審神者
shichika7532
CAN’T MAKE男審神者×一期一振 にしたかった。推敲したらボツにする気しかしないのでもったいない精神で……多分もうハッピーエンドには行けないけどトゥルーエンドを目指したいよな、みたいなメモの元書きました。
草木も眠る丑三つ時、とはよく言ったものだ。どちらかといえば正であり聖である空気に包まれているというのに、俺の足音以外が聞こえないというだけで妙に寒々しい。
……懐中電灯の光量を落とす。おそらく俺が本丸の庭を歩いていること自体、皆とっくに分かっているのだろうが気持ちの問題だ。深夜にごめんな、と思いつつもまたしばし歩き、たどり着いたのは小高い丘の上だった。
「ああ一期、ここにいたんだな。探したぞ」
──薄紅の花弁が目の前を過ぎる。敷地の隅、母屋を見下ろすようにしてそびえ立つのは一本の巨木だ。桜の木自体はあちこちに生えているものの、ここにある桜は見上げるのに首が疲れるほどのもので──いつか芽吹いたその日から、どれほど時間が経っているのかすら分からない。下手すりゃ大体の刀より年上かもなあ、なんて笑っていたのは誰だっただろう。
3315……懐中電灯の光量を落とす。おそらく俺が本丸の庭を歩いていること自体、皆とっくに分かっているのだろうが気持ちの問題だ。深夜にごめんな、と思いつつもまたしばし歩き、たどり着いたのは小高い丘の上だった。
「ああ一期、ここにいたんだな。探したぞ」
──薄紅の花弁が目の前を過ぎる。敷地の隅、母屋を見下ろすようにしてそびえ立つのは一本の巨木だ。桜の木自体はあちこちに生えているものの、ここにある桜は見上げるのに首が疲れるほどのもので──いつか芽吹いたその日から、どれほど時間が経っているのかすら分からない。下手すりゃ大体の刀より年上かもなあ、なんて笑っていたのは誰だっただろう。
柊(ヒイラギ)
PROGRESS※明さに(付き合ってる) ※女審神者全然進まないけど何となく没にもできない明さに漫画を一旦途中まで公開。多分あと1ページあるんだけどうまくオチなくて行き詰まり…。
束縛とかは無縁に見えて実は結構嫉妬も不安も抱えてる明石くん。 4
nijiusako
PASTエイプリルフールに別の本丸の大典太光世が質問に答えてくれるというので、幼稚園ズと言われる弊本丸の御典さんと大包平の仲を良くするにはどうすればいいか教えを請う。
↓
「天下五剣としての余裕と貫禄を見せてやるのが手っ取り早いと思う」
と回答を頂く
↓
いまココ
審神者『本丸によって個体差あるというがどうしてこうなった』
ソハヤ「すまん主、うちの兄弟、主の影響を受けやすい体質だったみたいだ」
審神者 3
suba_15om
DOODLE政府のあの子と長義 (カプ厨のオタクという設定の)審神者♀もいるよくよく読んだらセリフ足りてない!!元々もうちょっとちゃんと描き直すぞとは思ってるのでそのうち綺麗にしたい 5
shichika7532
DONE # 男主と刀のお題企画 より審神者×鶴丸でした。お題「子供みたい」「振り回す」
「あー鶴丸、ちょうどよかった。これ実家から届いたんだが、中身の整理手伝ってほしいんだわ」
言われて顔を上げた先、示されたのはいくつかの段ボール箱だった。
「どうしたんだいこれ、どこから?」
「俺の実家から……ってこら、もう宛名シールは剥がしてあるっつの。探るなら中身にしてくれ中身に」
「つまらんなあ……そこはうっかり真名を明かす流れだっただろうに」
「どんな流れだよ。そもそも一度政府の方に届くんだから、そっちで処理されてるに決まってるだろ」
相変わらずだなあお前も、と肩をすくめつつ、主が俺の前に置いたのは「おもちゃ類」と書かれた箱だ。聞けば実家で大掃除をしたらしく、行き場のなくなった主の私物が全て送られてきたらしい。
1556言われて顔を上げた先、示されたのはいくつかの段ボール箱だった。
