怪文書
snhk2501
MEMO北河と无限。短文怪文書。たぶん藍渓鎮26話から少し経ったくらいの話。「すまない」
熱に魘される无限の呻き声から、言葉として北河に聞き取れたのはそれだけだった。握った彼の手が熱を帯びて熱い。
无限は多くを語ろうとしなかった。北河も、彼の素性や何があってここに連れてこられるに至った傷を負ったのか、尋ねようとは思わなかった。時折見せる彼の昏い表情に、尋ねられなかった。
医術師の北河にも、癒せない傷はある。その傷こそが、无限の負った傷の中で最も深刻なものであることを否応なく思い知らされる。
──それで、己に何ができるというのだ。
北河は自らに問う。
──救うなどと、軽々しいことはとてもいえない。それでも、共ににいることはできる。
それが北河の出した答えだった。
──少なくとも、今は。
北河は无限の額に乗せていた布がぬるくなったのを取り、氷水に浸け冷やしたものと取り替えた。彼の表情から力が抜けたのを見るに、悪夢は去ったようだ。
无限が老君によって運び込まれてきてからそんなに月日が経ったわけではない。だというのに、ここまで絆されてしまったか、と己に北河は小さく笑った。 458
snhk2501
MOURNING「ここを経つ日」北河+无限の怪文書。
北河の娘の養父になる无限の妄想。
いつもの設定じゃなく北河が一般人。
正直「守り人」のパロディ。
北河の口調わからん…………无限が北河に会ったのは半年ぶりだった。
彼は医術師としての腕を買われてたびたびこの地の君主のところに出仕していたのは無限も知っていた。だが、深夜、无限の家に転がり込むようにして来た、北河の話は无限の想像より深刻だった。否……あり得ることだろう。だが、まさかそれが旧知の友にまで及ぶとは、予測し得ないことだった。
北河は次期当主争いに巻き込まれた結果、娘を人質に現当主の次男に取られ、毒を盛ることになってしまったというのだ。
「无限……頼みがある。娘を連れて逃げてくれ。俺はいずれ殺される。おそらく、娘もだ。だけど、あの子まで死なせるわけにはいかない。あの子は…俺の、全てなんだ」
「……っ」
北河自身も助ける手立てはないか、思考を巡らせる。だが、今でさえ監視を抜け出してきたという状況を思えば、北河が失踪すればあっという間に追手がかかるだろう。多勢に無勢になる可能性もある。无限独りならどうにでもなるが、北河やその娘を連れた状態で、それは避けたい。
結局のところ、北河の言う通り、无限が北河の娘を連れて逃げるしか手立ては無かった。
「……わかった」
无限は北河を抱きしめて言った。
──こんな 687
kuisemura_b
DOODLEフロif怪文書。フロの名前は出てないけどフロなんですよ……。
多分未来ifしなずの旅
『故郷に還りたかった想い分、同じくらい長く遠くまで歩いて、一緒に生きて。』
どこか彼方の地平線、いつまで経っても枯れない花を持つ旅の男がいるという。
若く雄々しい風態の男だが、どこか生気も覇気も無い。いっそ悲壮感すら滲んでいる、それでも男は歩いている。
時折寄る街や村で困り事が起こり、手を貸せる事柄であれば手助けし礼をしたいと言われれば、これに助けろと言われただけだ、特に何もいらん。と花に目線を移してぼそりと呟き、そのまま何も欲せず立ち去るのみ。不思議な人もいるものだとゆるゆると噂が方々に沁み渡る。
彼の携える生々しく水気さえ含んだ枯れぬ花は遠い日、彼の反魂の為に生命を削り変化術を捨て姿を変えた伴侶である。
(この道行はお前の怒り、お前の愛だ。俺はそれに応えねばならない)
指先で花弁に触れ、口付ける。疲弊し切った死んだ心と魂にすら、未だ伴侶への愛が脈打っているが故に。
まだ男は歩き続けなくてはならない。 428
白ゲコ(aktkg)
DONE怪文書「私はセ殺隊になりたくて貴社を志願しました」ここは株式会社JoyJoyMAX。せろがん氏創設の大手企業だ。セ殺隊としてポセイドン型だろうと肺胞ダンジョンだろうとタネガトリングガンズオブザパトリオットで打ちのめす自信がある。
もう1つの企業説明会で「技術のある奴はァそんなこと聞かないよね」と揚げ足取られたことを思い出す。ハッピーカッターで屯田兵の底力を見せつけてしまったため立つ瀬がない。一発逆転ギャンブルしか残されていないのだ。
