なぎ
おさとう
DONEねこのひ半サギョ切なめ健全小説です。ナギさんカンさんが出てきます。
ノラや、ああノラや。
サギョウよ俺は犬の方が好きだ。
犬は可愛い。元気のかたまりで誰かと連れだって遊ぶのが大好きで人の顔をよく覚えている。と言っても俺は犬も猫も飼ったことはない。よく行く公園で偶然知り合った愛犬家の犬と時々遊ぶ程度である。
任務中、やむを得ず犬になったことも猫になったこともあるがやはり俺は犬が好きである。猫は何故か俺にはなついてくれない、すぐ爪を出されてしまう。
そんな時にサギョウが猫になってしまった。
2月22日になったばかりの深夜二時。
唐突に辺りに「ニャーー!」と言う音が響き渡ると、突風がビルの間を走り抜けた。
こつぜんと隣にいた男は姿を消した。
気づくと、緑の毛のマンチカンが吸対課のコートを着せられ小さなライフルのバッグを背負い、尻餅をついて、目をまんまるくして、呆然としている。
20437犬は可愛い。元気のかたまりで誰かと連れだって遊ぶのが大好きで人の顔をよく覚えている。と言っても俺は犬も猫も飼ったことはない。よく行く公園で偶然知り合った愛犬家の犬と時々遊ぶ程度である。
任務中、やむを得ず犬になったことも猫になったこともあるがやはり俺は犬が好きである。猫は何故か俺にはなついてくれない、すぐ爪を出されてしまう。
そんな時にサギョウが猫になってしまった。
2月22日になったばかりの深夜二時。
唐突に辺りに「ニャーー!」と言う音が響き渡ると、突風がビルの間を走り抜けた。
こつぜんと隣にいた男は姿を消した。
気づくと、緑の毛のマンチカンが吸対課のコートを着せられ小さなライフルのバッグを背負い、尻餅をついて、目をまんまるくして、呆然としている。
hjm_shiro
DOODLE凪玲/「だって、そこに入らないから」⚠夢を叶えたその後
酔っ払った凪くんが玲王の鞄に私物を入れちゃう話。
本当に持ち帰って欲しいものは、
※過去の話をリメイクしてますので注意
「……お、れーお」
ハッとして、声がする方に視線を向ける。どうやらぼんやりしていたようで、凪が「おんぶして~」と腕を伸ばしながら潤んだ目で俺を見下ろしていた。レオも酔っちゃったの? なんて尋ねる凪の方がいつもよりポヤポヤとしていて、どことなく足取りも覚束ない。そんな俺も変わらず足元が危うくて、ふわふわと浮いているような心地だった。
数十分前まで飲んでいたアルコールがそうさせるのか、はたまた隣に凪がいる嬉しさで気持ちが弾んでいるのか。今の俺にはよく分からないが、気分は頗るいい。
そして、気分がいいのは凪も同じなのだろう。ふらふらと光源に吸い寄せられる羽虫のように凪が車道側を歩いていこうとするから、俺は慌てて凪の腕を引っ張った。飲み屋が連ねる駅前から少し離れた住宅街とはいえ、夜になってもそれなりに車通りがある。案の定、白い車が猛スピードで横を通り過ぎていった。
2659ハッとして、声がする方に視線を向ける。どうやらぼんやりしていたようで、凪が「おんぶして~」と腕を伸ばしながら潤んだ目で俺を見下ろしていた。レオも酔っちゃったの? なんて尋ねる凪の方がいつもよりポヤポヤとしていて、どことなく足取りも覚束ない。そんな俺も変わらず足元が危うくて、ふわふわと浮いているような心地だった。
数十分前まで飲んでいたアルコールがそうさせるのか、はたまた隣に凪がいる嬉しさで気持ちが弾んでいるのか。今の俺にはよく分からないが、気分は頗るいい。
そして、気分がいいのは凪も同じなのだろう。ふらふらと光源に吸い寄せられる羽虫のように凪が車道側を歩いていこうとするから、俺は慌てて凪の腕を引っ張った。飲み屋が連ねる駅前から少し離れた住宅街とはいえ、夜になってもそれなりに車通りがある。案の定、白い車が猛スピードで横を通り過ぎていった。
koiai_sora
DONEばろなぎ/brng3/31 青エゴ7で配布した無配です!
