椿
zeppei27
DONE何となく続いている主福の話で、単品でも読めます。人が置いていった物だらけの長屋を整理できない隠し刀と、何故できないかを考えながらお手伝いをする諭吉のお話です。ちょっとしんみり。>前作:ありふれた椿事
https://poipiku.com/271957/10717664.html
>まとめ
https://formicam.ciao.jp/novel/ror.html
思い出道楽 物、物、物。見るものを圧倒するような無言の存在たちに、福沢諭吉はただただ口をつぐむばかりだった。茶箪笥、書見台、脇息に座布団。座布団の上には信楽焼だろう素朴な猫の焼き物と本物の野良猫が寝転んでいる。埃っぽい床には扇子や団扇が箱に乱雑に入れられ、その隣には端切れの山が茶と書かれた箱にどっさりと積まれていた。上を向けば民芸品の達磨が目のない虚を呈しており、書物も乱雑に散らばってやる気がない。
商品なぞ見つけたい人間だけが見つけるが良い、という堂々たる様子はおよそ店と呼ぶには憚られた。第一、物がひしめき合って店内全体が暗く、入り込んだらば底知れぬほど入り組んでいる。見る者が見れば、これは宝の山なのだろう。現に物の合間から覗く人影は少なくはない。しかし、部外者にしてみればここは塵芥の城にも等しかった。
7090商品なぞ見つけたい人間だけが見つけるが良い、という堂々たる様子はおよそ店と呼ぶには憚られた。第一、物がひしめき合って店内全体が暗く、入り込んだらば底知れぬほど入り組んでいる。見る者が見れば、これは宝の山なのだろう。現に物の合間から覗く人影は少なくはない。しかし、部外者にしてみればここは塵芥の城にも等しかった。
みかんの自爆
DOODLE少女レイパロ桐椿。桐が桐してない(????)花言葉は是非調べてね。怖い意味で。
花言葉9月。夏休みが終わって学校が始まり出す時期。
俺は学校が始まると必ず、誰よりも最初に教室へ向かう。椿の席へ行く。花を飾った花瓶を置く。—そう。俺は椿をいじめることにした。だって孤独にすることで友達である俺に助けを求めてくれる。そう思ったんだ。今日の花は黒い薔薇。
でも椿は俺に助けを求めるどころか、他の奴らとも話さず、ただ1人、本を読んでいた。
俺はそのまま話しかけず、そのまま時間が過ぎて行った。
いつの間にか帰宅時間になっていた。椿はもう帰っている。花瓶の水と花を持ち帰る。
次の日も、早く教室へ行く。今日はリンドウ。そして今日からは、クラスメイトも便乗してきた。
だが、今日も椿は同じ。だから話しかけてみることに。
718俺は学校が始まると必ず、誰よりも最初に教室へ向かう。椿の席へ行く。花を飾った花瓶を置く。—そう。俺は椿をいじめることにした。だって孤独にすることで友達である俺に助けを求めてくれる。そう思ったんだ。今日の花は黒い薔薇。
でも椿は俺に助けを求めるどころか、他の奴らとも話さず、ただ1人、本を読んでいた。
俺はそのまま話しかけず、そのまま時間が過ぎて行った。
いつの間にか帰宅時間になっていた。椿はもう帰っている。花瓶の水と花を持ち帰る。
次の日も、早く教室へ行く。今日はリンドウ。そして今日からは、クラスメイトも便乗してきた。
だが、今日も椿は同じ。だから話しかけてみることに。
石田鎳
DOODLE・「絶対に内緒だからねー」南風野さんの大きさなら隠せると信じて…
悪い人に誑かされてこういう取り返しがつかないことをですね
・ぷーくすくす椿
画面を見せつけるというシチュは浮かんだもののスマホ画面中の画像のネタが浮かばず…
オンゲキライブ、もう凄かったですね
あれだけやれるならライブコンテンツとしても十分にやっていけそうで
青春サイダーってオリジナル版だと日岡さんも歌ってるけど全然触れられてない?
