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    ゆめの

    DOODLE「唯と一緒に過ごすため大学に行こう」
    そう考えた桐ケ谷は大学受験に向けて頑張ろうとするが、いろいろ壁があるようで……

    唯からのご褒美目的に頑張る現金な桐ケ谷さんというコミカルは話を書くはずが、いつも通り(?)真面目な話に。
    そして、浮葉様の出番の多いこと多いこと。
    桐唯というより浮葉様との出会いがきっかけで進路決める桐ケ谷さんの話というのが正しいかも。
    Dream a Little Dream of Meプロローグ

    久しぶりに舞台の上で味わう高揚感。
    そして鳴り止まない拍手。
    前方を見渡せばスターライトオーケストラのコンサートミストレスの朝日奈唯が満足気な表情で掲げていた弓を下ろすところであった。

    「あいつとこの夢を一緒に見続けてぇな……」

    思わず出てしまった言葉。
    隣にいる刑部斉士に聞こえたのだろうか。最初は驚いたかのように、次の瞬間はふっと面白がるように自分を見つめてくるのがわかる。
    発足したばかりのスターライトオーケストラは正規メンバーの人数も少なく、また音楽科がある星奏学院に事務局があるとはいえここのメンバーのレベルも高いとは言えない。
    だけど、桐ケ谷晃はスターライトオーケストラに可能性を感じずにはいられなかった。そして、その中心にいる彼女がこれからどのような光を放つのかも。
    16106

    boo_pkmn

    PAST過去の自分が個人的にワンライで書いてた豪円+京天
    放流しそこねていたのでいい機会と思い無修正であげときます。
    いろいろ考えたら負け。

    ***
    豪円が両親の夢を見る剣城(天馬と兄弟・優一さんは…?)
    名前呼び
    HR終わったあとに聖帝バレ
    「よくやったな二人とも」「父さんもおつかれさま!」
    最初を「夢を見た。」ではじめる夢を見た。
    かなり不思議でおかしな世界だった。
    夢は願望の現れというが、俺はそんな願望を持っていたのだろうか。

    ***

    剣城が目を開けると一面、耳が割れそうなほどのたくさんの歓声に囲まれてまずはじめに驚いた。
    色とりどりの紙吹雪が舞い、人々の歓喜の渦、チームメイトが、先輩が、顔も腕も足もそこらじゅう擦り傷だらけにして、それでいても嬉しい気持ちを隠しきれていない表情で天馬の許へ駆け寄っていく。
    この光景はいつか見たような気がする、どこだったか思い出せない。雷門のユニフォームを着たチームメイトが駆け寄っていく様をスローモーションでぼんやりと眺めながらふと視線を天馬へ持っていくと、彼の手にはいつの間にか光り輝くトロフィーが握られていた。ホーリーロードの優勝カップ。そうだ、この場面は。ここでようやく剣城は思い出した。ホーリーロードの決勝戦、全ての決着がついたあと表彰式でチームメイトに囲まれて勝利を分かち合う状況だ、とようやく事態を飲み込んだ時、目の前で天馬がチームメイトらに胴上げされ、これ以上ないほどに嬉しそうな彼の笑顔を見て剣城もまた思わず顔が綻ぶ。本当のサッカーを取り戻して「サッカーが喜んでいるよ、ね!剣城!」と真剣な顔で迫られたあの日が懐かしい。まだこんなにも鮮明に記憶は蘇り、かつ夢の中でまたこの幸せな時間を追体験できようとは。既に夢だと認知できている剣城はこの分だと目覚めは良さそうだ、と次の日の自分を考えることに夢中になっていて、天馬が駆け寄ってきていることに気がついていなかった。
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