菅
ジャンル雑多らき
TRAINING【黒菅】1rtごとに書く予定のない小説の一部分を書く(2018年) え~っとすみません、実際馬鹿にしてました。夜景の綺麗なデートスポットとか、天体観測とか、夏の花火とか。
別にそんなとこ行かなくったって、二人でいればどこでも楽しいし、ムードがなくたって一つの空間に居ればそれなりの空気になって、というか作れるし。
せっかく遠出したんだから、蛍見に行こうぜって言った彼に、蛍なんて虫じゃんとか返した自分を殴りますね。
「いやいやいや、嘘でしょ」
思わず口元を手で覆ってしまう程、川の周辺に、そして水面にも映る何百という光。
「どうせ見たことないと思ってたさ。お前はな」
シシシと、月と蛍の光の反射の中でいつもの笑い声。
後ろは田んぼ、目の前は土手という幅1mもない道、注意を少しでも怠ると、
456別にそんなとこ行かなくったって、二人でいればどこでも楽しいし、ムードがなくたって一つの空間に居ればそれなりの空気になって、というか作れるし。
せっかく遠出したんだから、蛍見に行こうぜって言った彼に、蛍なんて虫じゃんとか返した自分を殴りますね。
「いやいやいや、嘘でしょ」
思わず口元を手で覆ってしまう程、川の周辺に、そして水面にも映る何百という光。
「どうせ見たことないと思ってたさ。お前はな」
シシシと、月と蛍の光の反射の中でいつもの笑い声。
後ろは田んぼ、目の前は土手という幅1mもない道、注意を少しでも怠ると、
ジャンル雑多らき
MOURNING【大菅】1rtごとに書く予定のない小説の一部分を書く(2018年)大菅はCPとしては書かないのですが、ハイキュー二次書き出し初期の頃に、フォロワーさんからのリクエストでこれだけ書きました。
自分にとって貴重なのでここで供養。
大地と旭と俺と、笑ってる時も泣く時もいつでも3人一緒の思い出ばかりで、高校卒業して離れ離れになっても、連絡が途絶えることはなくって、でも、時間が経てば遠くにいる親友より近くの友人が優先になってしまって、それでもいつでも会えると思っていたから、隣にいなくて寂しいと感じることはなかった。
気付かなかった。
「ごめんな」
大地はいつもと変わらない。あの頃と変わらない。でも、俺がいないとこいつは駄目だったんだ。
「何がだよ?」
大地はそう言って笑うけど、
「俺、お前がいなくても大丈夫だった」
って言うと、さすがに少しだけ表情を変えて、手首を掴んできた腕が強く引っ張られて、
「……じゃあ、これで最後にする」
と、言われてしまった。
406気付かなかった。
「ごめんな」
大地はいつもと変わらない。あの頃と変わらない。でも、俺がいないとこいつは駄目だったんだ。
「何がだよ?」
大地はそう言って笑うけど、
「俺、お前がいなくても大丈夫だった」
って言うと、さすがに少しだけ表情を変えて、手首を掴んできた腕が強く引っ張られて、
「……じゃあ、これで最後にする」
と、言われてしまった。
ジャンル雑多らき
TRAINING【治菅】1rtごとに書く予定のない小説の一部分を書く(2018年)これが初書きの治菅だったかと。
元々は、北さんみたいな完璧真面目人間みたいな方がタイプなのだ。
見た目と違って意外とズボラで、飽き性で、わがままで、まるで双子の片割れの侑と同じ。人の服を勝手に着る。料理を頼みすぎて食べきれずに、オレに食べろと無理強いする。
侑を見付けるとバレーしようぜ! と言って、するのはいいけど侑と勝負ばかりしたがる。
なんで侑? なんでオレじゃないん?
「あ~楽しかった! あれ、治疲れた? 元気ないじゃん」
「別に……オレはいつもこんなやし」
それもそうだ、とか笑い飛ばされて、瞬間パチンとこめかみの辺りで音がした。
「!? …んんっ、ちょ」
半分殴るように、彼の顎を掴んで口唇を塞ぐ。
固かった体から力が抜けても、そのキスは甘くなく、血の味がした。
330見た目と違って意外とズボラで、飽き性で、わがままで、まるで双子の片割れの侑と同じ。人の服を勝手に着る。料理を頼みすぎて食べきれずに、オレに食べろと無理強いする。
侑を見付けるとバレーしようぜ! と言って、するのはいいけど侑と勝負ばかりしたがる。
なんで侑? なんでオレじゃないん?