「どうしたんだいこれ、どこから?」
「俺の実家から……ってこら、もう宛名シールは剥がしてあるっつの。探るなら中身にしてくれ中身に」
「つまらんなあ……そこはうっかり真名を明かす流れだっただろうに」
「どんな流れだよ。そもそも一度政府の方に届くんだから、そっちで処理されてるに決まってるだろ」
相変わらずだなあお前も、と肩をすくめつつ、主が俺の前に置いたのは「おもちゃ類」と書かれた箱だ。聞けば実家で大掃除をしたらしく、行き場のなくなった主の私物が全て送られてきたらしい。
yugetsu1341
MEMOとあるフォロワーたちとのグループラインで話題になった笹貫さんわからせ話、魔女な審神者とガチバトル。大慶くんと笹貫さんの回想での声のトーンの低さに驚き、そこからラインで盛り上がった末に思いついたやつ。笹貫わからせ(途中まで) 笹貫は三度捨てられた逸話を持っている。
一度目は竹藪の中、二度目は海の中、三度目は献上先の島津家。
一度目と二度目は自ら光ることで妖刀として己を打った刀工の下に帰ってきたが、三度目だけは刀工より召し上げられた樺山家に。
ここまでされて、人を好きだと言える刀は在るだろうか?
大慶との回想で表れた一つの懸念。薩摩、いや人を恨み嫌悪している節。強いては復讐者(アヴェンジャー)の要素。復讐と言えば小夜左文字だが、他の刀でも大なり小なり復讐心を秘めているものはいる。だが、その声色に滲み出たそれは到底看過されるものではない。
だから、突っ込んでみた。お前は人を好きなのかと。かの刀は言った、好きでもなければ嫌いでもないと。
3230一度目は竹藪の中、二度目は海の中、三度目は献上先の島津家。
一度目と二度目は自ら光ることで妖刀として己を打った刀工の下に帰ってきたが、三度目だけは刀工より召し上げられた樺山家に。
ここまでされて、人を好きだと言える刀は在るだろうか?
大慶との回想で表れた一つの懸念。薩摩、いや人を恨み嫌悪している節。強いては復讐者(アヴェンジャー)の要素。復讐と言えば小夜左文字だが、他の刀でも大なり小なり復讐心を秘めているものはいる。だが、その声色に滲み出たそれは到底看過されるものではない。
だから、突っ込んでみた。お前は人を好きなのかと。かの刀は言った、好きでもなければ嫌いでもないと。
新月の本棚
MENUhttps://plus.fm-p.jp/u/aria0975に乗せている小説序章と第一話の冒頭のせます
こういうのが好きなんだよっていう……
(カテゴリわからん)
創作審神者・オリキャラ・刀剣男士がボロボロになるなどやりたい放題やっております
※独自の本丸の制度、特命調査や時の政府についての捏造があります
遠征鬼譚 冒頭 耳障りな笑い声と、子どもの声がした。
一斉に笑って、重なるそれに統一性はない。
だからこそ不気味で、私の不安感を煽るものだった。
「――歴史の修正を。我らに信仰と力を」
「××として再誕を。今在る未来と営みは認めぬ。お前の未練、憎悪のすべてを我らの歯車として捧げよ」
きゃらきゃらと子供の声は笑った。
それでいて、彼らは私に囁いた。
過去に置き去りにされた自分を、棄てられた自分を憐れめと。
「歴史の修正を。歴史修正主義者として再誕を。この運命を認められぬというのなら、私たちを手足として使え」
まるで雑音のようだと思った。
聴覚を叩いて鼓膜にこびりついたそれは、三半規管を侵食して平衡感覚を狂わせていく。
10351一斉に笑って、重なるそれに統一性はない。
だからこそ不気味で、私の不安感を煽るものだった。
「――歴史の修正を。我らに信仰と力を」
「××として再誕を。今在る未来と営みは認めぬ。お前の未練、憎悪のすべてを我らの歯車として捧げよ」
きゃらきゃらと子供の声は笑った。
それでいて、彼らは私に囁いた。
過去に置き去りにされた自分を、棄てられた自分を憐れめと。
