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    フロント

    koto0622yuuhi

    DONEバーテンダー×フロントのうずぎゆ
    義勇さんの誕生日の話
    真夜中のHappyBirthday2月8日、冨岡の誕生日は俺も冨岡も仕事だが、翌日は揃って休みだったので仕事が終わったらうちに来る約束になっていた。昼までの勤務を終えて自宅に帰った俺は夜8時までの勤務を終えてからうちに来る冨岡を迎えるための準備の真っ最中だ。俺も冨岡も甘い物が特別好きというわけではないのでホールケーキを買ったところで処理に困るだろうとホテルのレストランでテイクアウト出来るケーキを2つ買ってきている。甘すぎないのできっとお2人でも食べやすいと思いますとカットケーキにも乗せられるくらいの小さなバースデープレートを作ってくれた甘露寺が勧めてくれたので大丈夫だろう。

    「あれ、メッセージ来てる。」

    夕飯の準備を終えてリビングに戻って来たらテーブルの上のスマホが光っていた。メッセージアプリを起動すれば送り主はもうすぐ仕事を終えてここに来るはずの冨岡。なんとなく内容を察することが出来てしまって溜め息と共にトーク画面を開く。新人が起こしたトラブルに巻き込まれてしまったために時間通りに上がれないことと、時間が遅くなるから今日訪ねるのはやめたほうがいいかという問いかけのメッセージが送られてきているトーク画面に、時間が遅くなることへの了解と遅くなっても良いからおいでというメッセージを送っておく。見る時間は無いだろうがメッセージを送ってきているので帰るときにはスマホを確認するだろう。トラブルの対処で忙しいだろうにその合間を縫ってメッセージを送ってくれただけで、冨岡が俺との約束を気にかけていてくれたことがわかる。夜ふかしは苦じゃないし時間が遅くなってもここに来てくれるだけで充分だ。
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    スガ🦀

    REHABILIホテルのマンスリープランを利用する楽さんとフロントの二階堂さん「おはようございます」
    「いってらっしゃいませ」
    フロントににこやかに挨拶をしていく美丈夫は当ホテルのマンスリープランを利用しているサラリーマンだ。
    取引先の会社の社員で、社員向けに出したプランの担当者でもある。それなりの値段設定をしているはずだが、彼は初日というか…打合せを済ませたその足でフロントに来て申し込みをして行った。
    初めての事だからと、部下に見せる意味合いも兼ねて俺が対応した。その時いやに名前を何度も確認してきたり、世間話なのか年を聞いてきたり、最後には仕事終わったら飲んだり出来るのかと聞いてきた。一応お客様ではあるので私で宜しければ…とは言ったものの…。
    ものすごく近い距離で、吸い込まれそうなアイスグレーの瞳でイケメンボイスで言ってくるから接客には慣れているとは言えあたふたしたのも記憶に新しい。イケメンの気紛れかと思ったらプランが始まって3日目位に本当にフロントに名指しで電話がかかってきてびっくりした。あのイケボで『二階堂さんいらっしゃいますか』と言われた若いフロントスタッフはアイドルから掛かってきた電話を取った時のようだった。本当にアイドルが宿泊したらどうなるんだ。あの 1828