kzn
Kzn
MENUプロバスケプレイヤー×バスケ雑誌の編集者の流リョでアメリカ留学時代付き合ってたふたりが別れて3年後に再会する話です。
年齢制限があるので当日は年齢が確認できるものの提示をお願いいたします。
A5/44p/頒布価格500円
スペース/東1オ38a「kzn」
だってこれは、ハッピーエンドなふたりのおはなし※Attention
プロバスケットボールプレイヤー×バスケ雑誌編集者
各キャラの未来捏造を多く含みます。
バスケ知識に間違いがあるかもしれません。あらかじめご了承ください。
また、年代的に無いはずのプロリーグが日本にある設定で書いてます。
―――――――――――――――――――
「宮城さん! 流川選手帰国するんですって!」
ずいっと後輩の見せてきた雑誌には【イケメンすぎるスーパーバスケットボールプレイヤー流川楓】と書かれた見出しと見出しに嘘偽りない、試合中の姿を切り取ったであろうユニフォーム姿の美丈夫が映っていた。
ディフェンスを抜け走りだす瞬間なのだろう、長いまつ毛に縁どられた意志の強そうな目が先を見つめている様子は強い闘志が感じられるいい写真だ。
12038プロバスケットボールプレイヤー×バスケ雑誌編集者
各キャラの未来捏造を多く含みます。
バスケ知識に間違いがあるかもしれません。あらかじめご了承ください。
また、年代的に無いはずのプロリーグが日本にある設定で書いてます。
―――――――――――――――――――
「宮城さん! 流川選手帰国するんですって!」
ずいっと後輩の見せてきた雑誌には【イケメンすぎるスーパーバスケットボールプレイヤー流川楓】と書かれた見出しと見出しに嘘偽りない、試合中の姿を切り取ったであろうユニフォーム姿の美丈夫が映っていた。
ディフェンスを抜け走りだす瞬間なのだろう、長いまつ毛に縁どられた意志の強そうな目が先を見つめている様子は強い闘志が感じられるいい写真だ。
海月くらげ
DONEたまきずWEBイベント「KZN48」展示作品①「たまきずの赤目ポップ君大好き」
赤目ポップ君は、趣味に走ってまーす、ワルイお顔ですー。このイラスト書いているとき、本当に楽しくて楽しくて……ヘキなんです。
yuma
DONEKZN48イベントに寄せて。サークル参加はできなかったけど、サ終に向けて私も思い出を残したかった。。。勝利後のポーズで、きずゆうの武器に被らないように頑張ってポーズするハドアバです。
下書き時点では司令はむっつりしてたのですが、最後だから笑顔に。 2
suika
DONEKZN48開催おめでとうございます!tmkzホリデークエストで約束したプレゼント交換を続けているヒュンマの話。ラーハルトが被害を被りがちなしょうもない話です。
何事も広い心でお読みいただける方のみどうぞ。
返事 マァムに贈るホリデーのプレゼントを選びたい、といってヒュンケルの入った店に、ラーハルトは一言言わずにはいられなかった。
「……何を贈るつもりだか知らんが、ここでいいと思っているのか?」
ここは防具屋。武器とか防具とかの店に入る時点で贈り物を選ぶのに何かが大きく間違っている気がする。
「うむ……毎年オレも悩むのだが。武器ではないだろうし……」
「……贈るのに武器は適さないという感覚はあって安心した」
「そうだな。転職しない限りは必要あるまい」
「……」
そこか? 装備できる武器があるなら候補に上がるのか? どういう意図でどういう顔でホリデーに武器を贈るんだ?
自らの主人が同じイベントで仲間に武器を贈っていたことは横に置いて、ラーハルトは心の中で素早くつっこむ。
2755「……何を贈るつもりだか知らんが、ここでいいと思っているのか?」
ここは防具屋。武器とか防具とかの店に入る時点で贈り物を選ぶのに何かが大きく間違っている気がする。
「うむ……毎年オレも悩むのだが。武器ではないだろうし……」
「……贈るのに武器は適さないという感覚はあって安心した」
「そうだな。転職しない限りは必要あるまい」
「……」
そこか? 装備できる武器があるなら候補に上がるのか? どういう意図でどういう顔でホリデーに武器を贈るんだ?
