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    橙色

    barechun

    PROGRESSヘル光♀

    ヒカセンがヘルメスのカイロスを阻止して
    古代の終末を阻止した分岐の話。

    多分解釈から外れるなと思いながらもこんな未来が欲しかったの話です。

    ミコッテ♀ムーンキーパーヒカセン20歳くらい。
    コレー・ポラリ
    金髪と明るい橙色の瞳をしています。
    名前描写有り。
    未定一つ前のヒュペルボレアで頭突きする話の続き。
    まだまだ修正するかも。




     終末の災厄。それが如何にしてこの星に齎されたものなのかが判明した今、コレーはもうここにいる理由を失った。あとはこの真実を持って元の時代に戻り、今も戦い続けている皆の所へ帰らなければいけない。このままヘルメスやエメトセルク達、ヴェーネスがどうなるのかを知りたい気持ちはもちろんあるが、それはもう彼らがこれから自分たちの手で歩んでいかなければいけない。未来からやってきた自分が干渉することは本来なら良くないのだと。後ろ髪を引かれる思いが確かにあるけれど、もう、行かなければ。

    「メーティオンの様子は、どう?」

     造物院の一室、未だメーティオンの意識は戻っていない。意識のつながった姉妹達をどうやって回収するべきなのか、いくら十四人委員会の座についていた者達がいるとしてもこの場で答えを出せる訳もなく。そのためやはりメーティオンを連れて、ヘルメスは皆とアーモロートへと向かうことになった。
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    chunpepyun

    MAIKING暁月バレ注意


    ヘル光書きかけ
    花を見せた後〜ヴェーネスに会うまで数日。

    弊創作ヒカセン
    コレー・ポラリ
    ムンキミコッテ♀
    金髪、橙色瞳
    書きかけヘル光 空に煌々と星が瞬きはじめてそれなりの時間が経った夜更け。ヘルメスは眠る事ができずに自室の窓から外を眺めていた。

     穏やかで美しい、誰もが幸せそうに笑っている世界。その中で違和感ばかりを感じて立ち止まり続けている自分。人々は、この星をより善くしようと絶えず進もうとする。けれども自分はその中で切り捨てられたものをずっと振り返り、手を伸ばし、進む先が描けないでいる。どうして、どうして苦しみながら消え行く生物達を終わらせてさぁ次はもっと善くしようと言えるんだ。星の益にならないものはこの世界に必要ないと切り捨てるのか。自分達の都合で生み出して自分達の都合で命を奪って。なんで。そう叫びたいのに、それを理解して隣に立ち止まってくれる人は誰もいなかった。その想いをずっと胸の中に抱え続けて、その黒い感情を胸に燻らせて、どれだけの時間が経ったのだろう。そんな自分が施設を統括する所長という座を与えられて、どうにも動くことさえままならなくなった。その思いを吐露できる友や同僚と呼べる立場の者もいないまま全ての想いを一人で完結させるしかなかった。割り切るのが正しいと理解してそうしたかった、けれどもできなかった。弁論をしてもきっとこの想いはそんな考えもあるのだねと言われるだけなのだ。本質を、自分が何に憤っているのかを理解する者は見つからない。
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    hananokosituki

    TRAINING橙色の

    練習ルツ🎈🌟ちゃん9
    バックアップ用
     君から香る君じゃない匂い。甘くて少し渋くて、でも瑞々しい香り。君のアプリコットの髪と合わせるととっても美味しそう。

    「ん?この香りか?我が妹の咲希が香水?のようなものを買ったみたいでな。いい香りだからとオレにもつけてくれたんだ。香りはピーチティーらしいぞ!」

     なるほど、妹さんだったのか。確かにいい香りだけれど僕は司くんのひだまりのような安心する匂いが好きなんだ。だから、

    「こ、こらこら!あまり嗅ぐんじゃない!」

     司くんが抵抗するけどお構いなしに抱きしめて髪の毛に顔を埋める。うん、ピーチティーの香りの奥にちゃんと君の匂いがする。ちょっと変態くさいかなとも思うけどそれならそれでいいや。僕にはこっちの方が大事。

    「う〜っ類!いいから一回離れろ!話を聞け!!」

     司くんが僕の胸を叩きながら叫ぶから渋々体を離す。きっと今の僕の顔は物凄く不満げなんだろうなって自分でもわかる。だって不満だもん。

    「はぁ、やっと離れたな。人の頭に顔突っ込んだと思ったら一体何をしているんだお前は!」

     だって君の匂いが感じられなかったから。

    「…………なら、普通に抱きしめればいいだろう。別に拒ん 889