枕
sena
REHABILIなんか短い話を書きたくて、ちょっと書いてみた。兄上を膝枕しながら、ゆらゆら団扇で扇いであげる千くんがテーマ。なんか最後が不穏なのは性癖です。
夏の嘘つき近年稀にみる猛暑に見舞われた、七月某日。打ち水など一瞬で干上がりそうな日差しの中、俺は”特等席”で涼をとっていた。
「お隣の斉藤さんも、先日倒れたそうで」
眩しいほどの日差しが照り付ける庭の、縁側にて。ゆるりと団扇を扇ぐ千寿郎が、兄上も気を付けてくださいね、なんて気遣わしげに告げる。その言葉は、そのままお前に返そう。ついそんな言葉が口をつきかけたが、何とか踏みとどまる。弟の膝を枕にしている身分では、どうも説得力に欠けるのだ。結局、兄の威厳を取り戻す間もなく、千寿郎は小さな子どもに言い聞かせるように笑った。
「それにしても、外での鍛錬も程々にして下さいね」
「…うむ」
「兄上、暑いの苦手なんですから」
そうでしょう?と同意を求める声に、曖昧に頷く。すると機嫌をよくした千寿郎が、団扇を扇ぐ手を止めないまま、俺の額に滲む汗を拭ってくれる。いつから用意していたのか、水を含んだ手拭いはひんやりと冷たくて。その気持ちよさに、俺は目を閉じた。
1495「お隣の斉藤さんも、先日倒れたそうで」
眩しいほどの日差しが照り付ける庭の、縁側にて。ゆるりと団扇を扇ぐ千寿郎が、兄上も気を付けてくださいね、なんて気遣わしげに告げる。その言葉は、そのままお前に返そう。ついそんな言葉が口をつきかけたが、何とか踏みとどまる。弟の膝を枕にしている身分では、どうも説得力に欠けるのだ。結局、兄の威厳を取り戻す間もなく、千寿郎は小さな子どもに言い聞かせるように笑った。
「それにしても、外での鍛錬も程々にして下さいね」
「…うむ」
「兄上、暑いの苦手なんですから」
そうでしょう?と同意を求める声に、曖昧に頷く。すると機嫌をよくした千寿郎が、団扇を扇ぐ手を止めないまま、俺の額に滲む汗を拭ってくれる。いつから用意していたのか、水を含んだ手拭いはひんやりと冷たくて。その気持ちよさに、俺は目を閉じた。
🄬ou
DOODLE9周年おめでとう絵という名のストーリー読了記念絵!ジン主狙ってるだろってところあって読みながら「ひぇ…」
て言いながら進めてた。ムービーも取っといたぜ
主人公(CV梶裕貴)のジン呼びには枕に顔を沈めたぜ
おかわり
DOODLE[ハジトシ]受けの膝枕より、攻めの膝枕の方がより好き🙋♀️寝てしまって残念なような、構ってもらえず拗ねたいような、甘えられているようで嬉しいような、そんな感じのハジメちゃんは可愛いだろうね〜〜っていう絵🧑🎨
pirafudoria
DOODLE【イラスト紹介】【オリキャラ】ニャンコと抱き枕【ピラフドリア】
ニャンコを描きました。
LOVEな抱き枕を抱えて眠る。
今日は友達と一緒にちょっぴり怖い映画見た。何の映画かのヒントは「ムカデ」
#オリキャラ #イラスト #絵描きさんと繋がりたい
(横に)育つ人
PASTししさめ。ツイッターに上げてる小説未満の短いやつまとめ。1,あまえたい(膝枕)
2,香りの話(付き合ってない2人)
3,香りの話(付き合ってる2人)
4,限界オタクのBL診断のお遊び冒頭
5,ゲームを始めようか。をお題にした140文字SS 5
benizakura626
DOODLE【進撃】別垢で書いてる生存IF小説のマーレ編オルオさん(23)が夢枕に立った姿がめちゃくちゃ良かったので描き止めた落書き。
(生存IFでは女型戦で大怪我して療養してたのでマーレ編ではリハビリ中)
spaceyuko
DONE「……好きにしていーよ…?」⚠️ランジェリー猪くんです。
七の誕生日の夜に間に合うように、猪くんは、がんばって用意しました。
ランジェリーは、七サンが好きそうな、かわいくて、ちょっとエッチで、でも下品じゃないやつ。YES枕は、amzmで1ヶ月前に購入。押入れの奥の奥にしまっておいた。リボンは、街の手芸屋さんのショーウィンドウを見てビビッと来て購入。頑張って自分でまきまきした。 2
