4/1〜4/30１ヶ月間だけ開いて閉じようと思っています
質問や感想、連絡など該当期間であればフリーですのでご自由にどうぞ
個人的なやり取りもなるべくお応えしたいと思っています
察するのが難しいので、直接伝えていただければ嬉しいです

今後個人的な呟きを公開する予定はありませんが、個人間のやり取りや文章の公開は可能です
その場合、名前とメッセージを記載いただければお応えしますね
一緒に「私に求めること」も記載していただけると助かります
（交流したいのか、記事を読みたいのか、そもそも何故そう思うのか？）
それによって内容を変えていきますので
①名前　②私に求めること　③動機
いただいた情報はもちろん公開しませんので安心してください


驚いたり引いたりしないのでお伝えいただけたらと思います

落とし物、拾ってあげましょ「そういえば秀さんは前に配達員の仕事をしてたよな」
「そうですね。だから届けるってコンセプトの仕事なら経験あります」
　タケルと秀はプロデューサーから渡された書類を見ながら他愛のない話をしていた。THE虎牙道とC.FIRSTは次の仕事で郵便局をPRをするので、他のメンバーよりも早めについた二人は書類を先に受け取って目を通していたところだった。
「えっと、ここに土日があるから……この日に郵便ポストに入れれば、この日には届くな」
　秀の指がカレンダーをなぞる。タケルが一言「遠いな」と呟いた。
「手紙って思ったよりゆっくり届くんだな」
「そうですね。今はわざわざ手紙を書かなくてもLINKがありますから、LINKと比べちゃうとなおさら」

49日目、ディーバは思う　嘔吐感にも似た気色の悪い感覚が体の中をのたうち回る。その辛さに耐えながら、“元オフィサー”だった化け物共を叩きのめす。
「クソっ、一体何がどうなってやがんだよ……ぐ、っ」
　突然社内が揺れ始めて何事かと訝しがっていたら、揺れが収まった途端にこの有様だ。
　俺がかろうじて人の形を保っていられるのは、管理職にのみ与えられるE.G.O防具のお陰だろう。勘がそう告げている。でなければあらゆる部署のオフィサーばかりが突如化け物に変貌するなどあるものか。

　もしボタンを一つ掛け違えていたら、俺だってこんな得体のしれない化け物になっていたかもしれない。そんなことをふと思う。
　人型スライムのようなアブノーマリティ――溶ける愛、とか言ったか――が収容された日。ヤツの力によって“感染”した同僚が次々とスライムと化していく。その感染力は凄まじく、たちまち収容されている福祉部門のオフィサーが半分近く犠牲になった。そんな元同僚であるスライムの群れが目前に迫ったときは、すわ俺もいよいよここまでかと思ったものだ。直後、管理職の鎮圧部隊がわらわらとやって来た。俺は元同僚が潰れてゲル状の身体を撒き散らすのを、ただただ通路の隅っこで震えながら見ていた。支給された拳銃を取り出すことも忘れて。