殺
dn13ll
PASTキラに殺された「悪」のLなら友達じゃなくても、ただの竜崎さんとなら友達でいたっていいでしょう?ミサ、こう見えても結構頭いいんだから。10月2日まで限定公開→常時公開
もう名前も憶えてないお友達のあなた「何十何百何千…いえどれほどの人間が殺されていったんでしょうね」
「キラの裁きは裁きじゃなくて殺人だって話?」
「少し違います…が、そうかもしれません」
「え~? 竜崎さん何言ってるかよく分かんないよ」
「キラと第二のキラは悪人を人、つまり一個体ではなく数字それもあくまでこの社会に不要なものと判断して整理しているに過ぎないということです」
キラはあくまで装置に過ぎないのでしょうね。
すらすらと台本を読むような科白は不思議と耳に残った。あらかじめ決めた言葉をそのまま喋ってるみたいな人。少しライトと似てる。本当のことを言わないところとか、本心がどこにあるのか分からないところとか。
友達だった竜崎さん。ライトの友達はミサの友達でもあるから。でも嘘だった。お互いを欺くために友情ごっこをしてただけ。
977「キラの裁きは裁きじゃなくて殺人だって話?」
「少し違います…が、そうかもしれません」
「え~? 竜崎さん何言ってるかよく分かんないよ」
「キラと第二のキラは悪人を人、つまり一個体ではなく数字それもあくまでこの社会に不要なものと判断して整理しているに過ぎないということです」
キラはあくまで装置に過ぎないのでしょうね。
すらすらと台本を読むような科白は不思議と耳に残った。あらかじめ決めた言葉をそのまま喋ってるみたいな人。少しライトと似てる。本当のことを言わないところとか、本心がどこにあるのか分からないところとか。
友達だった竜崎さん。ライトの友達はミサの友達でもあるから。でも嘘だった。お互いを欺くために友情ごっこをしてただけ。
のぞむし
PROGRESS6月の月鯉🌙🎏小説進捗〜大正15年、春。
帝都で一人の将校が殺され、上半身の皮を剥がされた死体が見つかる。
退役し今は隠居の身の淀川から、かつての金塊争奪戦と関係があるのでは、と秘密裏に調査を命じられた鯉登少佐だがーー。
というなんちゃってミステリ風な、情念不倫もの(になる予定)
鯉登が妻子ある身のため、何でも来い!な方向けです。
まだゴリゴリ書いてるので、修正入る可能性あります
帝都メランコリア1
帝都の春は騒がしい。
零れんばかりの桜が上野の恩賜公園の周りには咲きほこり、夕方まで残る春の陽気に浮かれた人々がその下を行き交う。
つい先月には、ここ帝都で若い将校の殺死体が発見され、ちょっとした騒ぎになったばかりだというのに。
都会の人々の興味は忙しなく、瞬く間に移ろっていくものらしい。
そんな桜の花弁がそこここに舞い散る帝都の春の通りを、鯉登は砂埃をあげて走る車の中から眺める。
正直、進んで出向きたい場所では決してなかったが、鯉登の職場である陸軍省にわざわざ電話を寄越された上、車までを回されて呼び立てられれば、出向かざるを得なかった。
車の着いた先で、庭の石畳を進んで玄関までいくと、一人の老人が扉の前で待っていた。
14412帝都の春は騒がしい。
零れんばかりの桜が上野の恩賜公園の周りには咲きほこり、夕方まで残る春の陽気に浮かれた人々がその下を行き交う。
つい先月には、ここ帝都で若い将校の殺死体が発見され、ちょっとした騒ぎになったばかりだというのに。
都会の人々の興味は忙しなく、瞬く間に移ろっていくものらしい。
そんな桜の花弁がそこここに舞い散る帝都の春の通りを、鯉登は砂埃をあげて走る車の中から眺める。
正直、進んで出向きたい場所では決してなかったが、鯉登の職場である陸軍省にわざわざ電話を寄越された上、車までを回されて呼び立てられれば、出向かざるを得なかった。
車の着いた先で、庭の石畳を進んで玄関までいくと、一人の老人が扉の前で待っていた。
jico
DONE炎を囲む会4にて開催の現代鬼殺ぷち展示漫画です。本当に描きたいところだけ描いたので薄目&雰囲気でお楽しみいただけたらと思います。
