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    ふとん

    mizus_g

    DONE5/4超全空で配布した合同ペーパーに載せたものです。
    テーマはおふとん……なのですが普通にベッドです。同衾ネタが大好きです。ユカタヴィラで布団で同衾も夢がある…
    貰って下さった方ありがとうございました!
    5/4超全空無配ペーパー 甘い気配が行き違う。
    「狭いか?」
    「……いや、平気だ。お前こそ窮屈ではないか?」
     手違いにより、今宵はジークフリートとひとつ床で眠ることになった。
     とは言っても、ベッドのサイズは男二人で入ってもそれなりに余裕があるものだ。彼の体温は感じるものの、寝具の取り合いをするほど狭いわけではない。
    「俺は大丈夫だ。すまないなパーシヴァル、俺の確認不足でこのようなことになってしまって」
    「構わん。ベッドサイズがこのくらいであれば、二人で眠るにしても差し支えはなかろう」
    「ああ、……そうだな」
     背中越しに伝わってくるジークフリートの気配が、もそり、と落ち着かぬ様子で身じろいだ。
     本日の夕刻、ジークフリートが予め手配してくれていた宿に到着してみると、通された部屋は大きなベッドがひとつ置かれたダブルルームであった。ツインの部屋に替えて貰えないかと交渉してはみたが今宵は満室で変更は難しいと言われてしまったため、仕方なしに彼と同じベッドで寝ることにしたのだった。
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    310mushka

    DOODLEねずやろ。普段一緒に寝ているくまのぬいぐるみと一緒に眠れないねと、なれないふとんでいっしょにねむるや。つきあっていない。「おれは普段くまのぬいぐるみと一緒に寝ているんですが」
    ジムリーダーの会合が夜更けまで続き、これから帰路に向かうのも難ですので。と、会長が気を使ってとってくれたシュートシティのホテルの廊下。隣あった部屋を案内されたネズとヤロー。部屋に入る直前に、ネズがぼそりとつぶやく。
    部屋に入ろうとしたヤローは、ネズが話し始めたので、ドアノブにかけた手はそのまま彼の方を向く。
    「今日はこのとおり急な外泊なので、あいにくと独り寝というわけです」
    ネズは自分が手にかけているドアノブをじっと見つめたまま続ける。
    「そうなんですね。普段と環境が違うと眠りづらいですよねぇ。僕もホテルの枕とベッドはふかふかしすぎてちょっと落ち着きませんわ」
     ちょっとした雑談だろう。ネズはヤローの方を見てはいないとはわかっているが、癖のように笑いかけながら話しかける。
     ネズはちらりと視線だけでヤローを見たあと、ドアノブにかけていた手を口元にやりながら思案する様子を見せる。その様子をみて、思わずヤローも佇まいを直す。しばらくの沈黙の後、ネズはなんでもないようにヤローに提案する。
    「今日は俺と一緒に眠りませんか」

     自身に割り 1003