馴貓才不是（就是）難事　Ikeakuma/voxike夜幕低垂時的月光顯得孤獨，但Vox喜歡且享受每個夜晚來臨後的寧靜，那是在下班後唯一能好好放空的時刻，偶爾或許還能撿到些小幸運；例如在即將打烊的烘焙坊買了最後一袋白吐司、最後兩塊可頌，或是、拯救了一隻受傷的小貓⋯⋯

每日的返家路上總能看見兩三隻浪貓蹤影，Vox對那一聲聲的喵喵叫不以為意，偶爾也會為此停留，欣賞一下相依偎的可愛小貓們，順便療癒自己疲倦的身心。

「喵凹嗚！喵嗚──」

轉入街道之前，傳入耳裡的喵叫聲實在過於淒厲，Vox不得不在意的駐足，提著忐忑的心在周邊探查，直到在路燈桿下的小角落撞見那隻有著黃綠色雙眼的灰藍小貓；牠倚著牆邊不停發出尖銳叫聲，貌似是傷了。

「哈囉小貓咪，讓我幫你好嗎？你受傷了。」

君と一緒アイク7歳　シュウ6歳

「おにいちゃん...」
　時刻は10時。うちの家では夜9時になったらベッドに入るよう言われている。小学校に入り、色んな科目の授業を受けることなって僕はワクワクして毎日のように教科書を読むのが日課になっていた。特に国語の教科書はたくさんの話が載っているので僕のお気に入りの教科だった。今日もいつもと同じように国語の教科書を読んでいると、申し訳なさそうに僕をよぶ小さい声が聞こえてきた。声の方に視線を向けると、2段ベッドの階段に登り顔だけ出してこちらをみている僕の弟、シュウが眉を下げていた。
「どうしたの、シュウ。なんかあった？」
　僕がそう声をかけるとシュウは瞳を潤ませ、何かを言いたいのに言うのを躊躇っているのか口をぱくぱくとさせている。ベッドから身体を起こし、シュウの方へと近付いて頭を撫でてあげ、ゆっくりでいいよと声をかけると一度強く目を瞑っておずおずと靴を開く。

あけましておめでとう「あけましておめでとう！」
「おめでとう！今年もよろしくね」
「よろしく！」
　コツン、とグラスを触れ合わせ、新年の挨拶をして乾杯をする。アイクのグラスには赤ワインをグラスの半分ほど、僕のグラスには一口分だけ。お酒がそんなに強くなく、この後の仕事に支障がきたしてしまうから嗜む程度にした。

　僕たちは今、日本で年を越している。お互いの地域で年末年始を過ごすかで悩んでいたが、まだ付き合って日も浅いため二人での思い出を作ろうと旅行も兼ねて日本で過ごすことにした。ついでに日本でオフコラボなんてしたらファンのみんなが喜ぶんではないかと、配信はしないけどこの後動画を二人で撮る予定で、日本の正月を楽しもうと一式用意した次第で。年越しそばとワインという合わない組み合わせになったけれど、面白くていいんじゃないかと試してみた。二人して並んでこたつに入りながら、僕はちびちびと元から少ないワインを酔わないようゆっくりと飲む。僕と違って酒に強いアイクは、もうグラスに入っていたワインを飲み干して新たにワインを注いでいた。

王子様とバレンタイン「違う、そうじゃない」
「んえ...、温めるんだから強火で良くない？」
「いっきにしたら焦げるでしょ、これで何回目なの」
「...」
　ぐるぐるとボールの中でチョコレートを鍋で温めながら溶かす。普段だったらこんな事はしないけれど、明日は2月14日バレンタイン。浮奇共に明日プレゼントするためのチョコレート作りをしていた。...どうして、こうなっちゃったんだろう。

▽

　遡ること1週間前。その日は朝に買った雑誌を開き、バレンタインチョコレート特集を見ていた。バレンタインだからといってチョコ作る予定はなく、フェアが終わった後に安くなっているチョコレートを買うのが例年のバレンタインだ。だが今年は弟が受験生。チョコレートが好きな弟のために、少しいい物を当日に渡してあげようと情報収集していた。ここのチョコは美味しそうだけど値段が可愛くない、この店はお手頃値段だけどちょっと遠いな、んー、チョコミントはダメでしょ。うんうん唸りながら考えていたら気付けば下校時間。やばい、早く帰らなきゃ。鞄の中に乱雑に詰め込んで教室を飛び出した。

