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    術師

    倉庫です

    DOODLEある奇術師の話

    前回→https://poipiku.com/2688419/7788126.html
    次→https://poipiku.com/2688419/7805348.html
    とある地下ステージで一人、手品を終えたばかりの青年がいる。見た目は髪も長く、華奢で、女性のようにも見えるような美形で、女物の服を身に着けていた。コルセットと一体化したタイトスカートのスリットから見える足が妙に艶めかしく見えた。何処と無く妖しげな雰囲気を醸しているが、話してみると意外と気さくな男だったのだそうだ。羽とリボンと花で飾り付けた帽子から覗かせる顔には笑みを浮かべている。時たま、客の相談に乗ったりしていて、その手腕にも定評があるらしい。だが、この奇術師にはある噂があった。それは彼に関わった人間が不幸になるということだ。事故に遭ったり事件に巻き込まれたり、中には自殺してしまった者もいるらしい。その話を聞いた私は興味を持ち、彼のことをもっと詳しく知りたいと思った。そして数日後、私は彼が出演しているという劇場へ足を運んだ。中は黒と赤を基調としたエキゾチックな造りになっていて、ステージの中央では奇術師の男が観客に向けてお辞儀をしていた。私もその一人で、席に座って彼のショーが始まるのを待つことにした。
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    alice1024_dc

    DONE❤→(←?)💜メイン
    #voxshu
    お題『ハロウィン』

    某ワンドロワンライ様参加作品だったんですが、途中データ消えまくったし他面子出したかったのでもう普通にあげることにしました🤕😇
    呪術師みのある攫われかけの💜くん、阻止する❤️
    最後は全員→💜くん風味
    ハロウィンらしい軽微なホラー要素と、最後女装あります注意!
    結局のところ、彼もあちら側なのでこの時期になると、とりわけ忙しくなる。
    VTuberと呪術師というミスマッチな仕事を兼業しているシュウは、今日も珍しく外出していた。
    依頼自体は簡単に終わったものの、ハロウィンが近づくといつもこうだ。あちらとこちらの境が曖昧になりかけるせいで、必ず依頼が頻発する。
    朝から呼び出されていて、ようやくの帰り路。
    街中から閑静な住宅街を抜けて帰ろうと思った時、それが目に入った。

    《やあ!ボクのかわいいコウモリちゃん!》

    たまに行く、落ち着いた雰囲気の喫茶店。
    くすんだ赤煉瓦の佇まいに似合わず、その窓にどピンクのペンキで書かれたメッセージ。
    ハロウィンの演出にしては芸がないから、いたずら書きか個人へのラブレターかな。
    あくびを噛み殺しながらそう判断して、シュウは踵横の路地へ足を進めた。
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