オメガバで番なばろなぎの描きたかったネタ2。
キスと服の中に手を入れるくらいの接触ではあるんですけど、私がえっちを意識してるので一応注意をお願いいたします。
とっても甘々で仲がいい2人。
もらってくださった方、ありがとうございます☺️ 8
hjm_shiro
DOODLE凪玲/【最新】nagi_0506.docx⚠監獄内の設定を少しいじってる
凪に好きなものを与えて、うまくコントロールしているつもりの玲王と、いやいやそうではないでしょ、って思ってる周りの人たちが思わずツッコんじゃう話。
プロフィール情報は常に最新の状態にしてください。
「たまにレオってすげぇなって思うわ」
千切がぽつりと呟く。千切は本場よろしく油でベチャベチャになった魚――ではなく、さっくりと揚がったフィッシュフライをフォークに突き刺すと美味そうに頬張った。玲王としては特に褒められることをしたつもりはないのだが、ひとまず適当に話を合わせて、そう? と軽く相槌を打つ。
新英雄大戦がはじまってから、選手たちは各国の棟に振り分けられている。それぞれ微妙に文化が異なり、その違いが色濃く出るのが食堂のメニューだった。基本的には毎日三食、徹底管理された食事が出てくるのだが、それとは別に各国の代表料理も選べるようになっていて、それを目当てに選手たちが棟の間を移動しに来ることもあるほどである。今日はフィッシュ&チップスと……あとはなんだったかな、と思い出しつつ、玲王はナイフでステーキを細かく切った。そうして隣にいる凪の口にフォークを突っ込む。もう一切れ、凪にやろうとフォークにステーキを突き刺したときだった。千切の隣に見知った顔ぶれが座った。
2587千切がぽつりと呟く。千切は本場よろしく油でベチャベチャになった魚――ではなく、さっくりと揚がったフィッシュフライをフォークに突き刺すと美味そうに頬張った。玲王としては特に褒められることをしたつもりはないのだが、ひとまず適当に話を合わせて、そう? と軽く相槌を打つ。
新英雄大戦がはじまってから、選手たちは各国の棟に振り分けられている。それぞれ微妙に文化が異なり、その違いが色濃く出るのが食堂のメニューだった。基本的には毎日三食、徹底管理された食事が出てくるのだが、それとは別に各国の代表料理も選べるようになっていて、それを目当てに選手たちが棟の間を移動しに来ることもあるほどである。今日はフィッシュ&チップスと……あとはなんだったかな、と思い出しつつ、玲王はナイフでステーキを細かく切った。そうして隣にいる凪の口にフォークを突っ込む。もう一切れ、凪にやろうとフォークにステーキを突き刺したときだった。千切の隣に見知った顔ぶれが座った。
shima_m0y0u
INFO+━━━━━━━━━━━━━━━+VODKA
𝗞𝗣
やなぎ
𝗣𝗟 𝗣𝗖
ゆうほ 南波 一
とりさん 夕凪 朔也
おマグロ 三方 進
ゆに 枢 朔
+━━━━━━━━━━━━━━━+
生還
9331_2
DONE※ハッピーなギルレイは居ません!!!元気な時に読んでください!!!ロドニアのラボ探索での発作が本編よりひどく、声が出せなくなりボロボロなレイの話。
タリアに怒られるギルと、自身の価値証明が出来ず捨てられることを拒否出来ずに泣くことしか出来ないレイを描きたかったのです。 5
しらたきは解いてから@TRPG垢
SPOILERどっせき 現行未通過×HO3秘匿持ちはOK
いっぱい業を積みました
芹(最年長の男の子)
スミレ(最年少の女の子)
他きょうだいたちの名前一部
さくら
あやめ
ゆり
つばき
ききょう
きり
たんぽぽ
すいれん
すずらん
つつじ
つゆ
なずな
あざみ
のばら
ふよう
みかん
もも
やえ
やなぎ
らん
りんどう
るり
れんげ
みんな花の名前だから死んだら花が散ってくわ~け
オエエエ 3
じゃすみん
MEMOうちの子禁止伝説たちのデフォルメアイコン。数が多いので六世代まで。ミュウとアルセウスは禁伝じゃないけどアルセウスの性格はよく分からない。名前も(禁伝組は)誰も知らないぞ。名前呼びなんて出来ないからな…
一部メンバーの名前(漢字表記)置いときます
ニノ…弍乃 イコイ…伊恋 ナナミ…七美 ナギサ…渚
線画も塗りも全てが雑!ちゃんとした立ち絵も描きますよ。頑張れ未来のじゃすみん 2
hjm_shiro
DOODLE凪玲/真昼の部屋で船は漕げない⚠同棲してるけど付き合ってない
お昼寝しようとした玲王に、膝枕してあげる凪の話。だけど結局、お昼寝はできませんでした。