「面接は以上です。本日はありがとうございました。次は実技試験でお会いしましょう。」
風が吹くたび悪寒がしたものの、面接は無事突破したそうだ。お祈りメールでも来ようものなら頭がパニックボーンだった。
「本日は実技試験にお集まりいただきありがとうございます。あちらのてーつく部屋には本物のセクシーガールズドットコム、セクガが潜んでいます。ダミーを攻撃しないようセクガのみ駆除してください。」
「やってるねぃ」
「やってるねぃ👫💋👉👌」
「オルボンゴルディア帝国」
「JoyJoyMuscle」
「キャベツ❤💜❤💙💚」
分かりやすいが故に迅速かつ 1040
白ゲコ(aktkg)
DONE怪文書緑のバカがやられた。なんだ、いつも通りじゃないかとお思いではないだろうか。
今日はミカルゲのカオスが目隠しして挑戦した日だ。緑のバカは行っていない。
そもそも、いくら汚名を着せられても奴はカクレオン。運命の父さんから出れば最凶の元店主である。手に掛けようとすること自体が無謀のはずだ。全く油断も隙もなかった。
チーム内外問わず疑惑のある者を洗いざらいした結果、下記の通りとなった。
・バチコリス(パチリス)
・ファンブル(ドーブル)
・トレジャータウンのカクレオン達
・レディアン(運命の父さん出身)
バチコリスはドリンク漬けの後、珍しいポケモンを次々に勧誘して以降は長期休暇を貰っている。大抵ドリンクスタンドにいるパチリスと五臓六腑に染み渡る幸福に満ち溢れた極上の旨味に関して語っていることを見かけるため候補に挙げられた。
次にファンブル。バチコリスとは対照的にレベルを下げられたドーブルである。しかし覚えている技の中には心の目と滅びの歌がある。遠距離で気配を悟られた時点で命はない。そんなファンブルが1人でゼロの島北部から帰還して黄金仮面を手にしたと聞いた時には腰を抜かした。奴ならどこで 841
白ゲコ(aktkg)
DONE怪文書11:23分になりました。NEWS160のお時間です。わたくし夜輝ねいがお送りいたします。
本日は運命の父さんチャレンジをしているというノゴローンさんに中継が繋がっております。取材班のころすけさーん!
『はーい!こんにちはー!レポーターのウソッキーでーす!早速オワタ式ゴローンで攻略中の…おっと?なんと!ワープスカーフで飛んだ先は階段ありモンスターハウスでございます!しかも八方塞がりです!ノゴローンさんはお取り込み中のようなので、とりあえず入口に近いメタングさんにお話を伺いたいと思います!メタングさんいかがでしょうか?』
『あーそうですねぇー今日も運命の塔はあったかいですねぇー』
『そうですかーありがとうございます。チルッティドラグーンさんはいかがでしょうか?』
『オマエヲコロス!!!』
『アハハハ、すみませんねなんかね、ちょっとヤバい人もカメラに写っちゃったですけどね。はい、というわけで運命の塔64階からの中継は以上と』
『オマエヲコロス!!!!!!』
『うわっ!うおっ!終了でーす!』
はーい、現場の臨場感溢れる取材ありがとうございます!今後のノゴローンさんのご活躍に期待ですね! 553
白ゲコ(aktkg)
DONE怪文書うんぽこネズミーランドにやって来た。至る場所でパワーBGMが流れており、それに合わせてスタッフも歌って踊って盛り上げている。さすがプロ。スタッフは皆バケモンスマイルを維持している。今にも鼓膜が破けそうになるくらいに賑やかだ。
今回、私は目玉であるジョイジョイミッキー先生に会いに来た。報酬の9割が搾取される零細企業に勤めており、朝も昼も夜も疲弊していた頃に出会った。先生の語る人生論に心を打たれ、新作動画が登場する度に穢れた精神が洗われている。
先生はどうやら エンジニア やってると聞いた。チャッピーという名のイルカを毎朝ベーリング海で散歩させることがルーティンである。命を懸けたダウトで全てを失ったこともあるらしい波乱万丈な人生だ。
先生が主催するアトラクション、チコリータジョイマが出ちゃった一瞬に辿り着く。しかし、このアトラクションは皆が皆パワー216ばんどうろを斉唱している人気なスポットであるため私の声は届かない。
伝えたいのに。私の気持ちを。
叫ぶしかない。ボタニキュラで人語アンインストールしたときのように。
「ジョイジョイ先生ーーー!
