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    はぱまる

    DOODLE派生🌟がセカイに居るって設定のやつ!いつか本編(多分各話の繋がりが薄い短編集みたいな形で書くかな)に組み込みたいとは思いつつその本編がまだ序盤も序盤しか書けてない中ここだけ書いちゃったからチラ見せってことで。
    一応、勘違いしてほしくないので言っておきますが、私はロミオの生き様もいいものだと思うよ。
    「それくらいで怯えるんじゃない! 本当に君はどうしようもないな」
     ムッとした様子のロミオに、トルペは肩を下げ目を逸らす。ロミオは「全く……」と呆れた様子で首を軽く振る。随分と厳しいのだな、と思った、その矢先のことだった。
    「そんなに弱いままなら殺してしまうよ!」
     は、と三人は目を見開いてロミオを見つめる。当然のように言った彼は、それが常識という顔をして、子供でも叱り付けるように眉を吊り上げトルペを見ていた。トルペはトルペで、酷く怯えたという様子でもなく、ただ凄く嫌そうな顔をするのみ。
     殺す……殺す? 今彼はなんと言ったのだ? と、三人ともが、司と同じ顔から出た言葉を咀嚼し切れず固まっていると、クラウンが「待て待て待て!」と叫んでトルペに抱き付いた。そしてロミオの顔の前にぬいぐるみを下げて「ダメだダメだダメだ!」と喚く。
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    PROGRESSお互い大好きなのに、片思いと思い込んだまま事故るイデアズ
    ②https://poipiku.com/595058/8494495.html

    ※煽り愛
    ※切ないすれ違いのえっちからウルトラハッピーエンド
    ※R18になる
    ※お互い思惑があり相手を出し抜こうとする
    ※更新目安4~5000前後
    ※💀視点が終わるくらいまでを掲載予定
    (■序💀→🐙視点)
    ※完成できそうならまとめて本に
    Good luck 1 どうして、こんなことになっちゃったんだっけ?



     聡明なはずのイデアの頭脳は今、機能を停止していた。
     ベッドの上で、大好きな子が、自分の腕の中に収まっている。
     いや、実際は、そんな風に甘く色めいた表現がゆるされる状況ではなかった。
     イデアの左手はアズールの手首を掴み、右手はその肩を押さえ込んで、膝は細い腰を跨ぎ、その身体をベッドに縫い付けている。
     皆が寝静まった、夜中の0時過ぎ。オクタヴィネル寮内のアズールの部屋で、イデアは、アズールを強引に押し倒し、その身体をベッドに組み敷いていた。
     部屋の灯りは、窓から差し込む海水越しの、仄かな月明かりだけ。
     ゆらゆらと頼りなく淡い光ではあったが、イデアからはアズールの姿が良く見えた。いつもかけている銀縁の眼鏡を、外しているせいもあるかもしれない。息を呑み、驚愕に瞳を見開きながら、こちらを見上げているアズールの表情が、はっきりと見えた。
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    はぱまる

    CAN’T MAKE勢いで書いて放置してあったやつを持ってきました。司と瑞希の話、の序盤です。本当にこんな課題が出ることあるのかは知らん。リアリティある学校が書けない人間なので、学校あるあるとか学生あるあるとかのマシュマロを常時募集しております。
    指定形自由課題 その日、神高全域にとある課題が出された。全学年全クラス共通の物である。自主性を高める為とか創造力を養う為とか理由付けは色々されていたが、そのつまりの課題内容とは、簡単に言えば夏休みの自由研究のような、何をやらかしても犯罪じゃなければ大体許される(!)ような、範囲の広いもの。但し長期休みのそれとは違い、ひとつ条件がある。曰く、複数人で作ったものに限る…というもの。つまりは、誰かと協力しないとダメだよ☆ということである。社会性を養う為やらなんやら理由付けはなされていたが、『じゃあ自主性ってなんだよ』とか『ネットに上げたら絶対叩かれるぞお前ら』とかいう思春期的で反抗的な文句は黙殺され。なんやら、近年に建てられた真新しい学校らしいと言えばらしい、校風の比較的自由な神高の暴走だという声もありつつ、流石変人ワンツーフィニッシュを抱え込んでるだけはあるという皮肉めいた囃し立てもありつつ、ボッチに優しくない日々が始まったのであった。
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