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    7月23日

    汎用斉藤

    DONE「箱庭ごはん」(2022年7月23日から開催された、プリンタニアごはんアンソロジーネットプリント企画)に参加登録した小話その2。
    21回プリンタニア版ワンドロワンライのお題「白」「話す」で描いたイラストから派生した小話でもあります。
    さ行みんなで食べるごはんはきっと楽しい。
    NOT GUILTY「もー!散々でしたよ!!質問に次ぐ質問で……何にも説明してくれないし……なんか猫たちの目怖いし!!」
    「おつかれ……」
     回顧祭で落とし物を拾っただけなのに、まさかこんなことになるなんてと瀬田が目をぐるぐるさせながら佐藤に訴えている。瀬田の胸元に抱えられたすあまと頭に乗ったそらまめが、よしよしと言わんばかりにむにむにと体を寄せている。
    「塩野も大変だったな」
    「んー俺はコンサルの証言に付き合っただけだからなあ」
     コンサルと警備人に急かされながら大至急で猫のところに連れていかれる理由がまるでわからず、当初は塩野も瀬田同様ひたすら困惑していた。
     しかし拾った何かについて猫に囲まれてひたすら質問責めにされた瀬田に対し、塩野は自分が連れていた物理ボディのコンサルがその場の会話の証言をするため一緒に連れていかれただけだったので、特に何かしたという訳ではない。回顧祭で瀬田のいるブースに寄った時の話や、佐藤達と菓子を食べる会をしていた時のことを一応確認されたぐらいだ。
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