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    異世界転生

    yuzu0229

    DONE業ス×業ル、フィンブルの冬が崩壊して異世界転生、みたいな話です。


    過去ログにはなりますが、業業や業業+ベビ帝なんかもありますので、良ければご覧下さい。
    転生した業くんの話。
    ▶https://qr.paps.jp/F68OG
    ふぉろわーさんに捧げた業業+ベビ帝
    ▶https://qr.paps.jp/y322i
    業業
    ▶https://qr.paps.jp/EDFP7
    それを絶望と呼ぶ フィンブルの冬が崩壊した。
     あと一歩でルルーシュにとどめを刺せる、俺の悲願が達成する瞬間のことだった。突然足元が揺れたかと思うと、轟音を立てて大地が裂け、その中にルルーシュが落ちていく。映画か何かを見ているような、そんな光景が俺の前でスローモーションで流れていき、ルルーシュの姿はあっという間に見えなくなっていた。
     咄嗟に伸ばした手は空を切り、何も掴めなかったそれを握り込む。殺そうとした相手を助けようとしただなんて、自分でも信じ難い行動だ。ルルーシュを殺すことだけを考えてここまでやってきたのにと、己の愚かしさに肩を揺らした。
    「ははっ……あはははっ! アハハハハハハ」
     世界が壊れていく。地面は最早ぐにゃぐにゃの粘土のようだった。俺は無理やり立ち上がると先程ルルーシュを飲み込んだ暗闇へと足を踏み出す。ルルーシュが死んだ今、俺が生きている理由はない。どちらにしろこの惨状ではフィンブルの冬にいたすべての命はその活動を終えざるを得ないだろう。だったら最期くらいは自分で幕を引いてやる。
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    Utz1Ak

    DONE原作の流れに沿った長編五条夢小説です。
    五条の高専入学前から始まります。生まれた時から五条の許嫁です。
    こちらは名前変換なし、デフォルト版です。

    呪術界の御三家に対して、姫的な立場の家があったらどうかな~という視点から始まりました。
    かなり設定がモリモリですが、この夢主は異世界転生した自分だと思って(ここ大事)五条悟のと人生を歩むんだと思って読んで下さい!!!!
    五条家当主とかぐや姫の子孫の私の話「愛してたよ。最初から、ずっと」①私は、生まれて3カ月で将来の伴侶が決められた。
     新生児だった私の両目に、かぐや姫の金の瞳が現れたからだ。
     私は篁家において久方ぶりに出生した先祖返りであり、平安時代に月から降りて来た天上人・輝夜の魂を降ろすことが出来る器だった。
     その私の存在をすぐに聞きつけて、こちらも生まれたばかりの跡取りの伴侶にしたいと申し出た家があった。
    ―――呪術界御三家が一角、五条家。
     生まれたばかりの跡取りとは、五条悟。
     400年ぶりに生まれた六眼を持つ赤ん坊。
     私の人生は生まれて3か月で、彼の番として生きることを決められてしまった。死ぬ日さえも。
     2018年12月24日。
     これが私の死んだ日。



    『愛してたよ。最初から、ずっと』 ①
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    _iikkrnggett

    DONEぺらふぇす2023秋に
    野生のぺらっと
    で参加してみました
    本文はこちらになります
    【注意】BLではありません
    いわゆる「なろう系」っぽい異世界転生みたいなやつです
    おばさんに転生したおじさんがお嬢様を(今回は)諭すだけです
    ・無双してません
    ・魔法出ません
    ・異種族(エルフとか魔族とか)出ません
    ・悪役令嬢も世界を救う乙女も出ません
    何でも許せる方のみどうぞ
    はなせばわかる ~おじさんがおばさんに転生しましたけど?~はなせばわかる
    ~おじさんがおばさんに転生しましたけど?~

    報せを聞き庭師との雑談に興じていたが即座に辞してカムラはスカートの裾を持ち上げるようにして、走り出した。たびたびこういう機会はあるが、毎度面倒くさいと不満をおぼえるものの隅に追いやっている。それどころではないのだ。ほどなくして現場、雇い主であり領主の屋敷の一部、近所の子供にも開放された公園のような芝生の一角にたどり着く。そこで目にした光景が、おおよそ想定どおりだったことに、彼女は渋い表情を隠すことはできなかった。道中、使いに来た子に他の子らは急遽室内遊びに変更したので今は二人以外は居ない筈だと聞いていたので、ぽつんと当人たちが佇んでいるだけである。一人は地に手をつき、おそらく突き飛ばされて尻もちをついているのだろう。もう一人、こちらが我が主だが見守りの一人だった副執事のローグの背後に、気丈ながら立ったまましがみついている。そして二人揃ってわあわあと泣いているので、まずは鎮めるところからだ。それにしても、座り込んでいるご子息、第一夫人の二人目の子にして嫡男となるはずの、たしかラファストル様と云ったか、うちのジニー(ヴァージニア)様より一つ年上の九才であらせられるのに、従者におんぶを要求するなど、依然として甘やかされているのだなと解る。主人であるインディペイト伯爵は、いずれは家を背負って立つことになるだろう男児なのだから、もっと厳しくしてたくましく育って欲しいが、そんなことよりもむしろ、調和を優先し他の貴族達との結束を強めていく方が現状には合っている、家を導くのではなく使用人達によって盛り立てていけばいいと、夫人(第一)が頑として譲らないまま今に至っているというぼやきは、一介の家庭教師兼侍女であるカムラの耳にまで届いている。まあ、こちらはいわば政略結婚で、卿があまり得意ではない貴族社会での身のこなし方に長けている方なので、強く出れないのは致し方ない。政治のみならず貿易面でも孤立するわけにはいかないし、いくら伯爵の地位であってもそうなってしまえば領地経営も立ちゆかなくなってしまう。それも一理あるが、だからといって都会のストレス発散に、自然豊かな辺境で地元民をサンドバッグ代わりにするのはいかがなものか。
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