玄関の方が慌ただしくなった。のんびりとした「ただいまー」の声と、扉が閉まる音。凪が練習から帰ってきたのだ。
廊下の上を移動する足音を聞きながら目を瞑る。起きていたいけれど、眠気の方が勝った。
「レオ、ただいまー」
「んー……」
「ありゃ、おねむさん?」
凪は声をひそめると、こちらに近付いてきた。それから衣擦れの音と離れていく足音、シンクから水が流れる音がして、ちゃんと俺の言いつけを守っているんだなぁ、と関心する。外から帰ってきたらコートを脱ぐこと、手洗いを済ませること。と、凪には同棲してから再三言い聞かせていた。
「ここで眠るの?」
すべてを終えて戻ってきた凪がソファーに沈み込む。軽く肩が触れて、そっと目を開いた。
1802廊下の上を移動する足音を聞きながら目を瞑る。起きていたいけれど、眠気の方が勝った。
「レオ、ただいまー」
「んー……」
「ありゃ、おねむさん?」
凪は声をひそめると、こちらに近付いてきた。それから衣擦れの音と離れていく足音、シンクから水が流れる音がして、ちゃんと俺の言いつけを守っているんだなぁ、と関心する。外から帰ってきたらコートを脱ぐこと、手洗いを済ませること。と、凪には同棲してから再三言い聞かせていた。
「ここで眠るの?」
すべてを終えて戻ってきた凪がソファーに沈み込む。軽く肩が触れて、そっと目を開いた。
shima_m0y0u
INFO+━━━━━━━━━━━━━━━+金糸雀の欠伸
𝗞𝗣
やなぎ
𝗣𝗟 𝗣𝗖
お茶漬け 星城 氷露
ぴよチェック 篁 系
しのだ 金城 小鳥
ヨウカズ 釣鐘 矢凪
くず 斑鳩 蓮
+━━━━━━━━━━━━━━━+
エンドA 3生還2ロス
hjm_shiro
DOODLE凪玲/今日の朝を半分こ同棲して初めての朝を過ごすngroの話。
3/17の春コミ無配でした。当スペースまで足を運んでくださった皆さま、ありがとうございました!
いつもとは違う朝だった。見慣れない天井、ふかふか過ぎるベッド、大きな枕、広すぎる寝室。
そんな、眠り慣れていないキングサイズの大きなベッドに、俺だけがぽつんと取り残されている。昨日、玲王と一緒に寝たはずで、なんならたくさん楽しんでから眠ったはずなのに。
同棲して初めて迎える朝に玲王が隣にいないのは酷く寂しかった。
「レオ〜〜」
一体、どこに行っちゃったんだろう。まだ、もう少し眠っていたいけれど、俺は仕方なくベッドから降りて、玲王を探しに行くことにした。ベッドから出たときにパンツ以外履いてなかったから、ちゃんと床に落ちていたスウェットも着てリビングの方へ向かう。
案の定というべきか、玲王はキッチンで忙しなく手を動かしていた。
1623そんな、眠り慣れていないキングサイズの大きなベッドに、俺だけがぽつんと取り残されている。昨日、玲王と一緒に寝たはずで、なんならたくさん楽しんでから眠ったはずなのに。
同棲して初めて迎える朝に玲王が隣にいないのは酷く寂しかった。
「レオ〜〜」
一体、どこに行っちゃったんだろう。まだ、もう少し眠っていたいけれど、俺は仕方なくベッドから降りて、玲王を探しに行くことにした。ベッドから出たときにパンツ以外履いてなかったから、ちゃんと床に落ちていたスウェットも着てリビングの方へ向かう。
案の定というべきか、玲王はキッチンで忙しなく手を動かしていた。
shima_m0y0u
INFO+━━━━━━━━━━━━━━━+メアリ・アンは凶刃に伏し、
𝗞𝗣 𝗞𝗣𝗖
せかいせいは 尾張 菊治
𝗣𝗟 𝗣𝗖
やなぎ 与原架 サヨリ
+━━━━━━━━━━━━━━━+
両生還
シバピョ
DONEweb再録/ルシナギ(2022凪誕特別漫画)獣人界のあれそれ。
※友情(?)出演ジェイド・リーチとそのメイド。
(弊サークルtwst夢の坊ちゃんとメイドパロよりおこし頂いておりますので、わからなくても流してください。詳細は弊サークル同人誌「僕らの思春期に花束を」にて。) 32
ひなげし
DONEキメ学軸の自鬼小説。以前、相互様が描いて下さったイラストを基に放課後の他愛ないお話を書かせて頂きました。狂蠱ちゃん、むら鬼ちゃん、そしてヒナギクの日常。キメ学自鬼小説 『放課後アソーテッドスノー』 ──ゴールド、グリーン、ピンクとアクア。キャンバス疾る平行線、交差するのは角を曲がったあのお店。