自らの主人が同じイベントで仲間に武器を贈っていたことは横に置いて、ラーハルトは心の中で素早くつっこむ。
asamag108
DOODLEKZN48 -neXt stage-の展示物。絆の旅路最終章後のきずゆうちゃんとゼバロ君の話。
諸々のネタバレが大丈夫な方だけどうぞ。
本文は4000文字程度、残りの字数はうちゆう設定とかどうでもいい余談です。
2023.4.1 5244
asamag108
DOODLEKZN48 -neXt stage-の展示物。ロン・ベルクがミラドシアに召喚されてるIF設定。ヒュンラーを観察するロンさん。彼の観測範囲の話なのでCP感控えめ。
以前書いたハドラー様とラーハルトの話(https://poipiku.com/1753268/7177147.html)から何となく続いてます。
時系列不明、特にネタバレなどはございません。
2023.4.1 5155
FraissonDaiaka
DONEKZN48-Nextstage-開催おめでとうございます!こちら新作展示漫画+おまけです。
絆の旅路最終章のネタバレアリとなっております。
(弊ゆうがメインとなっており、いろいろカットした結果女子がほぼいません。)
宜しければ読んでやって下さい! 30
葉山ナギ
DOODLEKZN48展示物です。ここにある絵とpixivにあるたまきず絵はネップリ本に入ります、少しコメント追加していますが、全て線の粗いらくがきなのでそちらはお好みでお願い致します☺️
4/1 17:07 きずゆうくん追加しました
19:38 ダイレオちゃん追加しました 7
chihomuuran
DONE20230401開催ウェブオンリーKZN48 -neXt stage-展示用
自パーティーのイラスト+装備の話とか今まで描いたらくがきとか
終わってしまうの残念です…もっと各キャラの色んな面やオリジナルストーリーの掘り下げ見たかった! 4
dosukoi_hanami
DONEKZN48-neXt stage-ご開催おめでとうございます!
絆勇&仲間たちのほのぼの4コマ🍀
ラストネタバレなし、ゲーム未プレイでもお読みいただけます♪
2、3ページ目追加しました🙇♀️
スイカイベント、クリスマスイベント、キャラクエ、どれも楽しかったです。
ありがとうたまきず!! 3
Jeff
DONE5. OrphansKZN48展示作品・魂の絆二次創作
Hero+Hyunckel, Larhart×Hyunckel
全5話
2022/11/26
5. Orphans 親がいるって、どんな感じなんだろう。
メァリはアーケードをそぞろ歩きながら、ぽつりと、そんなことを考えた。
傍らを、妙な帽子をかぶった子供たちが駆け抜けていく。
街は木の実とガラス玉で彩られ、背の高い街路樹にリボンが巻き付けられている。
古の神の生誕に由来する、冬の祝祭だ。
聞き分けの良かった子供たちが枕元に靴下を置いておくと、眠っている間にプレゼントが届けられるという、特別な夜。
メァリもこっそりと、巨人サイズの靴下を用意してみた。何が欲しいのか自分でもよく分からないけれど、とりあえず小さめの剣や盾が入るくらいのものにしておいた。
この世界に生まれ落ちて、知識と経験がバラバラなままに、戦い方ばかり上達していく。先生がいてくれて、仲間たちがいてくれて。どうにか、道を見失わずに済んでいるけれど。
3009メァリはアーケードをそぞろ歩きながら、ぽつりと、そんなことを考えた。
傍らを、妙な帽子をかぶった子供たちが駆け抜けていく。
街は木の実とガラス玉で彩られ、背の高い街路樹にリボンが巻き付けられている。
古の神の生誕に由来する、冬の祝祭だ。
聞き分けの良かった子供たちが枕元に靴下を置いておくと、眠っている間にプレゼントが届けられるという、特別な夜。
