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    lin_co10ri

    DOODLE12/10降志webオンリーイベント「Not First Love,2ND」展示作品です。ほぼポエム。
    来年の映画のタイトル穴あきヒントが出た時に、一番に思い浮かんだのがこのタイトルでした。
    これは降志…!と思っていて、今回のティザー、特報に情緒揺さぶられているうちに、つい書いてしまったものです。
    いずれひとつの話にしたい、とは思っています。
    そうなると、きっと黒塗りにされる部分ですね、これ。
    黒塗りのラブレター拝啓


    君があんな風に泣くなんて、知らなかった。

    いや、僕は君のことなんて、何も知らないんだ。
    どんな風に笑うのかも。何を思っているのかも。どうやって生きてきたのかさえ。
    ずっと僕の心の中に君という存在が、何かしらの形で居たということは。紛れもない事実だと言い切りたいが、これまで君のために何もできなかったことを思えば、近づくことさえできない。

    何故そんな風に泣いているのか、胸が引きちぎられるほど苦しくて、気になって目に焼き付いて離れないけれど。
    泣いている姿に、生きているという鼓動と躍動を感じて、崩れ落ちそうなほど安堵している自分もいる。
    君がそんなに素顔を晒せているのが。誰がいるからなのか、誰の前なのか、誰のためなのか。そんなことさえ気になってしまうけれど。
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    minaduki_comcom

    DONE教官が集会場で吊るされていたその頃、たけほのちゃんは惰眠を貪っていたのだった、という話。
    やたら長くなっていたので分けました。

    作中、教官が狩猟前に情報伝達を怠るという有り得ないミスをしていますが、奴も思いっきり動揺していたということで許してください。
    猛き炎の嫁取り物語 激闘編 ヒノエさんとミノトさんのおうちは、この里で二番目に安全な場所だ。私が何をしても、何があっても味方で居てくれる稀有な人たち。一番は言わずもがな、なんだけど、今朝方その場所を放り出して来てしまった私は戻る事もできず、客間の布団で丸くなっている。

     どうしたら良かったんだろう。いや黙ってあの人を受け入れられたらそれが一番だったはずなのだ。知らないものにパニックになる悪い癖が出ないよう、事前に丹念に予習と復習を重ねていたというのに、私を組み敷いたあの人は……よそう。やはり絵巻物を借りた際ミハバかツリキに実物を見せてもらうのだった。泣いて勘弁してくれ死にたくないと拝まれたので断念したが、無理にでもひん剥いてやれば良かった。男性にも個人差があるから参考にはならないと言っていたがやはり絵と実物は違うだろう。全然違ったと言うかまともに見ることも出来なかったんだけど激おこフルフルもかくやというのは……いや、やめやめ!どうしても思考がそっちに行ってしまうため、どうにも布団から出られない。いやだいやだ、昼間から布団かぶって閨事を反芻してるだなんて、まるで私が、え、えっちな子みたいじゃないか!違うもんえっちな子じゃないもん、昨夜だって全然よくわかんなかったし、ただ教官が、手が大きくて熱くて、あああああああああもう!
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