「あ~楽しかった! あれ、治疲れた? 元気ないじゃん」
「別に……オレはいつもこんなやし」
それもそうだ、とか笑い飛ばされて、瞬間パチンとこめかみの辺りで音がした。
「!? …んんっ、ちょ」
半分殴るように、彼の顎を掴んで口唇を塞ぐ。
固かった体から力が抜けても、そのキスは甘くなく、血の味がした。
ジャンル雑多らき
TRAINING【侑菅】1rtごとに書く予定のない小説の一部分を書く(2018年)これが初書きの侑菅だったかと。
半年も傍にいたのに、すっかり騙されていた。こんな力付くで……いつもの、紳士な彼はどこへ行ったのか。
「何で嫌がんの。孝支くん、こういうオレが好きなんやろ?」
夏でも体育館の床は冷やりと背中に染みる。
侑の顔が、ぐぐぐと間近に迫り、両腕は上から押さえ込まれ、体を捩って逃げようにも身動きが取れない。
せめてもの抵抗で、首筋を仰け反らせて真正面からの視線を避け、そうでもしないと彼のその雰囲気に引きずり込まれてしまう。
騙されていた。
はい、どうぞと、いつも優しくトスを上げられていたから、侑の獣さながらのあのプレースタイルさえ忘れていた。
そう、騙されていたのではなく、忘れていたんだ。彼は、最初からそうだったじゃないか。
445「何で嫌がんの。孝支くん、こういうオレが好きなんやろ?」
夏でも体育館の床は冷やりと背中に染みる。
侑の顔が、ぐぐぐと間近に迫り、両腕は上から押さえ込まれ、体を捩って逃げようにも身動きが取れない。
せめてもの抵抗で、首筋を仰け反らせて真正面からの視線を避け、そうでもしないと彼のその雰囲気に引きずり込まれてしまう。
騙されていた。
はい、どうぞと、いつも優しくトスを上げられていたから、侑の獣さながらのあのプレースタイルさえ忘れていた。
そう、騙されていたのではなく、忘れていたんだ。彼は、最初からそうだったじゃないか。
ジャンル雑多らき
TRAINING【黒菅】夏のスガさん受けログ(2018年8月21日)『すやすやと眠る彼を写真に収め、ふふと笑ってから布団に入る。朝目が覚めると、彼がキッチンに立ち、朝ごはんを作ってくれている。素晴らしい朝だな。』
https://shindanmaker.com/706181
仕事にバレーに忙しい黒尾は、帰ってくるなり今日もまたバタリとベッドに倒れ込んで、一瞬にして安らかな眠りに落ちる。俺はその寝顔をスマホに収めるのが日課。
それでも毎朝先に起きるのは黒尾の方で、準備してくれた和朝食を俺が幸せと共に噛み締めていると、黒尾のスマホがアラームを作動させ、画面に俺の寝顔が表示された。口開けっぴろげのだらしない寝顔。
「ひでえ!」
俺が消すように言うと「俺のやる気の源だから」とか言わてしまう。
くそぅ。俺も黒尾の一番だらしない顔を待ち受けにしてやる、とフォルダを漁ったが、悔しいかなどれも惚けて見入ってしまう程、そこにはイケメンしかいなかった。
288それでも毎朝先に起きるのは黒尾の方で、準備してくれた和朝食を俺が幸せと共に噛み締めていると、黒尾のスマホがアラームを作動させ、画面に俺の寝顔が表示された。口開けっぴろげのだらしない寝顔。
「ひでえ!」
俺が消すように言うと「俺のやる気の源だから」とか言わてしまう。
くそぅ。俺も黒尾の一番だらしない顔を待ち受けにしてやる、とフォルダを漁ったが、悔しいかなどれも惚けて見入ってしまう程、そこにはイケメンしかいなかった。
ジャンル雑多らき
TRAINING【治菅】夏のスガさん受けログ(2018年8月14日)『次々上がる花火の小休止、隣の君に名前を呼ばれた。視線が絡む長く短い3秒の後、一際大きな銀冠。歓声。その刹那、君が何か呟く。聞き取れず首を傾げると、なんでもない。と笑った。』
https://shindanmaker.com/545359
治、とすぐ傍で名を呼ばれ、振り向くのとほぼ同時に一際大きな花火が上がる。その人も見逃すまいとすぐに前を向き直し、観客たちと一緒になってたまや~などとよく分からない歓声を上げる。
「孝支くん、今なんか言うたやろ?」
「たまや?」
「その前」