「歴史の修正を。歴史修正主義者として再誕を。この運命を認められぬというのなら、私たちを手足として使え」
まるで雑音のようだと思った。
聴覚を叩いて鼓膜にこびりついたそれは、三半規管を侵食して平衡感覚を狂わせていく。
新月の本棚
MAIKINGうちの審神者の夕麗(JK審神者)本丸に顕現した大倶利伽羅・蜂須賀虎徹・獅子王が同室になって仲良くなるまでの話
タイトル未定「ああ、よかった! あなたが俺の同室だろうか」
穏やかな声をかけられたので、大倶利伽羅は面食らって入り口を凝視した。
淡い京藤色の髪に橄欖石の瞳。それを引き立たせる金色の装束を着た青年が、まるで柔らかい月のように佇んでいた。
こんな真昼間に月も何もないだろう、と我に返った大倶利伽羅は顔を逸らす。それを見た青年は、困ったように首をかしげた。
「すまない……もしかして、部屋を間違えてしまっただろうか。鶴丸国永という刀から、左腕に龍のいる刀が同室だと教えてもらったのだけれど……」
ああ、あいつは余計なことを。大倶利伽羅は、旧知に向けて内心舌打ちをした
たしかに、審神者からノルマの関係で立て続けに新入りが来ると聞いていて――自分の希望が通るのは、最低でもひと月先だと聞いてはいたけれど。
9748穏やかな声をかけられたので、大倶利伽羅は面食らって入り口を凝視した。
淡い京藤色の髪に橄欖石の瞳。それを引き立たせる金色の装束を着た青年が、まるで柔らかい月のように佇んでいた。
こんな真昼間に月も何もないだろう、と我に返った大倶利伽羅は顔を逸らす。それを見た青年は、困ったように首をかしげた。
「すまない……もしかして、部屋を間違えてしまっただろうか。鶴丸国永という刀から、左腕に龍のいる刀が同室だと教えてもらったのだけれど……」
ああ、あいつは余計なことを。大倶利伽羅は、旧知に向けて内心舌打ちをした
たしかに、審神者からノルマの関係で立て続けに新入りが来ると聞いていて――自分の希望が通るのは、最低でもひと月先だと聞いてはいたけれど。
sh04you
DOODLE新刊の創作審神者が成長した姿とかなんとか 特に見なくても良い内容おおよそのキャラ設定の為だけに描いたのでとても雑で見にくい
「影では~」の審神者と「~呼んでも来ない」の審神者は世界線が違うので出会う事は無いけど同じ世界線の同サーバーにいたらわりと仲良いんじゃないですかね 3
昴の部屋
DONE鶴さに♂※捏造設定でオリジナル審神者♂が出てきます。
顕現して初めて主に会った時、…あぁ、俺は関わらない方がいいって直感的にそう思った。何故だかはわからない。
ただ、真っ直ぐ俺を見る主の瞳が苦手だった。
主には極力近づかない様にしたが、そうは言っても使われないことには顕現した意味がない。主からの指示はそつなくこなし、その度に必要最低限の会話のやり取りはした。やはり主の瞳が見れなくて常に視線は主の足元にあったが。
顔が見れない分、声や雰囲気で主のことが何となくわかる様になった。数ヶ月共に過ごしても未だ視線を合わせない俺に主は時折悲しそうだった。
そんなある日、俺は部隊に選ばれ出陣した。遡行軍を倒し、歴史を守る。正しい歴史になる為に消えゆく命から目を逸らさずに。
1119ただ、真っ直ぐ俺を見る主の瞳が苦手だった。
主には極力近づかない様にしたが、そうは言っても使われないことには顕現した意味がない。主からの指示はそつなくこなし、その度に必要最低限の会話のやり取りはした。やはり主の瞳が見れなくて常に視線は主の足元にあったが。
顔が見れない分、声や雰囲気で主のことが何となくわかる様になった。数ヶ月共に過ごしても未だ視線を合わせない俺に主は時折悲しそうだった。
そんなある日、俺は部隊に選ばれ出陣した。遡行軍を倒し、歴史を守る。正しい歴史になる為に消えゆく命から目を逸らさずに。
syako_kmt