普段の授業なんてものは正直、まともに受けたためしがない。頭の中で、執筆中の構想を練りながら適当にやり過ごす。窓際の一番最後の席。考え事をするにはもってこいのこの席で、学生らしからぬ不健全な妄想を企て頭に花を咲かせる。締切も近いし、早く仕上げなければならない。そんな様子に気付いたのか、先生が時折指名して来るけれど何ら問題はない。文字を考えるのが私の仕事のようなものだから、黒板の問いを読み解いて上手く言葉を紡げば良い。今日も悔しそうに着席を促す先生の顔を、内心嘲笑してやりながらスカートを整えつつ席に座る。この下らない授業が終われば、やっと自由の身だ。やっと本当の私になれる。窓の外を見ると、グラウンドが白く染まって銀色の非日常があった。年に数回、降るか降らないかの土地柄だから物珍しさに視線が勝手に吸い取られていく。幸いにも、しんしんと降り積もる雪は止んで何とか放課後集まれそうだ。ホームルームで担任が「足元に気を付けるように」なんて当たり前の事を言う。もう少しまともな言葉を考えられないのか、いや、仮にそうだとしたらこんな職には就いていないか。悪態を吐いて相変わらず窓の外を眺めていると思いの外暇潰しになったらしい、チャイムが鳴って生徒達が一斉に下校し始めた。読み掛けの本を机から引っ張り出して鞄に入れながら席を立つ。コートを羽織ってマフラーを巻いていたらクラスの女子数人に、お茶でもどうかと誘われた。生憎今日は先客が居る、こんな雪の中でも会いに行きたい程の先客なのだ。目の前の彼女達には悪いけれど丁重にお断りし、いつになるのやら分からない“また今度”をして教室を後にする。冷え込んだ廊下は、普段よりも賑わっていて歩きづらい。部活動のバックを背負った生徒がチラホラ見えて、成る程流石にあのグラウンドでは中止になったのだと悟る。一階の下駄箱まで辿り着き、自分の扉を開けると色取り取りにラッピングされたお菓子やら雑貨やらが御出ましになって中々靴を取らせてくれない。
4780普段の授業なんてものは正直、まともに受けたためしがない。頭の中で、執筆中の構想を練りながら適当にやり過ごす。窓際の一番最後の席。考え事をするにはもってこいのこの席で、学生らしからぬ不健全な妄想を企て頭に花を咲かせる。締切も近いし、早く仕上げなければならない。そんな様子に気付いたのか、先生が時折指名して来るけれど何ら問題はない。文字を考えるのが私の仕事のようなものだから、黒板の問いを読み解いて上手く言葉を紡げば良い。今日も悔しそうに着席を促す先生の顔を、内心嘲笑してやりながらスカートを整えつつ席に座る。この下らない授業が終われば、やっと自由の身だ。やっと本当の私になれる。窓の外を見ると、グラウンドが白く染まって銀色の非日常があった。年に数回、降るか降らないかの土地柄だから物珍しさに視線が勝手に吸い取られていく。幸いにも、しんしんと降り積もる雪は止んで何とか放課後集まれそうだ。ホームルームで担任が「足元に気を付けるように」なんて当たり前の事を言う。もう少しまともな言葉を考えられないのか、いや、仮にそうだとしたらこんな職には就いていないか。悪態を吐いて相変わらず窓の外を眺めていると思いの外暇潰しになったらしい、チャイムが鳴って生徒達が一斉に下校し始めた。読み掛けの本を机から引っ張り出して鞄に入れながら席を立つ。コートを羽織ってマフラーを巻いていたらクラスの女子数人に、お茶でもどうかと誘われた。生憎今日は先客が居る、こんな雪の中でも会いに行きたい程の先客なのだ。目の前の彼女達には悪いけれど丁重にお断りし、いつになるのやら分からない“また今度”をして教室を後にする。冷え込んだ廊下は、普段よりも賑わっていて歩きづらい。部活動のバックを背負った生徒がチラホラ見えて、成る程流石にあのグラウンドでは中止になったのだと悟る。一階の下駄箱まで辿り着き、自分の扉を開けると色取り取りにラッピングされたお菓子やら雑貨やらが御出ましになって中々靴を取らせてくれない。
shima_m0y0u
INFO+━━━━━━━━━━━━━━━+ホテルアンデルセンへようこそ
𝗞𝗣
ごりぴっぴ
𝗣𝗟
いたる
灘倉
めるひぇん
やなぎ
せかいせいは
ヨウカズ
+━━━━━━━━━━━━━━━+
全生還 2
moka_cre04
INFOまんちちゃん(@Mnc_s1g)の犬丸サインくんとバディ&恋仲が成立致しました。漫画のようなギャグも挟みつつ、過去の話や何処かにいる妹ちゃんとの情緒も少しずつ描いていきたいと思っているので、また見て頂けると嬉しいです☺️ 3さむです
MOURNINGngro/凪玲 オメガバースあまりにおもんなさすぎて自分で読み返すのが苦痛なレベルだったので供養します
殴り書いたきり読み返せてないので誤字脱字だらけで日本語おかしいところもいっぱいだと思う いつか同じテーマで書き直したいな...