3秒にも満たない刹那。目が合った瞬間に流れ込んできた熱い感情はその人からか自分が先だったか。残像のように銀色の光に掻き消され、それでも確かにその唇が「好き」と発音したのを見た。
なんでもない、なんて、一瞬で散る花火みたいに誤魔化さないで。
その人の肩を掴んで今度は俺が振り向かせると、8秒よりも長くその口唇を自分のものにした。
287「孝支くん、今なんか言うたやろ?」
「たまや?」
「その前」
3秒にも満たない刹那。目が合った瞬間に流れ込んできた熱い感情はその人からか自分が先だったか。残像のように銀色の光に掻き消され、それでも確かにその唇が「好き」と発音したのを見た。
なんでもない、なんて、一瞬で散る花火みたいに誤魔化さないで。
その人の肩を掴んで今度は俺が振り向かせると、8秒よりも長くその口唇を自分のものにした。
ジャンル雑多らき
TRAINING【黒菅】夏のスガさん受けログ(2018年8月12日)『サボテンを育てることにした。世話したいのはわかるけど、水のあげすぎはよくないらしい。そんなに見つめても急には大きくならないよ。』
#今日の二人はなにしてる
https://shindanmaker.com/831289
俺はすぐでもいいけどスガちゃんはまずこれで訓練ね。と言われ、渡されたのは直径5センチもない小さなサボテンの鉢。まず植物の世話が一人で出来ないと他人と住むなんて無理だから。
同居を提案したのは黒尾の方なのに、何で俺がお預けを食らうのか。サボテンなんて水あげてりゃ育つだろ? 簡単だ。って水をちょろりとかけただけでやりすぎ! とダメ出しを受ける。
花が咲いたら一緒に暮らそう。
いつ咲くんだよ?
んー3ヶ月くらい?
上手くいけばだろ。
「スガちゃん、そんなに俺と暮らしたい?」
サボテンを食い入るように見つめる俺の頭をぽんと軽く叩いて笑う。
「俺だと思って育ててね」なんて黒尾は言うけど、後ろから両腕を回して抱き締められると彼もそれを待ち焦がれているのが分かる。
433同居を提案したのは黒尾の方なのに、何で俺がお預けを食らうのか。サボテンなんて水あげてりゃ育つだろ? 簡単だ。って水をちょろりとかけただけでやりすぎ! とダメ出しを受ける。
花が咲いたら一緒に暮らそう。
いつ咲くんだよ?
んー3ヶ月くらい?
上手くいけばだろ。
「スガちゃん、そんなに俺と暮らしたい?」
サボテンを食い入るように見つめる俺の頭をぽんと軽く叩いて笑う。
「俺だと思って育ててね」なんて黒尾は言うけど、後ろから両腕を回して抱き締められると彼もそれを待ち焦がれているのが分かる。
ジャンル雑多らき
TRAINING【侑菅】夏のスガさん受けログ(2018年8月9日)『熱を出して寝込む。食欲がないのでゼリーを買ってきてやり一緒に食べる。薬もちゃんと飲めました。早くよくなるといいね。』
https://shindanmaker.com/831289
逆バージョン↓
https://poipiku.com/465223/7819009.html
「コーシくん……?」
柄にもなく弱々しく掠れた声で名を呼ばれ、誰もいない枕元に近寄る。
俺が一番乗りか。治じゃなくてごめんなと謝る。バレーの次に飯が好きな男が熱で食欲がないなんてかなりの重症。
「桃とりんごどっちがいい?」
買ってきたゼリーを両手で掲げて、そっちと指でさされた桃を、侑の熱っぽい額の上にわざと置く。
起き上がれないというので仕方ねぇなぁとスプーンで掬ったゼリーを食べさせてやり、美味しそうなので俺も一口ぱくり。
「うつるで」
「あ」
まぁうつせば早く治るっていうし。
「……うつしとけ」
俺は風邪薬とゼリーを一緒に口に含むと、病人の火照った唇の中にそれを流し込んだ。
297柄にもなく弱々しく掠れた声で名を呼ばれ、誰もいない枕元に近寄る。
俺が一番乗りか。治じゃなくてごめんなと謝る。バレーの次に飯が好きな男が熱で食欲がないなんてかなりの重症。
「桃とりんごどっちがいい?」
買ってきたゼリーを両手で掲げて、そっちと指でさされた桃を、侑の熱っぽい額の上にわざと置く。
