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    登場人物

    ルーノ☽

    DONE組織宵之牙で受けた依頼
    赤いバクとは?

    オリヴァーとジャックが出会ったばかりの頃の話です。

    🌒🎪


    登場人物
    ロット(ジャックの上司)
    ジャック
    オリヴァー
    レルム
    赤い舞台で踊りましょう。🎲「ジャック。急に呼び出してすまなかったね、今回の調査の事だが…少々手こずっていてね…夜を使役する君に任せようと思うのだが、如何だろうか?」

    ジャックと呼ばれる怪異は調査課の課長だ。
    その上司であるロットは、ジャックへ仕事の資料を持ってきたのだった。

    🌒「構いませんよ。夢を食べるバクの怪異ですか、バクといえば悪夢を食べて同じ夢を見させない、と言うような良い印象がある怪異ですが...」

    バク。それは有名な怪異であり、噂が広がって個ではなく種族となった怪異達だ。
    どの個体も性格に難があり非常にタチが悪いと言われている。
    手に取った資料には、問題のあるバクの事が詳細に書かれていた。

    🎲「ふむ、そのバクのことだが、問題は悪夢を食べることだけではなく...人が見ている吉夢や記憶までも喰らってしまう。と報告されている…このまま放って置く訳にはゆくまい、本部の命令により保護か状況によっては処分という選択肢も視野に入れておかなければならないと、承知しておいてくれ。」
    9025

    山椒魚

    DONE洛冰河が竹舎の隣の空き部屋に移り住んだ頃の話です。白蓮華数えで15歳(14歳位)、明帆17歳位。

    さはんドロライのテーマ「嘘」のクリアで登場人物が1度は嘘をつく、または嘘という言葉を口にする縛りで書きました。
    まぁ、この話自体が嘘・・・というか捏造だらけですけどね。
    という訳で何でも許せる方向きです。

      *:*:*:*:*

    邦訳分冊版の連載を追いかけ中。(現在連載50巻目 第20話の段階)
    月夜の迷いごと 「今まで苦労をかけたな」
     師は穏やかな口調で、口許に笑みまで浮かべてこれまでの働きを労ってくれた。
     普段であればどれほど誇らしく、喜ばしく思ったことだろう。
     けれど今、それは絶望感を伴い明帆の胸を押し潰した。
     お払い箱になったのだ・・・・・・

     明帆の師への敬愛は崇拝に近いものがあった。
     昇山し、拝師の礼を行った時から、端麗な容姿をもつその人の優美な所作に強い憧憬の念を抱いた。表情を抑えた怜悧な面は俗人とは一線を画す不可侵な崇高さとして映り、ただひたすらに敬った。師の命には何の疑念も差し挟むことなく、盲目的に従った。
     そうしていつしか、師の望むことを察し、先回りしてご機嫌取りを行うようになっていった。そんな明帆を、師は傍へと取りたて、重用した。
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