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    行方

    MAcaROn_3923

    DOODLE以前多分鍵であげた、軍服黒騎士ヘア☕️×白軍服+ハーフアップ🥞の妄想で、行方不明になってた🥞が偶然再会したら洗脳されて敵軍にいた話の続きをほんのちょっとだけ書き足しました。

    冬彰☕️🥞

    ⚠️注意⚠️
    ・流血表現あり
    ・CPのつもりで書いてはいませんが、❄️🥞や🍨🥞に見える描写があるかもしれません。

    前回なげた分とまとめてここに投げときます
    書きたいとこ書いてるだけなので、細かい設定とかなーんも考えてません。「彰人……?」

    ずっと探していた色が視界に入り、思わず名前を呼んだ。見間違えるはずがない、燃えるような夕焼けを。
    敵軍の中に彰人はいた。最後に見た時とは真逆な白の軍服を身に纏って。

    「うそ…、なんで…っ」

    絵名さんもその姿を見つけたのだろう。驚きの表情を見せながら、今にもなきだきてしまいそうだ。

    「彰人…!!」

    気がつけば駆け出していた。
    ずっと探してた。彰人が突然居なくなって、まるで自分の半身がいなくなってしまったような、心にぽっかり穴が空いてしまったような感覚だった。
    生きていてよかった、無事でよかった。早くこの腕で抱きしめたい。そして、会いたかったとずっと探していたと伝えたい。あぁ、他にも話したいことが沢山ある。やっと…、やっと見つけた…!
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    fujimura_k

    MOURNING2022年5月発行 明治月鯉R18 『鬼灯』
    身体だけの関係を続けている月鯉。ある日、職務の最中に月が行方を晦ませる。月らしき男を見付けた鯉は男の後を追い、古い社に足を踏み入れ、暗闇の中で鬼に襲われる。然し鬼の姿をしたそれは月に違いなく…
    ゴ本編開始前設定。師団面子ほぼほぼ出てきます。
    鬼灯鬼灯:花言葉
    偽り・誤魔化し・浮気
    私を誘って

    私を殺して


     明け方、物音に目を覚ました鯉登が未だ朧な視界に映したのは、薄暗がりの中ひとり佇む己の補佐である男―月島の姿であった。
    起き出したばかりであったものか、浴衣姿の乱れた襟元を正すことも無く、布団の上に胡坐をかいていた月島はぼんやりと空を見ているようであったが、暫くすると徐に立ち上がり気怠げに浴衣の帯に手を掛けた。
    帯を解く衣擦れの音に続いてばさりと浴衣の落ちる音が響くと、忽ち月島の背中が顕わになった。障子の向こうから射してくる幽かな灯りに筋肉の浮き立つ男の背中が白く浮かぶ。上背こそないが、筋骨隆々の逞しい身体には無数の傷跡が残されている。その何れもが向こう傷で、戦地を生き抜いてきた男の生き様そのものを映しているようだと、鯉登は月島に触れる度思う。向こう傷だらけの身体で傷の無いのが自慢である筈のその背には、紅く走る爪痕が幾筋も見て取れた。それらは全て、鯉登の手に因るものだ。無残なその有様に鯉登は眉を顰めたが、眼前の月島はと言えば何に気付いた風も無い。ごく淡々と畳の上に脱ぎ放していた軍袴を拾い上げて足を通すと、続けてシャツを拾い、皺を気にすることもせずに袖を通した。
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