起き上がれないというので仕方ねぇなぁとスプーンで掬ったゼリーを食べさせてやり、美味しそうなので俺も一口ぱくり。
「うつるで」
「あ」
まぁうつせば早く治るっていうし。
「……うつしとけ」
俺は風邪薬とゼリーを一緒に口に含むと、病人の火照った唇の中にそれを流し込んだ。
ジャンル雑多らき
MOURNING【月(明)→菅】夏のスガさん受けログ(2018年8月8日)月(蛍)菅ありきの明光→菅さん。これを書いたのは、魔が差したとしか…
『灯篭を指して綺麗だと微笑む君が、どうしようもなく儚げで、君の耳を塞いで 好きと言った。』
https://shindanmaker.com/545359
蛍と一緒に夏祭りに行くのだと、浴衣姿で現れた菅原くんが、月島家の門扉の左右に飾られた絵付きの灯篭を指してあれ誰の絵? と問う。
恥ずかしいけど、
「俺と蛍が小学生の頃に描いた夏休みの宿題」
母が灯篭に貼って、未だに毎年飾っているのだ。
「え、小学生っつたら明光くんの何年物? すげーな」
目を細めて綺麗だな、と灯篭の目の前に座り込んで、額も頬もほんのり橙色に染める。
綺麗だなって、それはこっちの台詞だ。
彼は蛍が好きで、蛍も彼のことを誰よりも大事に想っていて、だから俺の想いは誰にも明かせない。彼の両耳を両手で塞いで後ろからそっと顔を寄せ、振り返る彼の耳元に「好き」と呟いた。
295恥ずかしいけど、
「俺と蛍が小学生の頃に描いた夏休みの宿題」
母が灯篭に貼って、未だに毎年飾っているのだ。
「え、小学生っつたら明光くんの何年物? すげーな」
目を細めて綺麗だな、と灯篭の目の前に座り込んで、額も頬もほんのり橙色に染める。
綺麗だなって、それはこっちの台詞だ。
彼は蛍が好きで、蛍も彼のことを誰よりも大事に想っていて、だから俺の想いは誰にも明かせない。彼の両耳を両手で塞いで後ろからそっと顔を寄せ、振り返る彼の耳元に「好き」と呟いた。
ジャンル雑多らき
TRAINING【黒菅】夏のスガさん受けログ(2018年8月1日)『慣れぬ浴衣と下駄で歩く君が、眩しくて、どうか何処にも行かないでと、強く抱きしめた。』
https://shindanmaker.com/545359
「どーしよ。そろそろ限界」と言ってびっこを引く彼の、目の前にしゃがんで足首をそっと撫でる。
「ああ指の股が擦れちゃってんね。はいじゃあおんぶね」
そのまま背中を向けると、ええっと驚きながらもそろりと体を預けてくる素直さにこちらこそ驚いた。意地っ張りな彼にしては珍しい。
「ごめん黒尾」
と頬を俺の首筋に擦り付けて、そんなことされたら堪んなくなるじゃん。
「浴衣も後でちゃんと直そうな」
少し着崩れたそれから伸びる素足を両手で抱えて、このままどこかへ連れ去ってしまおうかと本気で考えた。
244「ああ指の股が擦れちゃってんね。はいじゃあおんぶね」
そのまま背中を向けると、ええっと驚きながらもそろりと体を預けてくる素直さにこちらこそ驚いた。意地っ張りな彼にしては珍しい。
「ごめん黒尾」
と頬を俺の首筋に擦り付けて、そんなことされたら堪んなくなるじゃん。
「浴衣も後でちゃんと直そうな」
少し着崩れたそれから伸びる素足を両手で抱えて、このままどこかへ連れ去ってしまおうかと本気で考えた。
michi2_
DONE服部悪夢合同誌『on the bubble』に載せたおはなしの再録です。服部と菅野班。メインスト前提のためseason4までのネタバレを含みます。
この耀玲は服部が四十になる年のいい夫婦の日に入籍する、という設定ありきで書きました。これを知った上で読むと腑に落ちる部分があるかもしれません。
いつか美しくなる未来にゴォオ、と巨大な動物の唸り声のような音を上げて、古いエアコンから吐き出された温風が首もとを撫でる。さりさりと風に揺られる毛先がくすぐったくて、その感触を知覚したと同時に、意識がひと息に浅瀬まで引き上げられた。次いで耳が拾ったのは、誰かのデカいいびき。それから、うすい仕切り越しの喧騒、肉の焼ける音。香ばしい匂いと、煙たさ。壁に寄り掛かった身体はそのままに薄目を開ける。が、目の前がぐるりと回ったような不快感に、開けた目はすぐに閉じる羽目になった。
