杭
🌱(め)
MEMOクラさん誕生日祝いのノスクラを書こうとしていたんですが最初の数行で詰んでしまったのでプロットだけ放流させてください 1日オーバー…清書を諦めたプロットになりますのでご了承ください…
黒杭時代の過去を勝手に捏造しています 黒杭さんも昏夢のクラさんもみんなひっくるめて生まれてくれてありがとうおめでとう
※ノスクラです 要素は薄い
全ての貴方が祝福されますように。教会の鐘が鳴る。
カソック姿で振り向く。一瞬黒杭時代の自分を幻視する。懐かしい故郷の土の匂い。手の中には杭がある。
ーーーすぐに我に帰る。
ここはビルの屋上である。200年前のルーマニアでは、ない。握っていた拳を開いた。足元ではクラージィが引き千切ってやった下等吸血鬼の腕部が灰になってあっという間に強風に攫われていくところだった。吸血鬼の聴覚が地上の喧騒を捉え、屋上の端へ寄ってみる。眼下には吸血鬼対策課の制服を着た男女が何人も集まって来ているのが見えた。下等吸血鬼に囚われていた成人や子供たちは皆一様に屋上に倒れ伏している。じきに発見されるだろう。
クラージィが街を歩いていたところで路地の奥から子供の母親を呼ぶ悲痛な声が聴こえたのだ。目をやると母親が縋り付く幼児の手を振り払いふらふらと人形のような足取りで異形の手を取ろうとしている所だった。クラージィの背丈の数倍はあろうかというその吸血鬼は襤褸を纏って人間のような背格好に見えたが、覗く顔と母親に伸ばす手は人間のものではなかった。クラージィが駆け寄ろうとすると吸血鬼は母親の身体に前腕を巻き付けてビルの壁伝いに上方へ飛び上がろうとした。おそらくそれが『狩り』の方法だったのだろう。咄嗟に軟体生物じみた脚部のうちの1本を掴み、そのままクラージィもビルの屋上へ引き摺り上げられたのだった。
4950カソック姿で振り向く。一瞬黒杭時代の自分を幻視する。懐かしい故郷の土の匂い。手の中には杭がある。
ーーーすぐに我に帰る。
ここはビルの屋上である。200年前のルーマニアでは、ない。握っていた拳を開いた。足元ではクラージィが引き千切ってやった下等吸血鬼の腕部が灰になってあっという間に強風に攫われていくところだった。吸血鬼の聴覚が地上の喧騒を捉え、屋上の端へ寄ってみる。眼下には吸血鬼対策課の制服を着た男女が何人も集まって来ているのが見えた。下等吸血鬼に囚われていた成人や子供たちは皆一様に屋上に倒れ伏している。じきに発見されるだろう。
クラージィが街を歩いていたところで路地の奥から子供の母親を呼ぶ悲痛な声が聴こえたのだ。目をやると母親が縋り付く幼児の手を振り払いふらふらと人形のような足取りで異形の手を取ろうとしている所だった。クラージィの背丈の数倍はあろうかというその吸血鬼は襤褸を纏って人間のような背格好に見えたが、覗く顔と母親に伸ばす手は人間のものではなかった。クラージィが駆け寄ろうとすると吸血鬼は母親の身体に前腕を巻き付けてビルの壁伝いに上方へ飛び上がろうとした。おそらくそれが『狩り』の方法だったのだろう。咄嗟に軟体生物じみた脚部のうちの1本を掴み、そのままクラージィもビルの屋上へ引き摺り上げられたのだった。
maron_way_ML
DONE⑦ 弊社の🦇🟥×🐺🟩 おししょー様とお掃除編良い子の魔物図鑑
吸血鬼
人や動物の生き血を吸って生きる魔物。このシリーズでは狼男と違って吸血鬼に噛まれても転化せず、生前何らかの罪を犯した人間が心臓に杭打たれることなく埋葬されると成る。一度完全に死んだため、体温は低いし心音も聞こえない。
魅了、催眠、変身、念力等様々な力を持つが、その分弱点も多い。日光、流水、銀は🦇🟪でも避ける。 4045
キリ(・ิω・ิ)
DOODLE普通になんでもないように駅弁しながらそこら辺あるく多聞。なんなら普通にマシンガントークしてる、。お腹に杭でもはいってんの?!っていうぐらい苦しめられてる茶々さん。落っこちそうで怖いのでだいちゅきホールドしてるし、なんならそのだいちゅきホールドで機嫌がめちゃくちゃいい多聞。真央りんか
DOODLE黒杭note後。吸血鬼を自覚するクラ+ドラ、とロナ ただひたすらに寒い以外はなにもかも覚束ない状態で、行き会った男に片言同士で指し示され、異国らしき知らぬ町の知らぬ場所を訪れた。