メァリもこっそりと、巨人サイズの靴下を用意してみた。何が欲しいのか自分でもよく分からないけれど、とりあえず小さめの剣や盾が入るくらいのものにしておいた。
この世界に生まれ落ちて、知識と経験がバラバラなままに、戦い方ばかり上達していく。先生がいてくれて、仲間たちがいてくれて。どうにか、道を見失わずに済んでいるけれど。
Jeff
DONE4. DuelKZN48展示作品・魂の絆二次創作
Hero+Hyunckel, Larhart×Hyunckel
全5話
2022/11/26
4. Duel 「で、さっきの話だけど……痛っ……ヒュンケルに敗けた時の」
ぶぉ、という異音とほぼ同時に、背後の岩壁が砕け散った。
背筋が寒くなる。
訓練だって言っているのに。
当たったら最悪、ほんとに死ぬぞ。
「その、魔槍を渡したのって……いって、ちょ、ちょっと待って……渡した時って、どんな」
猛攻を必死にしのぎながら、話を続ける。
「どんな気持ちだったの?」
次の一撃はひときわ重かった。歯を食いしばって軌跡を読み、心臓すれすれで刃先を弾いた。
じぃん、と痺れる両腕を上げて、降参を示す。
「ストップ! ちょっと休憩させて!」
ラーハルトは追撃態勢を解いて、どすん、と槍の柄を地に突き立てた。
「実戦では、敵は待ってはくれんぞ。これしきで音を上げるとは。しょせんは人間、勇者を名乗れど、ディーノ様には遠く及ばんな」
3863ぶぉ、という異音とほぼ同時に、背後の岩壁が砕け散った。
背筋が寒くなる。
訓練だって言っているのに。
当たったら最悪、ほんとに死ぬぞ。
「その、魔槍を渡したのって……いって、ちょ、ちょっと待って……渡した時って、どんな」
猛攻を必死にしのぎながら、話を続ける。
「どんな気持ちだったの?」
次の一撃はひときわ重かった。歯を食いしばって軌跡を読み、心臓すれすれで刃先を弾いた。
じぃん、と痺れる両腕を上げて、降参を示す。
「ストップ! ちょっと休憩させて!」
ラーハルトは追撃態勢を解いて、どすん、と槍の柄を地に突き立てた。
「実戦では、敵は待ってはくれんぞ。これしきで音を上げるとは。しょせんは人間、勇者を名乗れど、ディーノ様には遠く及ばんな」
Jeff
DONE3. ConfidantKZN48展示作品・魂の絆二次創作
Hero+Hyunckel, Larhart×Hyunckel
全5話
2022/11/26
3. Confidant ……よし。
「見ろ、ひとりになったぞ。しばらく用事もない筈だ」
満を持して、傍らの青年に声をかける。
巨大な樫の木の幹にへばりつくようにして、元・不死騎団長はこわごわ視線を投げた。
目的の男は主君と別れて、おそらく修練のため森に残っている。
魔族の耳でも察知困難なくらい距離を取り、完璧に気配を消した二人に気づく様子はない。
ヒュンケルは彼の姿を直視できず、思わず下を向いた。
メァリがばすんと腰辺りを叩く。
「行け。行くんだ。躊躇している場合か」
「待て。待ってくれ。……いや、やはり今日はやめよう」
「何回目だよ! ヒュンケル、あのさ、僕も詳しいわけじゃないけど、絆に関しては専門家なんだ。絶対に何とかするべきだって!」
6571「見ろ、ひとりになったぞ。しばらく用事もない筈だ」
満を持して、傍らの青年に声をかける。
巨大な樫の木の幹にへばりつくようにして、元・不死騎団長はこわごわ視線を投げた。
目的の男は主君と別れて、おそらく修練のため森に残っている。
魔族の耳でも察知困難なくらい距離を取り、完璧に気配を消した二人に気づく様子はない。
ヒュンケルは彼の姿を直視できず、思わず下を向いた。
メァリがばすんと腰辺りを叩く。
「行け。行くんだ。躊躇している場合か」
「待て。待ってくれ。……いや、やはり今日はやめよう」
「何回目だよ! ヒュンケル、あのさ、僕も詳しいわけじゃないけど、絆に関しては専門家なんだ。絶対に何とかするべきだって!」
Jeff
