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    フウ

    ポテトアンバサダー

    DONEBEHOOLEほんへ完結後の話のつもり。存在しないほんへの後の話などという😂

    <主な登場人物>
    ガイヤ・フウゲツ…竜人 小児科医
    アデライン…魔法使い 看護師
    ノィリ…蟲人 技術研究者
    ルッツ・リックマン…魔法使い 世界間貿易商社兼人材派遣会社「BEHOOLE」の社長
    セシリア・セルベリア…悪魔
    ギルウッド・シルバ…大学教授 魔法生命体学専門
    運転手…犬獣人
    レナ…魔法使い 夢閉病患者
    おやすみ先生また明日プロローグ

    わたしは誰?
    霧の大地を抜けて、私は逃れる。
    ここはどこ?
    追っ手が近づいてくる。
    見覚えのある柱を右に折れて、わたしは大きなドアを押し開ける。
    痺れる足を持ち上げて、もういくつも階段を登ったはずなのに、いくつもの屋上へ続くはずの扉を開いたはずなのに、一向に地上にたどり着けない。
    わたしはここでなにをしているの?
    ウィラの町の眼鏡橋が見えたらすぐに左の路地へ、二つ目の扉を開けたら通りを南へ進み、階段を一気に駆け登る。
    アラタス教徒が祈りを捧げる尖塔を目指して、声を張り上げて商品の宣伝をする者たちで溢れるデッカード広場を突っ切ると、腰くらいの高さのある鉄柵を飛び越えて、その先にある鉄扉に体当たりするようにして外に転がり出るも、やはり空は見えない。
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    an9_ct

    TRAININGテツと相棒の話
    テツなら相棒のために病院連れていって検査するでしょ…からくる内容 病院のモブ視点



    テツは界隈以外のひとからどんなふうな印象持たれたりするのかな、てのも考えて書いたらあれ?ちょい夢入ったかな?てなったので苦手な方は自衛よろしくです
    「ただいまー」
    休憩から戻ってきたら院内の空気がなんだか変だった。
    緊張から張り詰めたような、ピンとした……という例え、小説なんかで読んだことがある。あんな感じ。
    ヤバい患畜でも来たのかと同僚に目線を向けると、わたしの意を察してくれたのか、小さく顎で待合室を指された。
    どんだけヤバい人?それとも患畜なんだ?興味本位が勝ってそろりと顔を覗かせ、そして納得した。
    いつもはいろんな動物の鳴き声や物音、飼い主さんの気持ちが落ち着かない空気、そういうのが漂ってある意味混沌としている待合室が、何の音もなく、しん、としている。
    いや、なんの音もないは言いすぎた。多少は物音だってあるけど、それは居心地悪くて身動ぎする動物たちであったり飼い主さんたちであったり。いつもふんぞり返って偉そうに三人分のソファスペース使ってるあの飼い主さんも、今日はキャリーケースを膝のうえに抱き、足を閉じて小さく一人分のスペースに納まっていた。なんだ、やればできんじゃない。ちょっと面白くなって声をころして笑ってしまった。
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    chige_huka

    DOODLE徒然なるままに、ふうぞくヒュの続編を書き始めた。懲りないよ、あたしゃあ。

    ―再会を果たした二人。富・名声・力を持って、ヒューベルトへの無限大の愛を示すフェルディナント。しかし、陰で生きてきたヒューベルトにとって、その愛は時に眩しすぎて、重すぎた。自分の過去を清算しきれないヒューベルトは彼の愛を受け入れて良いのか葛藤する羽目になる。そんな時、ヒューベルトの過去を知る粘着モブおじが現れて…!?
    風俗ヒュ2-1絢爛豪華をそのまま形にしたようなパーティが開かれていた。ゆうに数百人以上を収容できそうなホールは、バロック様式を模倣した作りにされている。楕円と曲線上で構成された広い室内を壁と同化した古典彫刻や置かれた絵画、大きなシャンデリアが飾り、豪奢さを引き立てる。それはまるで中世の宮廷を思わせた。
    会場の前方に設置されたステージは広大で、講演会や結婚式のみならず、演劇や歌劇の鑑賞に用いるという意図もあるらしい。創設者の一族が好む様式美が心ゆくまで、そのまま詰め込まれていた。
    世界屈指の不動産王とも言われるエーギル家。その一族が都心に建てた高層ラグジュアリーホテルは所有者の名前を冠し「エーギルホテル」と名付けられた。
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