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    異世界

    ナナシ/ムメイ

    DONE東映版無印開始前。開始時には既に知り合ってたので初対面とかどうだったのかな、ってやつの書きかけ→ざっくりできたよ!! どう読んでもリョ→ハヤに見えるのはもう諦め入りかけてるよ!!

    シティボーイって言葉はこの年代よりちょっとだけ後のはずだが他に思いつかなかったから許して欲しい。何せ私生まれてない。調べるほど異世界で困っている。
    ■ あかね色と銀色と神隼人、は入学当初から人目を引いた。
    皮肉な微笑みを浮かべる大人びた顔立ちに、風に揺れる肩ほどまでの青みがかった黒髪と随分恵まれた容姿な上に頭も運動神経も良く、スカしてキザったらしい振る舞いすらよく似合っていた。
    スラリと手足の長い長身を目立たせるような黒いライダースーツなんて格好で、皆が憧れたチョッパーハンドルに改造されたオフロードバイクのエンジン音を派手に響かせ正門前に乗り付けた日には、如何にも流行りのシティボーイというやつを見せ付けられたようで山間にある浅間学園高校の人数比が少ない女子は密かに沸き立ち男子は揃って羨望やらの滲んだ不愉快な顔をしたものだ。
    ミーハーだと思われるのも癪で気にしていない素振りをしながら(世の中には随分恵まれた奴もいるもんだなぁ)なんて、どこに向けてるのかもわからない少しばかりの苛立ちと共に思ったのが最初の頃の印象、だった気がする。
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    DONEみかつる&🍯🌰の異世界パロ6話目。死にネタになる予定。何でも許せる方にだけ。
    違う名前で呼ばれたり、ご都合・捏造設定が多々ありますので、苦手な方はご注意ください。とにかく書いてる本人だけが楽しい小話です。
    今回は🍯🌰のターン。今回もモブキャラ登場注意です。
    fairy tale 6『光坊、考え直せ。別に軍に入らなくたって、その能力を生かす道ならいくらでもある』
    『鶴さん、こんな人を斬るしかできない力を?どこで生かせるの』
    『貞坊と伽羅坊が寂しがる』
    『それは…申し訳ないけど。でも僕にできるのはこれしかないよ』
    『例え人を殺すことになっても?』
    『無論。覚悟の上だよ』
    『例え俺を殺すことになっても?』
    『鶴さん?』
    『冗談さ。きみの決意が固いことはわかってた。ちょくちょく帰ってきてくれ。そして、絶対に死ぬな』


    逃亡生活って、もっと日影の身で、衣食住にも困るもんじゃないんだろうか。国永の読んでた本の影響を受けすぎなのか。
    俺たちの目的地はどこなのか、そう問いただしたくなる。この街にたどり着いてから、一月半は経っている。光忠の上司が追ってくると、その情報を加州から貰ったときには警戒していたが、半月経ってもまだ動きはないようだ。
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