出迎えた顔色の悪く痩身の男は、ありがたいことにすぐ言葉が通じた。
振る舞われた温かい茶とクッキーをいただき、その味に懐かしさを感じた。そして、この四角い建物と簡素な部屋を城と呼び、自らを吸血鬼と称し名乗った男にも記憶を刺激された。
まずは縋るように自分の状況を打ち明ければ、大きく三つ驚くべきことを伝えられた。
ここが二ホンという極東の国であること。
今が私の認識より一九〇年経っているということ。
そして、私が吸血鬼であること。
途方もない話を目の前に、手の中のティーカップの温かさが感覚を現実に繋ぎ止めている。
1325出迎えた顔色の悪く痩身の男は、ありがたいことにすぐ言葉が通じた。
振る舞われた温かい茶とクッキーをいただき、その味に懐かしさを感じた。そして、この四角い建物と簡素な部屋を城と呼び、自らを吸血鬼と称し名乗った男にも記憶を刺激された。
まずは縋るように自分の状況を打ち明ければ、大きく三つ驚くべきことを伝えられた。
ここが二ホンという極東の国であること。
今が私の認識より一九〇年経っているということ。
そして、私が吸血鬼であること。
途方もない話を目の前に、手の中のティーカップの温かさが感覚を現実に繋ぎ止めている。
おもち
DONE黒い杭後に書いたノスクラ。両片思いからの成立する話です。クラさんは完全に片思いだと思っていて、ノースは両思いだと気付いているけど、まだ手を出しあぐねているくらいの時期なんだと思います。書いた時期の関係上、クラさんからノースへの二人称が「きみ」です。
神よ、これは罰なのでしょうか。
今は遠い天上へと問いかけるが、当然答えなど返ってこない。
落ち着け、大それた事態ではない。そう己に言い聞かせるが、どうしたところで落ち着けそうにもない。
「ノースディン」
小声で呼び掛けるが、返事はない。規則正しい呼吸に、その鼓動。穏やかに眠っているようだ。
なんとか距離を取ろうと動くが、案外逞しいノースディンの胸に抱きすくめられていて、それは叶わなかった。
何故こんな事態になってしまったのか、と数刻前のことを思い起こすとどう考えても自分に非がある。ノースディンは被害者と言えるだろう。
小さくドアが開く音がして、その後にベッドへと歩み寄る足音がする。人間の時と比べ、聴覚が鋭くなっているようで、些細な音だが目が覚めてしまった。
3526今は遠い天上へと問いかけるが、当然答えなど返ってこない。
落ち着け、大それた事態ではない。そう己に言い聞かせるが、どうしたところで落ち着けそうにもない。
「ノースディン」
小声で呼び掛けるが、返事はない。規則正しい呼吸に、その鼓動。穏やかに眠っているようだ。
なんとか距離を取ろうと動くが、案外逞しいノースディンの胸に抱きすくめられていて、それは叶わなかった。
何故こんな事態になってしまったのか、と数刻前のことを思い起こすとどう考えても自分に非がある。ノースディンは被害者と言えるだろう。
小さくドアが開く音がして、その後にベッドへと歩み寄る足音がする。人間の時と比べ、聴覚が鋭くなっているようで、些細な音だが目が覚めてしまった。
おもち
DONE黒い杭後に書いた同棲中のノスクラの話です。書いた時期はまだ二人は会話どころか再会していなかったため、ノースへの二人称が「きみ」になっております。「お前」呼びも美味しいけど、「きみ」も好きだったので、そのままにしています。だいぶノースが浮かれポンチだけど、仕方ないんです。年下の恋人が可愛くて仕方ないです。
香り高い紅茶に、少しいびつな形のアイスボックスクッキーをお茶請けに、夜の二人きりのティータイムを過ごす。
さくり、と音を立て口の中でほろりとクッキーがほどけていく。見た目は及第点だが、味は十分に美味と言えた。
少し前までは想像もしなかった穏やかな時間に、ノースディンは向かいに座る緊張した面持ちの男を見る。
「どうだろうか?」
「上出来だ」
ノースディンの言葉にクラージィは安堵の息を吐き、骨ばった指先でクッキーを一つ抓み口へと運ぶ。
いつもは難しい顔をした男が、顔をほころばせる姿につられて微笑みそうになり、ノースディンは誤魔化すために完璧な所作でティーカップを口元へと運ぶ。
「君やドラルクの作ったものには到底及ばないが…うまいな」