DONE2. MotherKZN48展示作品・魂の絆二次創作
Hero+Hyunckel, Larhart×Hyunckel
全5話
2022/11/26
2. Mother なぜ、こんなものを持ち帰ってしまったのだろう。
メァリは崩れた床にごろりと腹ばいになって、目線をそれに合わせた。
ぼろぼろになった、何かのぬいぐるみ。魔物にも人間にも見える。
力なく垂れた首が哀れを誘うが、どうしてやればいいのかよくわからない。
「大事にされてたんだろうな」
と呟いて、小さな頭を指先で撫でてやる。
と、人形がふと顔を上げた。
かたかたと震え、おもむろに立ち上がる。四肢の感触を確かめるように数歩よろめいたかと思うと、メァリの方を振り返り、踊り子みたいに可愛らしくお辞儀をした。
メァリは笑って、肩越しに振り返る。
「また変なことしてる」
音も無く背後に現れた、背の高い影。彼は読みがたい表情のまま、すっと手を引いた。
1799メァリは崩れた床にごろりと腹ばいになって、目線をそれに合わせた。
ぼろぼろになった、何かのぬいぐるみ。魔物にも人間にも見える。
力なく垂れた首が哀れを誘うが、どうしてやればいいのかよくわからない。
「大事にされてたんだろうな」
と呟いて、小さな頭を指先で撫でてやる。
と、人形がふと顔を上げた。
かたかたと震え、おもむろに立ち上がる。四肢の感触を確かめるように数歩よろめいたかと思うと、メァリの方を振り返り、踊り子みたいに可愛らしくお辞儀をした。
メァリは笑って、肩越しに振り返る。
「また変なことしてる」
音も無く背後に現れた、背の高い影。彼は読みがたい表情のまま、すっと手を引いた。
Jeff
DONE1. Broken StringsKZN48展示作品・魂の絆二次創作
Hero+Hyunckel, Larhart×Hyunckel
全5話
2022/11/26
1. Broken Strings みつけた。
破壊を免れた、古都の図書館。
単独行動を好むアバンの使徒の長兄が、良くここに潜り込んでいることは知っていた。
メァリはにやっと笑うと、細く息を吐いて棚の後ろに隠れた。
足音を立てずに敵に近づく身のこなし、そこからトップスピードへ移行するための筋肉の使い方を、半魔の戦士に習ったばかりだ。
何事も実践が重要。
息遣い、闘気、魔法力、全てを凪いだ海のように平坦に。
用心深いメタルスライムですら、背後を取られるまで気付かせない、肉食獣のストーキング。
完璧だ。
本に夢中になっている彼の背中に一撃を加えるべく、最後の一歩を踏み出したその時。
「遅いぞ、ラーハルト」
きっぱりとした声とともに、ヒュンケルが振り返った。
9923破壊を免れた、古都の図書館。
単独行動を好むアバンの使徒の長兄が、良くここに潜り込んでいることは知っていた。
メァリはにやっと笑うと、細く息を吐いて棚の後ろに隠れた。
足音を立てずに敵に近づく身のこなし、そこからトップスピードへ移行するための筋肉の使い方を、半魔の戦士に習ったばかりだ。
何事も実践が重要。
息遣い、闘気、魔法力、全てを凪いだ海のように平坦に。
用心深いメタルスライムですら、背後を取られるまで気付かせない、肉食獣のストーキング。
完璧だ。
本に夢中になっている彼の背中に一撃を加えるべく、最後の一歩を踏み出したその時。
「遅いぞ、ラーハルト」
きっぱりとした声とともに、ヒュンケルが振り返った。
suika
DONE魂のKZN、手袋ヒュンマクエストありがとう!!!クエストの前日譚をねつぞうしました。手袋を選ぶまでのマァムとメルルとレオナのお話です。ポプメル風味もあります。
Happy holidays 街の近くにあらわれた魔物を倒して戦いが終わったあと。マァムはヒュンケルが腕に受けた傷に回復呪文を施していた。
肘と手首のちょうど間あたりに受けた切り傷が、柔らかい翠の光に包まれて少しずつ塞がっていく。