(いッ……た)
磨かれたテーブルに反射した光に目を貫かれたかと思った。眉間とこめかみが軋むように痛む。
いったい何がどうして今こうなっているのか。記憶を遡ろうとしても、熱に浮かされたように頭がぐらぐらするばかりでまったく要領を得ない。少なくとも視覚以外から拾える情報としては、ここは平和な焼肉屋であり、なにか危機的な状況であるわけではなさそうだということくらいだが。
7087(いッ……た)
磨かれたテーブルに反射した光に目を貫かれたかと思った。眉間とこめかみが軋むように痛む。
いったい何がどうして今こうなっているのか。記憶を遡ろうとしても、熱に浮かされたように頭がぐらぐらするばかりでまったく要領を得ない。少なくとも視覚以外から拾える情報としては、ここは平和な焼肉屋であり、なにか危機的な状況であるわけではなさそうだということくらいだが。
slow006
DONE第9回 菅受ワンドロワンライ「秋の夜長/秘密」及菅で参加させてもらいました。 全年齢、18歳及菅です。
第9回 菅受ワンドロワンライ「秋の夜長/秘密」とっぷり、外を出ると街はすっかり夜に浸かっていた。秋の夜長とはよく言ったもので、陽が落ちるのが早い。昼間の暖かさは何処へやら、肌に触れる空気は冷たく思わず首を竦めた。横目でちらりと隣に並ぶ菅原を盗み見ると、同じように首を竦めているところで、「おんなじだな」とじんわり嬉しくなる。思わず声を漏らして笑うと視線に気づいたようで、「なんだよ」と笑いながら体当たりをされた。細まった目は、これまでと違う意味を含む。付き合い始めのむず痒さと温度に浮かれて、「ぐえっ」とわざとらしく声を上げると、今度は前を歩く花巻が「いちゃついてんなよー!」と野次を飛ばしてくる。それを見て、松川と澤村、東峰が笑い、岩泉は振り返り視線を投げただけだった。
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DONE #劇団近藤 旗揚げ公演お疲れさまでした🔆とっても楽しいイベントでした!FAです🐣近藤孝行さん、菅沼久義さん、大空直美さん、長谷川禄さん、夏目妃菜さん、スタッフの皆さま、ありがとうございました🌼 2
hnkc_a3
DONE【月菅】★さんから頂いたプロットをもとにhttps://twitter.com/hnkc_a3/status/1562051569389957120?s=20&t=h09Jei1HHi3DIqgDTxehIg 4
kinonite
MOURNINGまえワンライでアップしてた烏菅です。ソーダ味の夏 ソーダの味にはかけらも似ていないソーダアイスの冷たさ。プールサイドを歩くときの足の裏の熱さ。あの頃はずっとそういうものが夏だった。それでいまでも夏はそういう、浮き足立った雰囲気を含んでいる。
夏休み、盆の時期の烏養は、いつだって商店の外のベンチに座っている。炎天下に水を撒いたり、掃き掃除をしてみたり、追い立てられるようにいろんなことしてみる。なんとなく外に出ていたくて。手持ち無沙汰なのだった。さすがに高校生たちも夏休みだから、いつもの元気な声はしない。
いろいろ試して結局は、ビールの泡を舐めるように呑む。そんな怠惰な午後にはいつも、かつての教え子が訪ねてくる。菅原孝支。いまは大学生。烏養がコーチを務めるバレー部の副主将だった。
974夏休み、盆の時期の烏養は、いつだって商店の外のベンチに座っている。炎天下に水を撒いたり、掃き掃除をしてみたり、追い立てられるようにいろんなことしてみる。なんとなく外に出ていたくて。手持ち無沙汰なのだった。さすがに高校生たちも夏休みだから、いつもの元気な声はしない。
いろいろ試して結局は、ビールの泡を舐めるように呑む。そんな怠惰な午後にはいつも、かつての教え子が訪ねてくる。菅原孝支。いまは大学生。烏養がコーチを務めるバレー部の副主将だった。
yobbbbbbbbi
