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    霊幻新隆

    masu_oekaki8810

    DONEワンドロライシティ24の「はじまる」のお題で何か書けないかな〜と色々考えてて、最初はとっくみあいの喧嘩をする師弟を漫画で描きたいと思ったんですが、喧嘩する理由も浮かばないし、お題に繋げるのも難しいな…と。とにかくエッチなこと以外で師弟に強めのスキンシップさせたい、と思ったとき…おんぶになりました。n番煎じかもです。
    勢いで書いたし台詞ばっかです。
    カプ要素は薄め…?公式が強くてよくわからない。
    はじまる「師匠、おんぶさせてもらっていいですか?」

     唐突に弟子、いや正確には元・弟子、または自称・弟子が変なこと言い出した。

    「は?お前が俺をおんぶするのか?」

    「はい、ちょっとお願いします」

    「いやいや……モブくんよ、どうした?受験ノイローゼか?アラサーのおっさんを持ち上げると集中力が上がるとか験担ぎでもあるのか?」
    (あるわけねえだろうけど、適当に茶化して流そう…)

    「は?あるわけないじゃないですか、そんなの…何言ってんですか」

    「こっちの台詞だよ!なんだよ、いきなりおんぶって!唐突すぎるだろ!」

     なんで俺が変なこと言ってるみたいになってんだ…!?
     こいつ、あんなに空気読めなかったのに、最近じゃすっかり丸くなったっていうか、相手の表情をよく見て話をしっかり聞き取ろうとする態度が取れたり、中3にしてはコミュ力高い方じゃん?と、その成長にホロリとしてた俺の目は節穴だったのかよ!
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    DONEJMR!2おめでとうございます!🎉
    モブ×隆子(先天性女体化の霊幻新隆) *R-18
    次回新刊「風味舌果」のサンプルです。一話の一部分のみ。
    最後の方ちょっとすけべなのでご注意ください。
    マニキュア 茂夫は隆子の後ろから抱き包み、右手を取って黒く小さい刷毛を人差し指に滑らせた。
     隆子の右手を支える左手は緊張で固まり、震える右手で小さい小瓶に刷毛を戻して詰めていた息を吐いた。時間をかけてやっと塗り終えた人差し指の爪からは橙色のマニキュアが豪快にはみ出している。茂夫の会心の出来に、ふふと隆子は笑った。
    「うーん……難しいですね。簡単そうに見えたのに」
     隆子は自分の塗った左手の爪と見比べた。
     塗り慣れている左の爪に比べ、茂夫の塗った右手の人差し指は──塗りムラがあり、爪郭にはみ出し──散々な有様だった。


     隆子が左手の爪を塗っている姿を、風呂上りの茂夫が発見したところから話は始まる。
     頭を拭きながら、隆子の爪が器用に夕焼け色に染まっていくのを茂夫はぼんやり眺めていた。既に両脚は塗り終わっていた。左手の爪と同じくムラひとつなくエナメルの光沢を放っている。舐めている途中に口から取り出した、蜜柑味の飴玉みたいだと思った。
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