたわね」と目を通していた資料を机に置いた。
しばらく無言が続く。彼女と俺との間で流れる無言などなんとも思わなかったのに、今は少し居心地が悪い。

「先の戦争で、スメールだけでなくテイワット大陸全土が傷ついたわ」
「………」
「世界樹も……そうね、次に繋げるために芽を出さなくてはならない」
「………その芽に、貴女がなると？」

新大陸感想他2023/02/05
イイーンたのすぃ〜〜〜〜！！！

命の営みに触れる楽しさ！
私、生物の生活に触れることが大好き人間！
人間の生活を覗くのも好き、小さい生き物が必死に逃げ延びようとする様を追うのが好き、大きい生き物が悠然と歩む背中を見送るのが好き！！！
楽しいこのゲーム！楽しいよお母さん！

特に、今調査したばかりの陸珊瑚の台地と瘴気の谷の関係が最高に楽しかった
竜の死体を糧に大きく育った珊瑚、その上で営まれる命の循環、終わりを迎え落ちた骸は谷に落ち、糧となる……
完成され過ぎとる〜！

そしてこまけえ情報多いのよ！
ゾラがエネルギーを蓄えながら移動しているとか！
植物学者が「年輪を分析して、植物が急激に成長する時期があるのは分かっていた」とか！

Trick or Treat？　───あっ、ドクター！？　おれです、リーです！　忙しいとこすみません、助け、助けてくださいっ。ちょっ、男のそんなとこ触るのナシでしょうが。ちょっと！　何か話してくださいよ！　やめっ、落ち着いてっ……ドクター聞こえてますか！？　ドクターお願いです、助け……うわっ。来ないで〜！

　ガタガタンゴツン、ゴッ───ゴトゴトッ……ピッ、ブツッ。

　え、なにこれ。新手のAV？

　沈黙した携帯端末を見下ろして、ドクターはたぷたぷと画面に触れた。直前に連絡してきたのはさっき名乗ったリーの携帯端末からで、最後の物音は端末を床に落としたか何かだろう。かけ直そうかと思ったが、通話の状況的に相手が出るわけもない。
　リーの声音から直接命に関わることはなさそうなのだが、なりふり構わずヘルプを求める姿にドクターは端末をポケットにしまうと執務室にあるコンソールからリーの今日の公開されている予定を呼び出した。朝から順番に斜め読みをして、直前のスケジュールを見て居場所がわかったドクターは席を立った。