王子様と過ごすクリスマス「闇ノさん！」
　最近、よく聞くようになった声が遠くから僕の名を呼ぶ。声の方に振り向くと、周りにきらきらな星を纏っているのかという程輝いた笑顔を僕に向け、小走りで近づいてくる男子生徒が一人。隣のクラスの王子様、アイク・イーヴランドくんだ。僕の隣まで来れば軽く呼吸を整えて一緒に歩く。
「おはよう、闇ノさん。突然なんだけどさ、日曜日って暇？」
「日曜日？　空いてると思うけど」
「よかったらさ、出かけない？　チケット貰ったんだ」
　これなんだけど、と渡されたのは週末に開催されてる動物と触れ合えるイベントのチケットだった。犬や猫はもちろん、ウシやウサギ、ウマといった普段見ることしか出来ないような動物とも触れ合えるというものだった。

教えてよ　今日の配信が終わり、喉が渇いたなとリビングに向かえばスマホの画面を真面目な表情で見詰めるシュウがいた。マグカップに紅茶を注いでシュウの隣に座った。
「シュウ、どうしたの。そんな真剣な表情して」
「ん？キスマークの付け方検索してんの」
「は！？誰につけんの！？」
　シュウの返答にぎょっとしてマグカップを落としそうになる。危ないよ、とシュウがマグカップをおさえてくれたお陰で、僕と床が濡れることを防いだ。ごめんと謝りながらマグカップを持ち直し、動揺しているのを落ちつかせるために、紅茶を口に含んでカラカラになった喉を潤す。息を吐いて視線をシュウに戻せば、次は変な汗が出てくる。それもそうだ。僕はシュウの事が好きだから。好きな人に好きな人がいて、その人に付けたいから勉強しているなんて言われたら、今すぐにでもここから飛び出したい気分だ。

💙💜「おつかれだね、大丈夫？」
　大学の授業が終わり家に着く。食事、片付け、風呂を全て終わらせてあとはもう寝るだけの状態にして、パソコンをつけて僕は山のように溜まっている課題に手をつける。その時に同じ大学に通うシュウと電話をするのが日課だった。シュウとは学科が違うけど共通の趣味で仲良くなった。綺麗な顔立ちだけど笑うと可愛くて、みんなといる時は大人びた対応をするけれど僕といる時は年相応の反応をする、そんなシュウに僕は惹かれていった。話しやすくてシュウと電話しているといつも時間がたつのが一瞬であった。Hi shu、といつものように声をかけた僕に返って来た言葉は心配の声。毎日電話しているから声の違いに気付いたのだろう。

《氰化物》Ike x Vox 【3】　　这个村庄比自己看到的要大很多，镐女拖行了他大概半个小时后，才走到一个类似教堂的地方。
　　
　　还不等镐女放下他，另一个队伍的领头人就凑了过来。
　　
　　这个看起来浑身涎水还散发着腥臭的男人把他充满了鼻毛的鼻子凑过来，在ike的身上嗅了嗅。
　　
　　“他就是撒旦之子，”
　　
　　他用油腻的大手拽过ike的脸，对着火光十分确定地点了头：
　　
　　“看在上帝的份上，他必须被火烧死。”
　　
　　尽管看起来咬牙切齿，但他还是用另一只手在ike脸上重重地捏了一把，更是意味不明地用下体从跪在地上的ike肩上蹭过。
　　
　　好在镐女注意到了他的小动作，她猛地踢在了这个领头男人的胸膛上，拔出钉在ike小腿上的镐子，低声威胁着。

《氰化物》Ike x Vox 【2】　　极长的铁镐拖在地上，按理说走过来时应该会有明显的摩擦声，但ike却对此完全没有印象，以至于注意到时，这个人影已经如鬼魅一般站在了门前。
　　
　　ike握紧了手中的短刀，一手挡在身前，尽管手上这个小家伙可以管外面那人的铁镐叫爷爷。
　　
　　门外沉重的呼吸声在这个静默的小村庄里尤为明显，夹杂着不远处篝火的啪啪声，却诡异地让人多了些睡意。
　　
　　ike靠在门后的窗边，屈着膝。就在他思考接下来如何应对门外的来者时。
　　
　　这个瞬间，异动发生。
　　
　　随着一声巨响，身侧的门锁被一脚踹开，ike这才意识到门外持镐人的恐怖力量，这是连他也或许无法全身而退的。
　　
　　由不得多想，他一手撑着窗沿跳出房外，身后的那个鬼魅般人影反应过来后，以一种常人无法做到的身形紧随着ike。