私、あなたの事が好きになっちゃっ 673
白ゲコ(aktkg)
DONE怪文書それは数年前の夏だった。数年間清掃していないクーラーを起動しようものなら喘息が出るだろうと諦めて扇風機で暑さを凌いでいた。今思えば、そこで業者を呼ぶなり自分で清掃すればよかったのだろう。センタッキーフライドチキンがあれば楽なのにと何度も考えた。
風通しが悪く、下手すると外よりも暑かったかもしれない。きっとこの暑さならマリオが自ら突風スイッチを踏んでいただろう。暑さで尿意尿意MAXすら面倒くさがっていた時、謎の囁きが聞こえてきた。
……あついよお……
最初は暑さでついに幻聴が聞こえてきたのかと思い、ピーピーマックスを飲もうとした。
……あつい……あつい……
さすがに何か居ると感じ、払いの毛玉を構えようとした。しかし見つからない。どうやら奴に泥棒されたらしい。
見なければよかったものを、恐怖よりも好奇心が勝ってしまい後ろを振り向いた。
お嬢様学校に「踊り手」としてゲッツされたような動きをして、奇妙な顔のチコリータがこちらをみてしんどそうに微笑んでいたのだ。
「…やってるねぃ…お前死ぬぞ?クーラーくらいセンタッキー使おうぜ…?それとも粘ついてる…?……あつい…あついよお… 594
お粥さん
MEMO怪文書1🦀知識不足であったり、まだまだ解像度が足りない点があると思うので、お許しください🦀前置きが苦手なので、突然はじめます。
リアルタイムで自覚を持って観測できてなかった時期のものって、アーカイブが残っているものなら履修もできるし、なんなら余裕があるときは当時のご本人方周辺のSNSもできる範囲で確認しながら見たりはしていたんですが、やっぱり肌で感じる大きな流れの中での動きっていうのはリアルタイムだからこそだな…と思ったり最近します。
そういった中でも、クソなが長文や音声などで、感じたことなどをずっと書き留めたり録りためたりしていたので、最近始めの頃に衝動的に記録していたものを聞き返してみたら、大号泣してました…(ドン引き)
『…知ることが出来て、出会えてよかった…今この瞬間も活動していてくれてありがとう…そこにいてくれてありがとう…本当によかった…っ(鼻水ズズッ)』
って言ってました…キツい(ドン引き)
多分、リアタイに本腰で足をいれつつ、アーカイブを消化して、もっと知りたいとネット上のあらゆる文献を調べ漁り、支部で色んなジャンルの二次創作の作品を見始めた時期です。
もっと詳細にいうと、色んなクソでか感情をもってしまった上で、死ネタ、引退ネタのSSを読み泣いて、 2246
hebotsukai
INFOびっくりするほど分かりづらい『黒埼ちとせちゃんになりたい話』について。補足説明と言い訳と反省点と呪いの手紙みたいな怪文書。・おとぎ話やアニメの中の「お姫様」に憧れる女の子の話です。大抵は現実と折り合い付けてマイペースにファッションや雑貨を楽しんでいくのかな……なところですがこの主人公は「黒埼ちとせ」という強烈な“理想″に魅せられてしまったためにゴール目指してバグってしまう。幼少期からお姫様に強い憧れ→ちとせちゃんと出会う(ちとせちゃんになると決意)→ファン活しながら肉体改造→ちとせちゃん活休→彼氏が半年振りに帰ってきたりバイトで色つけて貰えたり色々→退学したり彼氏と別れたり本番行為バレてクビになったり勘当されたり→容姿だけでは真のお姫様になれないと悟る(じゃあ何が足りないの?)→VelvetRoseデビュー→ちとせちゃんにあって自分に足りないもの(白雪千夜)を補おうとする=小学生男児を襲う→被害者の両親と示談→示談金を工面するためちとせちゃん化計画を諦める→生誕イベ当選→反省黒染めして新しい店で示談金支払いながら食い繋ぐ→生誕イベ参戦!の流れです。分かりづらいな!!!
・主人公の言動については断じて自分や特定の人物をモデルにしておりません。主人公以外の作中人物の主張についても同様です(むしろ筆者の 2317
くろの
INFO文章を投げる専用のサイト作りました。(一応スマホでも見れました)http://krn.dojin.com/
Pixivに投げるのはなーって感じで躊躇っちゃって何も書けない状態になったから「じゃあ文章はサイトに投げればよくね!?天才!!」って勢いで作りました
好き勝手に書く怪文書製造工場なのでちゃんと注意書き読んで各自で地雷回避してくださいね。
チョコセコしかないです。
deadleee
MEMO自分用、推しカプの攻め鼻血チャートです。バカだな????今までは鍾会くんがぶっちぎりで鼻血ブーだったけどヴァモーキ(というか超徳)の参戦により順位変わったな…興奮しすぎて鼻血がでちゃうほど受けが好きな攻めが好きっていう話なんです(怪文書)