「……はい、終わったわ」
「いつもすまない」
「ううん。ちょっと動かしてみて?」
手首を支えてそう言うと、ヒュンケルは一本ずつ指を折ってから、拳を何度か握って開いてみせた。
マァムはその動きを確認して、大丈夫ね、と頷いてから、ずしりと重たく厚みのある手の指先にふと目を止めた。
「ヒュンケル、これ」
そう言われたヒュンケルは何のことか、という顔で自分の手を見たあと、「ああ」と初めて気づいたという様子で指先を上に向ける。剣だこのできた骨ばった指はかさついていて、爪の周りにはひび割れがいくつも走っていた。何ヶ所かは乾燥のあまりぱくりと小さく割れてしまっている部分もある。
3721肘と手首のちょうど間あたりに受けた切り傷が、柔らかい翠の光に包まれて少しずつ塞がっていく。
「……はい、終わったわ」
「いつもすまない」
「ううん。ちょっと動かしてみて?」
手首を支えてそう言うと、ヒュンケルは一本ずつ指を折ってから、拳を何度か握って開いてみせた。
マァムはその動きを確認して、大丈夫ね、と頷いてから、ずしりと重たく厚みのある手の指先にふと目を止めた。
「ヒュンケル、これ」
そう言われたヒュンケルは何のことか、という顔で自分の手を見たあと、「ああ」と初めて気づいたという様子で指先を上に向ける。剣だこのできた骨ばった指はかさついていて、爪の周りにはひび割れがいくつも走っていた。何ヶ所かは乾燥のあまりぱくりと小さく割れてしまっている部分もある。
ImmortalWindil
PROGRESSKZN48展示作品未完成のラフの一部を展示します。
スケジューリングの甘さゆえ、全体をお見せすることさえ叶いませんでした。
⬛︎今後のスケジュール
一身上の都合で、11月末まで全ての活動をお休みします。
12月から自身のイベント(@LHAoroj)の準備を本格的に始めます。
この作品は準備の合間に進めて、このイベントで展示できたら良いなと、ぼんやり考えています。 11
suika
DONEKZN48開催おめでとうございます!ミラドシアのスイカ割り大会のあと、みんなでビーチバレーをする使徒たちの話です。カプ無し。
ビーチサイド・スプラッシュ!「皆さん、今日の修行はビーチバレーをしましょう!」
『ビーチバレー?』
綺麗に揃ってそう言う五人の使徒たちに、アバンは「はい」となぜか砂浜に似つかわしくないエプロン姿で頷いた。後ろには先ほどのスイカ割り大会でヒュンケルが切りまくったスイカで作ったデザートの数々がずらりと並んでいる。
「いやなんで……ビーチバレーなんですか、突然」
「スポーツの意義は、決められた制約のあるルールの中でどうやって勝利を掴むか、を考えるところにあります。砂浜は砂で足を取られますから、思ったように動けないものですからね。いつもと違う不利な状況で、限られたルールの中どう戦うか。それを考えることが今日の一つの目標ですよ」
至極当然とも思える意見をさしはさむポップに、人差し指をふってもっともらしくアバンが説明をする。へええ、とダイが無邪気に目を輝かせた。
2892『ビーチバレー?』
綺麗に揃ってそう言う五人の使徒たちに、アバンは「はい」となぜか砂浜に似つかわしくないエプロン姿で頷いた。後ろには先ほどのスイカ割り大会でヒュンケルが切りまくったスイカで作ったデザートの数々がずらりと並んでいる。
「いやなんで……ビーチバレーなんですか、突然」
「スポーツの意義は、決められた制約のあるルールの中でどうやって勝利を掴むか、を考えるところにあります。砂浜は砂で足を取られますから、思ったように動けないものですからね。いつもと違う不利な状況で、限られたルールの中どう戦うか。それを考えることが今日の一つの目標ですよ」
至極当然とも思える意見をさしはさむポップに、人差し指をふってもっともらしくアバンが説明をする。へええ、とダイが無邪気に目を輝かせた。