lierror
DOODLE包丁くんと、人妻判定と、距離感バグってるはんこりゅ親子。ミュに合法人妻!→膝枕を頼みたい
→いやいやNTR?兄?不倫?みたいな話
→何かしらの提案承諾→殴られろ。
→もっかいくらい殴られてもいいんだぜ。 4
cctome1
DOODLEかきかけ【フレヒム】熱帯夜の抱き枕兵Tシャツ着てるしR18ではないよな、うん、ない
せめてそこそこの絵を店舗に貼れれば……と描いてるんだけど
もうめんどくさくってェー全然書けなくってェ……
pagupagu14
DONE穏やかなひととき/龍竜(Fate)竜馬がゆく全巻読了記念!お竜さんに膝枕してもらう龍馬の話
穏やかなひととき 「だれたぜよ〜…」
そう言って龍馬はソファーに身を投げ、身体を沈めた。
「お疲れ様だな、リョーマ」
「うぅん…」
今にも眠ってしまいそうな龍馬だったがその頭の下に柔らかなものが滑り込んでくるものだから思わず龍馬は顔を上げた。
「お、お竜さん!?な、何して…!」
「膝枕だ。リョーマは膝枕が好きだろう?」
「いや、あれは、ええと…」
まさかバレていたとは思わずしどろもどろになり視線を彷徨わせる。
「いいからほら」
中々膝に頭を乗せない龍馬に痺れを切らしたお竜は強引に自身の膝の上に乗せた。
「リョーマ、疲れてるんだろう?お竜さんが特別に膝枕をしてやるからよく寝ろ」
「お竜さん…」
善意でしてくれていることが分かるからこそ龍馬は顔を赤くさせ、それを隠すように帽子で隠した。
433そう言って龍馬はソファーに身を投げ、身体を沈めた。
「お疲れ様だな、リョーマ」
「うぅん…」
今にも眠ってしまいそうな龍馬だったがその頭の下に柔らかなものが滑り込んでくるものだから思わず龍馬は顔を上げた。
「お、お竜さん!?な、何して…!」
「膝枕だ。リョーマは膝枕が好きだろう?」
「いや、あれは、ええと…」
まさかバレていたとは思わずしどろもどろになり視線を彷徨わせる。
「いいからほら」
中々膝に頭を乗せない龍馬に痺れを切らしたお竜は強引に自身の膝の上に乗せた。
「リョーマ、疲れてるんだろう?お竜さんが特別に膝枕をしてやるからよく寝ろ」
「お竜さん…」
善意でしてくれていることが分かるからこそ龍馬は顔を赤くさせ、それを隠すように帽子で隠した。
suzumi_cuke
DONE20230617壮年鯉月。元々甘える鯉月ちゃん可愛いよねと思いながら書いてたら「占って!!」が来たので現パロが先に出来てこっちが後になった。いくつになっても膝枕してて欲しい。いくつになっても男の子 主が不在の屋敷は静かなものだ。
静かであると、仕事が捗る。
日光の入る部屋の文机に向かい、月島はロシア語の郷土資料と辞書を並べて、内容を日本語でノオトブックへ書き出していた。文机の上には他に、薬缶をそのまま小さくしたような急須と湯呑がのっていた。月島は思い出したように湯呑へ手を伸ばし、湯呑が空になれば薬缶から中身を移し、また湯呑を手に取ってノオトブックへと戻っていたが、その動作を幾度か繰り返して、ふと顔を上げた。
日が傾いて、部屋が薄暗くなっていた。どうりで文字が見えづらい気がすると思った。細かい文字を読むというのでなければ、別に支障があるというほどではない。それでもあと一時間ほどすれば、灯りをつける必要があるだろう。
3373静かであると、仕事が捗る。
日光の入る部屋の文机に向かい、月島はロシア語の郷土資料と辞書を並べて、内容を日本語でノオトブックへ書き出していた。文机の上には他に、薬缶をそのまま小さくしたような急須と湯呑がのっていた。月島は思い出したように湯呑へ手を伸ばし、湯呑が空になれば薬缶から中身を移し、また湯呑を手に取ってノオトブックへと戻っていたが、その動作を幾度か繰り返して、ふと顔を上げた。
日が傾いて、部屋が薄暗くなっていた。どうりで文字が見えづらい気がすると思った。細かい文字を読むというのでなければ、別に支障があるというほどではない。それでもあと一時間ほどすれば、灯りをつける必要があるだろう。