MOURNING鈴付き猫耳ハさんを後ろからしたらリンリンなるじゃん……!!のリハ小ネタ。突然はじまり突然おわる。18↑? yes/no裏垢で呟いたわたしの妄想を菅野ひとみさん(@suganohhh)がイラスト化してくださり、そして更にそこに私がssを付けさせていただきました……!︎⸜❤︎⸝さいこう︎⸜❤︎⸝なそちらのイラストを挿絵としてお借りしています!ひとみさん、ありがとうございました💕 6
hafu
DOODLE同棲大菅ふぁ〜っ
CMになる度に聞こえてくるあくび。
目尻に溜まった涙が時折つー、とほっぺをつたう。
「寝れば?」
眠たいのだろうと思って声をかけるも、むぅと唇を尖らせ、その張本人は言う。
「眠いわけじゃない」
なんだそりゃ、と思ってるうちにまた2度目のあくび。
あくびってなんで出るんだっけな…たしか酸素が少なくて、とかそんな
「あ」
ニヤニヤと向けられる顔に。
「うつったな」
油断したのか2度目は隙間もなくふぁぁぁっと口から息が漏れる。
「眠いのかぁ?だいち?」
楽しそうに言うけど眠いのはお前だろうが。
まだ0時前。
ま、でも今日は
「ん。寝るべ」
一緒に。
それならいいだろ?
291CMになる度に聞こえてくるあくび。
目尻に溜まった涙が時折つー、とほっぺをつたう。
「寝れば?」
眠たいのだろうと思って声をかけるも、むぅと唇を尖らせ、その張本人は言う。
「眠いわけじゃない」
なんだそりゃ、と思ってるうちにまた2度目のあくび。
あくびってなんで出るんだっけな…たしか酸素が少なくて、とかそんな
「あ」
ニヤニヤと向けられる顔に。
「うつったな」
油断したのか2度目は隙間もなくふぁぁぁっと口から息が漏れる。
「眠いのかぁ?だいち?」
楽しそうに言うけど眠いのはお前だろうが。
まだ0時前。
ま、でも今日は
「ん。寝るべ」
一緒に。
それならいいだろ?
taiyangxiong
PAST菅日-那個被愛著的孩子(一)菅日-那個被愛著的孩子(一)Ooc慎入
第一篇小虐,甜食主義者慎入
ALL日慎入
翔陽性轉注意
身高:150.2cm ,高一148cm
胸部:未發育
時間線:三年級畢業,高一剛升為二年級
每篇的時間線不相連
“不要!”嬌小的少女奮力的掙扎,可是對方的手像是鉗子一樣抓住她的手臂。
“放開我!”被背叛的少女用盡全身的力氣尖叫。
“日向呢?剛剛還在啊?”現任隊長緣下力正因為少女今天異常的沉默擔心的想詢問一下,發現人已經不見了。
“日向前輩嗎?剛剛說身體不舒服,上午的訓練就請假了。”一年級的新人聽到隊長的話便回答道,順帶提到了今天早上的事。
“日向~早上好~”早上負責開門的西谷跟到早安。
“前輩早。”回答他的是少女有禮的問候,但是少了平常無憂無慮的活潑。
9076第一篇小虐,甜食主義者慎入
ALL日慎入
翔陽性轉注意
身高:150.2cm ,高一148cm
胸部:未發育
時間線:三年級畢業,高一剛升為二年級
每篇的時間線不相連
“不要!”嬌小的少女奮力的掙扎,可是對方的手像是鉗子一樣抓住她的手臂。
“放開我!”被背叛的少女用盡全身的力氣尖叫。
“日向呢?剛剛還在啊?”現任隊長緣下力正因為少女今天異常的沉默擔心的想詢問一下,發現人已經不見了。
“日向前輩嗎?剛剛說身體不舒服,上午的訓練就請假了。”一年級的新人聽到隊長的話便回答道,順帶提到了今天早上的事。
“日向~早上好~”早上負責開門的西谷跟到早安。
“前輩早。”回答他的是少女有禮的問候,但是少了平常無憂無慮的活潑。
taiyangxiong
DOODLE菅日-自白Ooc慎入
細節勿較真
監獄裡來了一批新的死刑犯。走在最後的青年,相比其他看起來兇神惡煞手裡一定有好幾條命的人,簡直孱弱的一隻手就能掐死。
他有銀色的短髮,打理的服貼整齊,不過因為監獄車的長途變的有點凌亂,但是不失他優雅俊美的風采,加上時刻掛在嘴上的微笑,硬生生拉高了整台車犯人的平均顏值。
不過當你注視他的眼睛時會感到不寒而慄,因為銀色的眼瞳無機質沒有反光,充滿了瘋狂和戾氣。
下車排隊進監獄時,獄警拿著警棍催趕他們進去喊著:“不要聊天。”,不過死刑犯的人什麼樣的事沒做過,會怕獄警的小棍子?