直前の電音部もすごく良いものだったので不覚にも2週連続で泣かされてしまうという…
ルララルララとまぼろしのほしが…
アイシングドリームでも泣かされているので今年はもうダメです
描きたいものが大量にあり…停滞というか渋滞中
ライフワーク(のつもり)なコンテンツの方もそろそろ描きたいのだけれど 2
みかんの自爆
DOODLE受けのことを殺せば100万人救われて(以下略)の部屋桐椿。
俺が目覚めた時、変な部屋にいた。
既に椿は起きていて、何故か刀を持っている
「目覚めましたか?桐」
ここはどこなんだ?と聞く。すると椿が刀を渡してくる。
どうしろと、と思ったのも束の間、椿が話す。
「私の事を刺してください。さもなくば…今日の夜ごはんの塩鮭、無しですよ?」
「…どのみち無いだろうが!?」
「…とにかく刺してください。お願いします。」
構えてはいる。だが刺せず躊躇っていると椿が走ってくる。
その瞬間目の前は赤くなった。椿が自分から刺されにいった。
「つば…き?」
俺は起こった出来事を処理しきれず、膝から崩れ落ちた。
ふと椿が手に持っていた紙を見る。…椿を殺せば100万人の命が救われ、椿を生かせば100万人が死ぬ。
384既に椿は起きていて、何故か刀を持っている
「目覚めましたか?桐」
ここはどこなんだ?と聞く。すると椿が刀を渡してくる。
どうしろと、と思ったのも束の間、椿が話す。
「私の事を刺してください。さもなくば…今日の夜ごはんの塩鮭、無しですよ?」
「…どのみち無いだろうが!?」
「…とにかく刺してください。お願いします。」
構えてはいる。だが刺せず躊躇っていると椿が走ってくる。
その瞬間目の前は赤くなった。椿が自分から刺されにいった。
「つば…き?」
俺は起こった出来事を処理しきれず、膝から崩れ落ちた。
ふと椿が手に持っていた紙を見る。…椿を殺せば100万人の命が救われ、椿を生かせば100万人が死ぬ。
みかんの自爆
DOODLE菊菊オメガバそしてキクバニア菊がαで椿がΩやで。
苦しさ私と椿さんは数十年前に番になりました。
番になってからも、椿さんはよく5日…長い時は一ヶ月ほど家を空けてはボロボロになって帰ってくる。
私はその傷を治療する。治ればまた家を空ける。これの繰り返しでした。
家を空ける理由はずっと教えてくれませんでした。
ある時椿さんがあるものを出した。…妊娠検査薬。陽性のマーク。
椿さんに抱きついて喜ぶ。でもその日から椿さんはずっと苦しそうでした。
吐き気や食欲不振など。悪阻というものだそうです。私は出来る限り、支えることしかできませんでした。
生まれたその子には「藤」と名付けました。
ですが、藤が3歳の時、椿さんは私にずっと教えてはくれなかった家を空ける理由を教えてくれました。…出兵のときに。
660番になってからも、椿さんはよく5日…長い時は一ヶ月ほど家を空けてはボロボロになって帰ってくる。
私はその傷を治療する。治ればまた家を空ける。これの繰り返しでした。
家を空ける理由はずっと教えてくれませんでした。
ある時椿さんがあるものを出した。…妊娠検査薬。陽性のマーク。
椿さんに抱きついて喜ぶ。でもその日から椿さんはずっと苦しそうでした。
吐き気や食欲不振など。悪阻というものだそうです。私は出来る限り、支えることしかできませんでした。
生まれたその子には「藤」と名付けました。
ですが、藤が3歳の時、椿さんは私にずっと教えてはくれなかった家を空ける理由を教えてくれました。…出兵のときに。
みかんの自爆
DOODLE菊菊ケーキバース椿呼び注意
菊→フォーク 椿(にってー)→ケーキ
甘い貴方私は物心ついた時から味覚が無い。
だからアーサーさんのスコーンというものを食べても何も味なんか無いが、、フランシスさんや耀さんに心配された。
「菊、大丈夫あるか?」
「何も味がしないので食べられます」
