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    tsr169

    MEMO最後まで書いたので支部の方で読めます。
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22342451

    アラサーくらいのこじれたタイプの巽マヨ いかがわしい雰囲気はあるけどまだ何もしてない 腸内洗浄描写を書くか書かないか決めたら続きを書いて支部に入れます。アルカメン各自モブと付き合ってるあるいは付き合っていた描写があります。
    感作性の愛 あの日に浴びた愛の囁きも、熱も、何もかも全てが毒だった。熱っぽい体を密着させられて、初めてそれに気が付く。
     過剰に反応した体の奥底から一気に噴出してきた熱の塊に、私は息を呑んだ。目の前で彼は日頃の聖職者然とした微笑みを剥がして、ほのかな影を帯びたまま微笑んでいた。
    「俺の事を何とも思ってないのなら、出来ますよね?」
     そう言われて、出来ないなんて言えなかった。否定する事はそこに情がある事を認めてしまうからだ。だんだんと近づいてくる顔をどうにか拒否したいと思うのに体が動かない。唇に温かい皮膚が触れた瞬間に漏れた吐息はすっかり熱を帯びていた。


    「タッツン先輩の引っ越しを祝って……乾杯~っ」
     藍良さんの元気いっぱいのコールに各々の飲み物をテーブルの中心でぶつけ合う。一彩さんはビール缶、藍良さんは甘い目のカクテルの缶、私と巽さんは丁度巽さんが撮影現場で貰ったというウィスキーをジンジャーエールで割って、ライムを切って入れたものを手にしていた。一口飲むと辛い目のジンジャーエールが口の中で弾ける。
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    たつき

    INFO今後出す予定のリンぐだ全年齢小説本からサンプルとして一作展示します。
    以前pixivにあげた同名の小説:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18425101とその続き:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18582472を加筆修正したものと言う名の完全に別エンディングです。

    本の発行時期は未定です。
    「愛なき獣は愛がわからない」 ああ憎い、憎い。下総国に始まり、様々な異聞帯でアルターエゴ・リンボの前に立ちはだかったあの女。カルデアのマスター藤丸立香。英雄と呼ばれる程高潔ではなく、凡人であれど凡愚ではなく、ただのありふれた善性を持った人間。憎き安倍晴明でもない、そんなちっぽけな小娘にリンボは敗れたのです。拙僧はリンボとカルデアとの戦いの記録全てに目を通してきました。そうしてその記録から縁を手繰り、カルデアに召喚された時はそれはもうーー……昂らずにはおれぬというもの。記録の中の怨敵、拙僧を殺した女、それにいつでも手が届く。拙僧がリンボとしての記録を有していると知れば、この女はどんな表情をするのか。拙僧と絆を深め、心を許した頃にその身も心も蹂躙されたとしたら……。そう思うとそれが楽しみで楽しみで、拙僧も浮き足立つというもの。好奇心と害意、加虐的思考に胸を躍らせ、カルデアのマスター・藤丸立香と相見えたのです。
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    たーべりうむ

    MEMO太シグと姫始めのお話(とはいえ、姫始め要素はサンプルでは出てこない)のサンプル。
    続きは、https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21312361 に載せてるので、気になる方はそちらも見ていただければ。(結局ヤらないけど、朝チュン有)
    姫始めな太シグ 第一、正月というものは、世界に等しくやってくる祭事だ。それは勿論、本来であれば誰と祝っても良いものなのだが……。
    「太宰。何故そこにいる?!」
     何故こんな時、ここに愛しの恋人、太宰がいるのかー嬉しくもなんとなく嫌な予感がしたシグマは苦悩の溜め息を零した。

     時は少し前に遡る。もう年の瀬であるのをいいことに、地上と同じく、いや、それよりもさらに上空の天空カジノは混み合っていた。そう、カジノに置いて、年末年始は特に稼ぎが増える時期だ。その天空カジノの総支配人であるシグマもそんな人々を置いて自分だけ年越しを楽しむ、なんてわけにはいかないのは至極当然のことで。太宰に連絡したい、せめて詫びの連絡でも……だけど連絡出来ない。何故なら私は凡人だから。と、シグマは結論づけた。あぁ、せめてこの仕事が終わってから……と思っていれば、気が付けばもう夜な訳で。勿論、今、仕事場から離れてしまえば、全てが滞ってしまう。そんなわけで、恋人である太宰に連絡さえも出来なかったのだが。仕事の途中で、過労によって倒れてしまったらしかった。
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    DONEX(Twitter)連載していた幽霊になった三の洋三、全年齢ver.です。
    エッチシーンも含めて読みたいよという方は https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21285956 こちらをご覧下さい。

    ※自殺表現がありますのでご注意ください。
    ※2006年ごろの設定で書いていますが既に国内プロリーグが発足し、三が所属している設定です。
    Goodbye, my love.中学生の頃、俺は無敵の存在だった。
    同級生は全員気軽に話せる友達で、教師や顧問といった身近な大人からの信頼も厚く、小学生の頃から続けているバスケでは負け知らずで、勉強だってそれなりにできる方。他人に言わせれば俺はイケメンに入る部類らしく、女の子にだってそれなりにモテた。それを自慢するつもりも鼻にかける気もなかったけど、心のどこかではずっと、自分はこの世界の主人公なんだと思ってた。
    チームメイトもライバル校も、バスケをやる奴はみんな友達。この世のどこかで戦争や災害が起こっていたって、自分の周りだけはずっと平和で、争いごとなんてきっと話し合いで解決する。苦手なこともやりたくないことも山程あるけど、ちょっと努力すればそれらは綺麗に報われる。俺はいつだって皆の中心に立っていて、泣いて怒って笑って、そうして今日も明日も俺の世界を回していく。
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