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    エリオット

    vermmon

    PROGRESSシェパセなれそめ続き。ルート「サンドソルジャー」は消滅し、「寂しがり屋のエリオット」が解放されました。パセさんの内面についてたぶんこうって自己解釈の斧を振り回してるから覚悟して読んでください。
    傷と誘惑4 パッセンジャーが、先日の会議の資料を未出席のエンジニアに配って回っている。要点をまとめた追加資料を添付してくれているようだが、それについて口頭での説明をつけ足したり、質問に応じているようだ。わざわざそこまでの手間をかけるのも珍しい気がしたが、会議は次年度の予算要求に関するものだったはずで、一部のエンジニアには疎かにできない案件だろう。後から「聞いてない」などと言われるよりはマシだと判断したのかもしれない。
     決算書の一件以来、クロージャは彼に面倒な書類仕事を次々押し付けているようだが、本人はあまり苦には思っていないようだ。
     すっかりエンジニア部の秘書扱いされているリーベリは、外勤任務で会議に出られなかったシェーシャのところにも資料を渡しにやって来る。予算に口を出すつもりのないシェーシャはまともに資料を読む気は無かったが、それを知っているのか、彼は説明の代わりに違うことを言った。
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    甘味。/konpeito

    TRAINING本日の800文字チャレンジ
    Ⅳ後両片思いクロリン/エリオット視点
    恋は盲目
    「なあ。エリオットは知ってるか。リィンの好きなヤツが誰か」
     一瞬思考が止まったエリオットは思わず、それってクロウのことだよねと口走りそうになった。
    「え、っと。なんでそんな話になったの」
     今日は、クロウと喫茶店で待ち合わせていた。そこに現れた彼があんまり悲壮な雰囲気を醸し出していたので、見事な肩透かしを食らってしまう。
     ふたりの微妙な関係に周囲は歯噛みしつつも、温かく見守っていこうと決めていた。ふたりとも大切な友人だ。幸せになってほしかった。
     巨イナル黄昏によって引き起こされた大戦終結後、リィンは忙しいながらも平和な日々を過ごしているようだった。クロウもまた、一度終わった生をふたたび歩みはじめたところだ。彼らなりの速度というものがあるだろう。
    「このあいだ、バレンタインがあっただろ。リィンはもらったのかって話になったんだが、新Ⅶの連中が、アイツは本命がいるからチョコは全部断ったって」
     はあ、と気のない相槌をしてしまった。注文していたカフェオレが美味しい。
    「しかも、よくよく聞いたらいい加減でお調子者で? 頼りがいがあって面倒見はいいらしいが、今はあっちこっちをフラフラしている 858