こんな会話は何回もした。その度に驚いた顔をして見てくる。世界会議が終わり、家に帰ると植えていた桜の木の下に私そっくりの顔に黒い軍服を着ている人がいた。
ドッペルゲンガーかとも思った時、その人がこちらを向いた。綺麗な赤い目だ。
その瞬間、何故かわからないがその人を「食べたく」なった。
少し近づき、話しかけてみる。その人は日帝…大日本帝国らしい。
本人からは椿と呼べ、と言われたので椿さんと呼ぶことにした。
その日から椿さんは私の家で一緒に暮らすようになった。本人によると「もうすぐ消える存在」だそうだ。…大日本帝国は、昔の日本。つまり今の私がいるということは、昔の日本、大日本帝国は消えなければいけない…
610だからアーサーさんのスコーンというものを食べても何も味なんか無いが、、フランシスさんや耀さんに心配された。
「菊、大丈夫あるか?」
「何も味がしないので食べられます」
こんな会話は何回もした。その度に驚いた顔をして見てくる。世界会議が終わり、家に帰ると植えていた桜の木の下に私そっくりの顔に黒い軍服を着ている人がいた。
ドッペルゲンガーかとも思った時、その人がこちらを向いた。綺麗な赤い目だ。
その瞬間、何故かわからないがその人を「食べたく」なった。
少し近づき、話しかけてみる。その人は日帝…大日本帝国らしい。
本人からは椿と呼べ、と言われたので椿さんと呼ぶことにした。
その日から椿さんは私の家で一緒に暮らすようになった。本人によると「もうすぐ消える存在」だそうだ。…大日本帝国は、昔の日本。つまり今の私がいるということは、昔の日本、大日本帝国は消えなければいけない…
4ki6_kot0
DONE蘆花ちゃんを失った椿は現実を見たくなくて、前髪で片目を隠してた。だから、すべてが終わって蘆花ちゃんを探しだすため前髪を切った。
一度彼女を死に追い込んでしまったその事実から、もう目を背けないように。また逢えたなら絶対に見つけられるように。
……あと、かっこいいって蘆花ちゃんに言われたのが嬉しくて。
っていうのを書きながら考えてた。あの位置のほくろずるすぎるのに今まで隠してたってのはあまりに好だ 2
OTuraisan
DOODLE椿さんへのプレゼント誰の香りか 眠そうに目を擦りながら朝食を食べる伊藤ふみやを本橋依央利は眺めながら他の住民たち、厳密に言うと自分を含めた五人分の朝食の準備に取り掛かる。
「美味しいですか?」
「うん。一人分だけ先に準備して貰ってわりぃね」
食事を終えたふみやが箸を置いた。食器をテーブルから回収しながら依央利はニコッと笑みを浮かべた。
「いーんですよぉ。早朝から負荷あざっす」
あふ、と欠伸をするとオレンジのジャケットを着たふみやが立ち上がって玄関へと向かう。時間は午前六時半を過ぎた頃、庭で体操をしていた草薙理解がリビングに入ってくるとふみやの背中を見て首を傾げた。
「今日はふみやさんは朝からお出かけですか?」
「あ、理解くん」
ふみやの食べ終わった食器を洗いながら依央利が少しだけ振り向く。あー、と声を漏らしながら少しだけ言いにくそうに誤魔化し笑いをした。
2671「美味しいですか?」
「うん。一人分だけ先に準備して貰ってわりぃね」
食事を終えたふみやが箸を置いた。食器をテーブルから回収しながら依央利はニコッと笑みを浮かべた。
「いーんですよぉ。早朝から負荷あざっす」
あふ、と欠伸をするとオレンジのジャケットを着たふみやが立ち上がって玄関へと向かう。時間は午前六時半を過ぎた頃、庭で体操をしていた草薙理解がリビングに入ってくるとふみやの背中を見て首を傾げた。
「今日はふみやさんは朝からお出かけですか?」
「あ、理解くん」
ふみやの食べ終わった食器を洗いながら依央利が少しだけ振り向く。あー、と声を漏らしながら少しだけ言いにくそうに誤魔化し笑いをした。