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    2017年

    Haruto9000

    DONE2017年から書いていた「クー・フーリンが女性だったら」妄想をこっちにも載せます。いずれオル槍に至る予定。
    ※FGO第1部のみの情報で書いていたので、設定ズレなどはご容赦ください。

    【あらすじ】
    マスター(ぐだ子)は、ランサークラスの英霊召喚を試みる。
    現れたのは、ケルトの英雄クー・フーリン。
    ところが、カルデアにいるクー・フーリンたちと違い、新たにやってきた英雄は"女性"で…!?
    ミラーリング #1(カルデア編) じゃら、とマスターの手に抱えられた聖晶石が音を立てる。
    「じゃあ、いくよ、マシュ」
    「はい、先輩!」
     そばでは、祈るように両手を組んだマシュが固唾を飲んで見守っている。
    「今度こそ……今度こそ麻婆豆腐以外のものを召喚するからね」
    「はい、先輩!」
    「毎日毎日フリクエを回って……長かった……ようやくここまで……」
    「はい、先輩! 今度こそ、きっと大丈夫です! 英霊のどなたかが、先輩の呼びかけに応えてくれますよ!」
    「やっと集めたこの血と汗と涙の結晶……頼むよ! おりゃ!」
     マスターは、虹色にきらめく石を召喚サークルに投げ入れた。

     くあ、とオルタナティブのクー・フーリンはあくびをした。
     血走った目で「石を集める」と言ったマスターに付き添い、数時間前までレイシフト先でひたすら獲物を狩っていたのだ。帰ってきてからはずっと寝ていたのだが、まだ眠い。
    1808

    アイム

    PAST茅ヶ崎くん誕生日の至真。by2017年今年の四月二十四日は至にとって、学生の頃に大ハマリしたとあるゲームソフトが数年の時を経て復刻する日であった。

    「システムに凝り過ぎてパラメーター確認するのすら手間取ったんだよ……RPGなのに謎解き要素が本格的で全然進めねえし……あと主人公がめちゃくちゃチートで、装備選び間違えるとむしろ数値下がるから使えねーのなんのって……」
    「超絶クソゲーじゃないっすか」
    「クソゲーもクソゲーよ、初期装備でラスボス戦まで行けんだから。……なんであんなにやり込んだのかなぁ。全米が泣いたレベルの感動ストーリーっていう触れ込みだったのに、最初から最後までぶっ通しで笑い続けてた覚えしかねーわ俺」

    思い出というものにはひどい補正がかかるせいか、数年ぶりに振り返ってみても、うっかり失笑が零れてしまう。
    今まさに興奮しながらドハマリしているネトゲもソシャゲも山ほどあるというのに、それでも、再び発売すると聞いたら注目せずにはいられない。
    普段のような言葉を選ばない暴言、と呼ぶにはあまりにも情の満ち満ちたゲーム批評に、隣で同じくゲームに興じていた万里がちらりと視線を寄越してくる。

    「……んじゃ、至さんの誕プレ候補 3007