1939さくり、と音を立て口の中でほろりとクッキーがほどけていく。見た目は及第点だが、味は十分に美味と言えた。
少し前までは想像もしなかった穏やかな時間に、ノースディンは向かいに座る緊張した面持ちの男を見る。
「どうだろうか?」
「上出来だ」
ノースディンの言葉にクラージィは安堵の息を吐き、骨ばった指先でクッキーを一つ抓み口へと運ぶ。
いつもは難しい顔をした男が、顔をほころばせる姿につられて微笑みそうになり、ノースディンは誤魔化すために完璧な所作でティーカップを口元へと運ぶ。
「君やドラルクの作ったものには到底及ばないが…うまいな」
おもち
DONE同棲中のノスクラ成立前の二人です。黒い杭の後に書いたもの。そのため、ノースがわりとまだ格好つけています(当社比)冷え性クラさんにノースがマッサージしています。下心は無いとまだ言い張る時期のノースです。
この頃はノースと再会しているのかすら分からない時期でしたね…。今となっては懐かしい。
吸血鬼は何に祈り、何に誓うのだろうか。ノースディンは、とうの昔に人間であることを辞めた頭の片隅で考える。
つい先日目覚めたばかりの、吸血鬼としてはまだ赤ん坊同然の我が子を保護し屋敷へと連れ帰ったのは、血を与えた親吸血鬼として当然の成り行きだった。
誓って――――あえて誓うとすれば、クラージィに誓って、やましい気持ちなど何一つ無い。
そう誰に言い訳するでもなくノースディンは、ベッドヘッドに背を預け戸惑った様子でこちらを見る赤い瞳に気付かないふりをした。
再会したクラージィは体が酷く冷たく、どれだけ部屋を暖炉の炎で温め、その瘦せ細った身を毛布でくるんでも末端が冷えるらしく、寝付きが悪い。
ノースディンがそれに気付いたのは、クラージィの目元にくまが出来てからという事実は、思い返す度に無意識下に室温を下げてしまうほどに許し難いことだった。
2029つい先日目覚めたばかりの、吸血鬼としてはまだ赤ん坊同然の我が子を保護し屋敷へと連れ帰ったのは、血を与えた親吸血鬼として当然の成り行きだった。
誓って――――あえて誓うとすれば、クラージィに誓って、やましい気持ちなど何一つ無い。
そう誰に言い訳するでもなくノースディンは、ベッドヘッドに背を預け戸惑った様子でこちらを見る赤い瞳に気付かないふりをした。
再会したクラージィは体が酷く冷たく、どれだけ部屋を暖炉の炎で温め、その瘦せ細った身を毛布でくるんでも末端が冷えるらしく、寝付きが悪い。
ノースディンがそれに気付いたのは、クラージィの目元にくまが出来てからという事実は、思い返す度に無意識下に室温を下げてしまうほどに許し難いことだった。
konno
DOODLE杭州探検with小青ちゃんパートの学パロ🎓🎀おじいちゃん先生に補習を命じられるギャルとその引率を任される真面目な生徒(プレイヤー)の図に見えてしかたなかったので……
(弊府のプレイヤーキャラは穆桂英さんでした)
ナナキ
DOODLE読切ドラロナ♀ ※少し流血注意 描きたいとこだけ描いた漫画めちゃくちゃネーム モブ吸血鬼がでしゃばります 読ロナ長い髪の毛掴まれた時刀で切って戦ってほしいなっていう‥‥やつ‥‥ ドラはなんか銀の杭で動けないし死ねない謎設定 全然女の子ってわからないな‥‥ 4R_lilicoco
DOODLE少しの時間も/クラノスノスの胸には杭の跡、クラさんの体にも
放浪時期の細かな怪我跡があるといいなと思います
互いに小さな傷(時の刻み)を残してる
⚠露出はないですがふたりとも服無しです 背後注意
スズ🍠
DONE【水都】Paradiso(マテオ・リッチ&徐光啓)マルコ・ポーロの絶賛した杭州で、龍井茶と東坡肉でゆっくりしてね、的な絵(なお龍井茶はない)。
今回は背景主体のイラストに挑戦してみました。それに合わせて全体的に淡い感じ。画力はまだまだですが、描かない事には上達しないので自主練です。影のでき方とか光の当たり方とか、ちゃんと勉強したいです。 4
犬と暮らしたことがない
DOODLE線やら塗りやらこぎれいに仕上げるまでの気力なかってゃうらみの杭→吸血鬼退治→ヴァンパイアハンターわたなべ(と きんじょ〜さん と ヴァンパイアかなめけいさま)
n番煎じかもしらんがしらん