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    精霊

    暗黒精霊

    DOODLE『とある男女の軌跡』より、男と女と元次長。とあるお話から、男と女と副長。この六人が出られない部屋に閉じ込められたドタバタコラボ。

    まぁ、その実、暗黒精霊の『とある男女の軌跡』はどうせ誰も読みゃせんのだからとpixivに一話だけ見れるようにしてそれ以外は全てマイピク限定。
    コラボ先のお話に関しては、WEB上に存在していないという。
    一応誰でも見れるように限定公開にはせんけど意味は分からんやろな
    出会いし者達 真っ白い壁に囲まれた無機質な部屋に男女二名ずつの四人が倒れている。その中の一人、金髪の男が額を押さえながら体を起こす。頭痛がするのか、それとも眩暈を感じているのか、眉間に刻まれてれている皺を更に深めながら辺りを見まわし、自分の隣で横になっている黒髪の女を視界に捉えた瞬間、抱き上げてその呼吸を確認し安堵のため息を吐く。その呼吸音から異常を感じられなかったからだろう。
     さて、これはどういう場所だと冷静に思考を巡らせる。実はこの男は一度だけこういった部屋に閉じ込められた事がある。その時は今抱いている女との二人だったが。
    「大いなる星の意志……二度も経験するとは……」
     ご大層な名称を使っているが、俗説的な言い方をすれば『出られない部屋』である。閉じ込められた部屋の中で出された条件をクリアすると扉が出現するという、どんなシステムで誰が組み上げたのかも分からない、神隠しとも言える自然災害的な現象とこの男は考えている。
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    Psich_y

    SPUR ME尻を叩かせてください。
    10/27オンリー発行予定


    今世は比較的「普通」に暮らせているある子供が、喋る古代遺物と出逢って運命を知る話。

    ※アベンシオ(広義)
    ※無知転生カカワ×自分をシオだと主張する対概念級古代兵器な火
    ※現代風未来+武器精霊化パロのようなもの
    ※スク→シオの匂いがする
    「知らない天井だ……」
     カカワーシャがこうして覚えのない天井の下で目覚めるのは、二回目だった。
     慣れた様子で上体を起こし、周囲を見回す。
     不思議な紋様の描かれた白い石の壁。少し湿ったような空気。左右対称に立つ、古めかしい装飾の掘られた柱たちが示す先には、閉じた石の扉がある。何らかの呪術的な紋様が施された――それは植物文様か、巨大な鳥の顔のように見えた――扉の奥からは青紫色の光が溢れていて。聳え立つそれらは、まるで美術の教科書に出てくる、古代遺跡の見本のように見えた。当然記憶はない。記憶はないが、心当たりはある。
     かたん。慎重に動かした手が、固いものに当たった。見れば、カカワーシャが寝ていたところのすぐ傍に、透明なキューブが転がっていた。中で、扉の向こうから漏れているのと同じ、青紫色の炎が、眠っているように、緩やかに揺れている。
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