✴︎原作程度の流血描写が含まれます。
✴︎pwは店舗お品書きにあります
✴︎活かされてない設定
寂れた映画館オーナー🔥さん×コンビニ店員兼鬼狩り🎴 3
urusyaaawa40782
MOURNINGクレオさんによる皆殺しルート。誰かの見た夢の模様でもある。
悪夢私は人の営みを見守る立場にいる。
生きることによって人間が得るものは、ひとつだけではない。
人生で得られるものは一人一人違う。
朝から晩まで仕事漬けでいる人生。
子育てに明け暮れる人生。
貧困に喘ぎながらも愛ある人生。
他人から見て理解できないものもあるのだ。
自分の価値観を、押し売りしてはならない。
ならば私自身はどうなのだろう。
私の得たもの、あるいは得たいものは?答えは出たためしがない。
だからこうして目を閉じてずっと考えている。
「クレオ、さん」
名前を呼ばれ、目を開けた。
若者然としたアクセサリーの似合う青年が立っている。
愕然とした顔で私を凝視している。
そして次に私の足下に転がった『モノ』達を見る。
「よく吐き気を催さないものだな」
2541生きることによって人間が得るものは、ひとつだけではない。
人生で得られるものは一人一人違う。
朝から晩まで仕事漬けでいる人生。
子育てに明け暮れる人生。
貧困に喘ぎながらも愛ある人生。
他人から見て理解できないものもあるのだ。
自分の価値観を、押し売りしてはならない。
ならば私自身はどうなのだろう。
私の得たもの、あるいは得たいものは?答えは出たためしがない。
だからこうして目を閉じてずっと考えている。
「クレオ、さん」
名前を呼ばれ、目を開けた。
若者然としたアクセサリーの似合う青年が立っている。
愕然とした顔で私を凝視している。
そして次に私の足下に転がった『モノ』達を見る。
「よく吐き気を催さないものだな」
Namako_Sitera
DOODLEサザントスの出生秘話をそっちのけで自分たちの最終公演の話をしているアーギュストとヨルンの話。一番でけえトラウマと、劇と、二人の人殺しの舞台裏。誰にも共有できないような欲を共有できてしまうような、あまり健全とは言えない関係だなぁ~~~~~と今でも思うのです。
アフタートーク 見慣れない演劇を眺めてみたはいいものの、流れの剣士であるヨルンには”正直あまりよく分からなかった”というのが感想で。それらを理解できないことにちょっとした歯がゆさを感じたせいで、むしろ気分が悪かった。普段ならば絶対に足を踏み入れることはない世界に迷い込んだようなものだ。落ち着かなさにさっさと席を立って劇場を出ようとしたときに、ヨルンはふと馴染みのあるものを見かけ、足を止めた。
……ヨルンにはそれが何なのか、すぐに認識することができなかった。否、認識はできていたがどうしてそれがこんな場所にあるのかが理解できなかったのだ。
それは、劇場に飾られた花々や行き交う人々の香水の中に……嗅ぎなれた血の臭いが、さも当然のように人の姿をして歩いていたのだから。
5988……ヨルンにはそれが何なのか、すぐに認識することができなかった。否、認識はできていたがどうしてそれがこんな場所にあるのかが理解できなかったのだ。
それは、劇場に飾られた花々や行き交う人々の香水の中に……嗅ぎなれた血の臭いが、さも当然のように人の姿をして歩いていたのだから。
ShikarabaNamu
PROGRESSHeサンドロ・ファウラー
本名:アレッサンドロ・デ・ファディ―ニ
煙草:スキャッタ
身長:高め
職業:酒場の店主
人間にあまり興味がないが情報は金になるため”親切”にしている。ほんとうに興味がないので”親切”の加減をよく間違える。
外で会った時にどんなに優しくされたとしても彼の店で話しかけてはいけない。酒を飲んでいる彼に話しかけたら殺害RTAが始まる。
SS:何年も前に書いた文章!恥! 6
ゆめじ
MEMO昨日風呂に入ってる最中に妄想が捗ったので文にしました。だが文才など(以下略)
ヤバグとホの魂の悲惨な末路。グに殺される転生ホの話。
こうならないためにも受肉を推奨します!
