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    knm

    PROGRESS6/30開催さめししオンリー【醒めし視界に愛は降る】にて発行予定の新刊サンプルです。
    絶賛原稿中。
    村雨視点の5章構成に加えて、原稿が間に合えば獅子神視点の後日談全6章予定。

    局部・自慰描写があるのでR-18。
    村雨視点は挿入なし、獅子神視点で本番が書けたらいいなあ。
    【サンプル】下心は必然を呼ぶ1/発端、あるいは天啓

    「呪ってやる!」

     村雨礼二はオカルトを信じない。
     幽霊や超能力はもちろん、『呪い』などという非科学的事象を信じては医者なんぞやっていられない。物事には必ず原因がある。無から生まれるものなどありはしないのだ。
     そんな村雨に対し、馬鹿馬鹿しくも呪ってやるなどと喚いた男は地面に這い蹲っている。そのままスーツの男達に取り押さえられ、引きずられ、待機していた車に雑に詰め込まれる。
     村雨は早々に興味をなくし背を向けていたため直接目にはしていないが、男のくぐもった悲鳴とバタンとドアが閉まる音は聞こえていたので十割合っているだろう。
     男は村雨がオークションで買った人間だった。複数の婦女に対するつきまとい行為と暴行未遂、出所後にギャンブルに手を出すが運も実力もなくあっけなく倉庫行きとなった、ありがちな過去を持つ男である。
    10303

    てゐと

    MEMO夏祭りに関する妄想は何べんやってもいいんですよ
    上手くいけばすけべに展開を持っていける系の妄想~
    リトルトーキョーに最大限の感謝を込めていつもありがとうございます
    ジュドニコと夏の小話、の設定ある夏の日、グリーンイーストのリトルトーキョーで日本式の夏祭りがあるとかで。ニコが端末機で屋台めしを調べていると「ニコにはこれが似合いそうだな」とのぞき込む影。大きな焼きとうもろこしに噛り付くスイカ柄の甚平を着た子供の写真を指差しているのはジュードだ。ふいに落とされた影の方を向けば、まず意味もなく唇を貪られたりして。幸いなことに近くにはセイジもビアンキもいなかったので胸を撫でおろしたいところだが、ニコは不服だ。似合うと言われた写真が子供の着ている甚平だったのだから。
    なんとなく馬鹿にされた気分になってので、後日仕返しをすることにした。皆揃って非番だ、午後休だ、早番上がりだ――ということで四人で夏祭りに行くことにした。セイジとビアンキが先にリトルトーキョーにある小さな神社の前で待っているからと早く待ち合わせ場所に行かないといけないのに。ニコがジュードを押し倒して(実際ジュードを押し倒せるのかは置いておく)馬乗りになって、わざと浴衣をはだけさせたりするから。
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