《氰化物》Ike x Vox【1】  这样的惊醒原本对于ike来说并不是什么稀奇事。

  确切地说，作为一个曾经在自己囤积的易拉罐上睡了一整天的人来说。

  只是这一次，整个世界寂静无声，让ike不得不怀疑自己是不是又陷入了什么梦境中。

  他依旧睡在酒店的床上，本该睡在他隔壁的luca却没了任何声音。

  不合理的是，不止luca，酒店这层的走廊上此刻都寂静无比，不仅没了平日里早起酒店服务的敲门声，连屋内的灯都无法打开，漆黑一片的环境让ike顿生警惕。

  他本能地不觉得这是什么好事。

  察觉到不对劲的他无声地翻下床，摸着黑迅速地穿好鞋子和衣服，顺便系好了鞋带，防止影响到接下来的打斗（或许）。

  哪怕是这个时候，ike能想到的最坏的事情还只是碰到了恐怖袭击才导致整个酒店的大闸被破坏。

《氰化物》【引】Ike x Vox简介：
大学刚刚毕业的小说家ike，为了远离学业彻底放松，和朋友一起来到了南美圭亚那的琼斯镇度假，却意外地挖掘到了这个小镇和自己前半段人生的惊人发现。

时不时闪回的历史片段，随着ike的失忆越来越频繁，他被困在了1978年的琼斯镇
内.在躲避异教徒的追杀中，他遇到了某个仿佛真正被召唤而来的、优雅沉着的恶魔：

他用声音蛊惑人们，为他而死。




  引：

  大学毕业的那个夏天，ike决定去gap一年。

  尽管学习的是语言文学，但他沉迷于研究世界各地的历史，他把这归结于对文字迷人力量的沦陷。

  ike绝不承认这里面有着私心：不知道从什么时候开始，他开始变得失眠，疑神疑鬼，有时候甚至会间歇性失忆，只有在触摸到那些羊皮卷和陈年的书扣时，才会莫名地觉得安静许多。

如果你忘了我如果你忘了我，就讓風代替我...

　　「你活了四百多年，有什麼事情讓你印象深刻的嗎」一個聲音乾淨的男孩一邊紀錄眼前的一切，一邊採訪眼前這個突然出現的『惡魔』。據惡魔所稱，是因為在英國買的日式吊墜飾是真的留存400年的真品，而且還是屬於祂的。

　　但Ike不免懷疑這件事的真偽，畢竟英國．看起來全新的．日式吊墜怎麼可能會是真品呢？但這個『惡魔』確實是憑空出現，而且可以隨意變幻出額頭的角，讓自己只能先相信對方。

　　「其實，過了這麼久，很多事情都變得很模糊，尤其是越珍貴的人、事、物。就像在看一張你明明知道色彩很鮮豔、很令人震撼的風景照，但你卻不敢看清裡面的細節，或是說無法去看清它，彷彿有一層水霧阻擋著一樣。」帶著紅色眼影的惡魔微瞇著眼，像是在懷念祂所說的風景，又像是在思考如何說清楚祂想表述的概念。但如果仔細看她的眼睛，彷彿有些微的水波，就如同祂所說的水霧一樣。

拝啓　仲夏の候　安普請のワンルームは、容易く外気温の影響を室内に持ち込み、ムシムシと体表温度と不快感を上げている。雨が止んだのだろうか。遠い大通りを走る車の音が大きくなっていた。
　梅雨入りの寒暖の波に、主に経済的な理由で空調を入れる踏ん切りが付かないこの時期の暑さは心体的にダメージが大きく、鬱々…否、何も無いポッカリとした空虚な気分を唐突に感じさせるのだ。

「あっちぃ」

　気化熱作用とサラとろの肌当たりがウリのスポーツメーカーのシャツの首元をパタパタと引っ張って風を入れながら、ミスタは筆記レポートの手を休めて時計を見上げ、その美しい柳眉を顰めた。

「腹減った…」

　日付が変わりちょっと経ったあたり。牛の刻には早い。軽く霧吹きの水をかけられた様に湿る首に手をやって、グルリと回してから、重い腰を上げ伸びをする。まだ課題は終わりが見えず、気分転換と食料を補給する必要に迫られている。