その日、僕はお気に入りの木の下でいつものように本を読んでいた。天気の良い日はこの木の下で本を読むのが僕の楽しみだった。
時折通り過ぎる暖かな風を感じながら本を読み進めていると、前方に人の気配を感じたので顔を上げた。
そこには大柄の知らないおじさんが立っていた。僕を見て何やら嬉しそうに微笑んでいる。しかし、その目には全く光が宿っていなかった。明らかに普通ではないその人に、僕は何故か恐怖心よりも憐憫の情を抱いた。
「……あの、何か?」
「見つけた」
おじさんはそう言ってこちらへと歩み寄る。そして僕の腕を掴むとそのまま引きずるように歩き出した。僕を何処かへ連れて行くつもりなのだろう。おじさんの腕を振り払おうと抵抗してみたけれど彼の力はとてつもなく強く、僕が何をしようと歩調も、腕を掴む力も、そして表情さえも全く変わることがなかった。
2397時折通り過ぎる暖かな風を感じながら本を読み進めていると、前方に人の気配を感じたので顔を上げた。
そこには大柄の知らないおじさんが立っていた。僕を見て何やら嬉しそうに微笑んでいる。しかし、その目には全く光が宿っていなかった。明らかに普通ではないその人に、僕は何故か恐怖心よりも憐憫の情を抱いた。
「……あの、何か?」
「見つけた」
おじさんはそう言ってこちらへと歩み寄る。そして僕の腕を掴むとそのまま引きずるように歩き出した。僕を何処かへ連れて行くつもりなのだろう。おじさんの腕を振り払おうと抵抗してみたけれど彼の力はとてつもなく強く、僕が何をしようと歩調も、腕を掴む力も、そして表情さえも全く変わることがなかった。
raixxx_3am
DOODLEひよちゃんは幼少期のコミュニケーションが足りていないことと「察する」能力の高さから本音を押し殺すのが常になってしまったんだろうし、郁弥くんとは真逆のタイプな貴澄くんに心地よさを感じる反面、甘えすぎていないか不安になるんじゃないかな、ふたりには沢山お話をしてお互いの気持ちを確かめ合って欲しいな、と思うあまりに話ばっかしてんな僕の小説。(2024/05/12)
君のこと なんて曇りのひとつもない、おだやかな優しい顔で笑う人なんだろう。たぶんそれが、はじめて彼の存在を胸に焼き付けられたその瞬間からいままで、変わらずにあり続ける想いだった。
「あのね、鴫野くん。聞きたいことがあるんだけど……すこしだけ」
「ん、なあに?」
二人掛けのごくこじんまりとしたソファのもう片側――いつしか定位置となった場所に腰を下ろした相手からは、ぱちぱち、とゆっくりのまばたきをこぼしながら、まばゆい光を放つような、あたたかなまなざしがまっすぐにこちらへと注がれる。
些か慎重すぎたろうか――いや、大切なことを話すのには、最低限の礼儀作法は欠かせないことなはずだし。そっと胸に手を当て、ささやかな決意を込めるかのように僕は話を切り出す。
3709「あのね、鴫野くん。聞きたいことがあるんだけど……すこしだけ」
「ん、なあに?」
二人掛けのごくこじんまりとしたソファのもう片側――いつしか定位置となった場所に腰を下ろした相手からは、ぱちぱち、とゆっくりのまばたきをこぼしながら、まばゆい光を放つような、あたたかなまなざしがまっすぐにこちらへと注がれる。
些か慎重すぎたろうか――いや、大切なことを話すのには、最低限の礼儀作法は欠かせないことなはずだし。そっと胸に手を当て、ささやかな決意を込めるかのように僕は話を切り出す。