圍欄裡是看熱鬧的犯人,對著新人裡面最美的菅原,又是空氣幹又是吹口哨的。不過當菅原看過去的時候集體噤聲了,彎彎的灰眸沒有笑意,只有無機質的混沌跟瘋狂。
1877細節勿較真
監獄裡來了一批新的死刑犯。走在最後的青年,相比其他看起來兇神惡煞手裡一定有好幾條命的人,簡直孱弱的一隻手就能掐死。
他有銀色的短髮,打理的服貼整齊,不過因為監獄車的長途變的有點凌亂,但是不失他優雅俊美的風采,加上時刻掛在嘴上的微笑,硬生生拉高了整台車犯人的平均顏值。
不過當你注視他的眼睛時會感到不寒而慄,因為銀色的眼瞳無機質沒有反光,充滿了瘋狂和戾氣。
下車排隊進監獄時,獄警拿著警棍催趕他們進去喊著:“不要聊天。”,不過死刑犯的人什麼樣的事沒做過,會怕獄警的小棍子?
圍欄裡是看熱鬧的犯人,對著新人裡面最美的菅原,又是空氣幹又是吹口哨的。不過當菅原看過去的時候集體噤聲了,彎彎的灰眸沒有笑意,只有無機質的混沌跟瘋狂。
土✏️🗒
DOODLEIHの時、湘北の子たちが旅館で浴衣を着てたことから考えると、海南ももしかしたら宿泊先のホテル(かな?)で浴衣を着てた可能性があるのでは!?って妄想した結果の落書き。浴衣姿の神さん…はぁ〜✨✨
でも、海南は大所帯だし、各自でパジャマとかTシャツとか持参してるかなぁ…
信長は2年の部屋に押しかけて神さんの隣(多分、小菅くんの布団)を陣取って消灯時間ギリギリまでお喋りしてそう。
井上ひさみ
DOODLE20220717水野祐くんハッピーバースデー。なのにこんな妄想をして漫画描いちゃいました。腐抜きで祐君と菅見先生の絡み好きなんですよねぇ。大人にいっぱいワガママ言ってほしい…その為の大人だろう、なぁ菅見? 雑すぎるので公開範囲変更したらすみません 5
mireoudon
MOURNINGみれおの菅服さんは仕事が終わらない午前2時、懺悔室でもしかしてきみは人間じゃないのかもと疑った話をしてください。>>さみしいなにかをかくための題
まだひとのままでまだ日が出ていた頃から飲まず食わずで事件を追っていた菅野は、はたと見た時計が示す時間に一瞬目眩がした。音もなく時を刻む電波時計は、その流れを容易く麻痺させる。時刻はちょうど丑三つ時、とは言えこうも煌々と灯りがついたままでは、流石の霊も寄り付かないだろう。
「夏樹。交代でシャワー」
「はーい。俺最後で大丈夫ですよ」
「俺とお前以外済んでる」
「え、いつの間に」
顔を上げれば、服部が言外に早く出ろと菅野を急かす。思えば、夜の十時あたりから、誰かと会話を交わした記憶がない。オフィス内も閑散としていて、外出か仮眠か、見知った顔の何人かは出払っているようだった。目に見えない力に引っ張られるように、服部の背を追いかけた菅野は、部屋を出た途端広がる暗がりに、真夜中を嫌というほど実感した。
1612「夏樹。交代でシャワー」
「はーい。俺最後で大丈夫ですよ」
「俺とお前以外済んでる」
「え、いつの間に」
顔を上げれば、服部が言外に早く出ろと菅野を急かす。思えば、夜の十時あたりから、誰かと会話を交わした記憶がない。オフィス内も閑散としていて、外出か仮眠か、見知った顔の何人かは出払っているようだった。目に見えない力に引っ張られるように、服部の背を追いかけた菅野は、部屋を出た途端広がる暗がりに、真夜中を嫌というほど実感した。