TRAININGむざこく30本ノック④延長戦4日目
刀に宿る付喪神な黒死牟…つまり刀剣男子な彼。そんなネタはいかがですか?無惨サマの立ち位置は審神者でも、全然関係ない一般人でも、何でもいいと思います。
刀に宿る付喪神な黒死牟…つまり刀剣男子な彼。 大きな溜息を吐きながら、田んぼのあぜ道を歩く。
この夏、両親が海外に赴任となり、田舎の祖父母宅で暮らすようになった。どうせなら自分も海外生活を送りたかったが、再来年には大学受験があり、両親の赴任先は治安が良くないということで、仕方なく日本に残ることになった。
都会で生まれ育った月彦にとって、バスに乗り、更に山道を歩いて通う高校生活は苦行以外のなにものでもなく、治安が悪くても両親に同行したいと強く押すべきだったと後悔していた。
家は大きいものの古い日本家屋で何かと不便であり、近所に娯楽はなく、テレビのチャンネル数も都会より明らかに少ない。読書や勉強にはちょうど良いが、何も楽しみがないのは都会育ちの男子高校生には不満しかない。
3897この夏、両親が海外に赴任となり、田舎の祖父母宅で暮らすようになった。どうせなら自分も海外生活を送りたかったが、再来年には大学受験があり、両親の赴任先は治安が良くないということで、仕方なく日本に残ることになった。
都会で生まれ育った月彦にとって、バスに乗り、更に山道を歩いて通う高校生活は苦行以外のなにものでもなく、治安が悪くても両親に同行したいと強く押すべきだったと後悔していた。
家は大きいものの古い日本家屋で何かと不便であり、近所に娯楽はなく、テレビのチャンネル数も都会より明らかに少ない。読書や勉強にはちょうど良いが、何も楽しみがないのは都会育ちの男子高校生には不満しかない。
crocodile8882
PAST【再録】それはじわりと飛行機雲みたいに1年前に頒布した本の再録です。
桑名くんと審神者が街で買い物してたら遡行軍に襲われつつも"それ"を見つける本です。
近侍の松井もいます。
※女審神者います
※恋愛要素はありません 34
tis_kri_snw
DONE⚠️燭さに現パロ⚠️毎度の如くヤンデレ光忠
何もかもを持った光忠が羨ましくて嫉妬してしまう審神者ちゃんだが、それは全て光忠が審神者ちゃんを我がものにする為だった話。
囚われの鳥は自由な空の夢を飛ぶ「「かんぱーい!」」
今日は金曜日。
長かった5日間の労働を乗り越えて、後輩からのお誘いに乗ってオシャレで映えそうな居酒屋さんに来ていた。
「今日はありがとうございます!!先輩とご飯に行けて凄く嬉しいですー!!」
「いやいや、そんな大袈裟な…私こそ、誘ってくれてありがとうね」
後輩はカシスオレンジを、私はメロンソーダを頼んだ。
ここは居酒屋ながらもノンアルコールのドリンクもかなり充実しているらしい。
私の頼んだメロンソーダにはアイスクリームとホイップクリーム、その上にちょこんとさくらんぼが乗っていた。
「んん、美味しい。」
「本当ですか!良かったです〜!ちなみに先輩の飲み物のバニラアイス、有名な所のアイスクリームを使ってるらしいですよ!拘ってますよね〜」
9885今日は金曜日。
長かった5日間の労働を乗り越えて、後輩からのお誘いに乗ってオシャレで映えそうな居酒屋さんに来ていた。
「今日はありがとうございます!!先輩とご飯に行けて凄く嬉しいですー!!」
「いやいや、そんな大袈裟な…私こそ、誘ってくれてありがとうね」
後輩はカシスオレンジを、私はメロンソーダを頼んだ。
ここは居酒屋ながらもノンアルコールのドリンクもかなり充実しているらしい。
私の頼んだメロンソーダにはアイスクリームとホイップクリーム、その上にちょこんとさくらんぼが乗っていた。
「んん、美味しい。」
「本当ですか!良かったです〜!ちなみに先輩の飲み物のバニラアイス、有名な所のアイスクリームを使ってるらしいですよ!拘ってますよね〜」