「ただいまー...」
小声でそう呟き靴を脱ぐ。時計の針はとうにてっぺんを過ぎていた。ここ最近、手がけているプロジェクトが大詰めを迎えており、帰宅するのが0時を超えることも珍しくはない。同居しているパートナーともすれ違いの日々が続いており、疲労はもう限界を迎えようとしていた。今日も起きてる凪には会えないんだろう、そう思っていたのだが、廊下の先の扉から明かりが漏れていることに気がついた。もしかして、凪が帰りを待ってくれているのだろうか。少しばかりの期待に胸が高まるのを感じ、リビングへと繋がる扉を開けた。
聞き慣れた音楽が聞こえる。凪が毎日続けているゲームのBGMだ。「おかえり」の一言がないことに疑問を覚えながら音のする方へ近づくと、ソファにうつ伏せに寝転がった凪を見つけた。どうやらゲームをしながら眠ってしまったらしい。いつもならこの時間にはベッドの上だから、本当に玲王のことを待っていてくれたのだろう。そわそわと玲王の帰りを待つ凪の姿を想像して、思わず笑みが溢れた。凪の頭側に回ってしゃがみ込み、すぅすぅと寝息を立てる彼の頬をつつく。するとふがっと情けない声を出しつつも起きる気配はない。疲れた体に凪の寝顔が沁みる。重だるかった気分も吹き飛んだ心地がした。暫く寝顔を堪能し、俺もさっさと寝る支度して、終わったら凪起こして一緒に寝よ!そう思い立ちあがろうとしたその瞬間、凪のスマホにある通知が届いた。
6355小声でそう呟き靴を脱ぐ。時計の針はとうにてっぺんを過ぎていた。ここ最近、手がけているプロジェクトが大詰めを迎えており、帰宅するのが0時を超えることも珍しくはない。同居しているパートナーともすれ違いの日々が続いており、疲労はもう限界を迎えようとしていた。今日も起きてる凪には会えないんだろう、そう思っていたのだが、廊下の先の扉から明かりが漏れていることに気がついた。もしかして、凪が帰りを待ってくれているのだろうか。少しばかりの期待に胸が高まるのを感じ、リビングへと繋がる扉を開けた。
聞き慣れた音楽が聞こえる。凪が毎日続けているゲームのBGMだ。「おかえり」の一言がないことに疑問を覚えながら音のする方へ近づくと、ソファにうつ伏せに寝転がった凪を見つけた。どうやらゲームをしながら眠ってしまったらしい。いつもならこの時間にはベッドの上だから、本当に玲王のことを待っていてくれたのだろう。そわそわと玲王の帰りを待つ凪の姿を想像して、思わず笑みが溢れた。凪の頭側に回ってしゃがみ込み、すぅすぅと寝息を立てる彼の頬をつつく。するとふがっと情けない声を出しつつも起きる気配はない。疲れた体に凪の寝顔が沁みる。重だるかった気分も吹き飛んだ心地がした。暫く寝顔を堪能し、俺もさっさと寝る支度して、終わったら凪起こして一緒に寝よ!そう思い立ちあがろうとしたその瞬間、凪のスマホにある通知が届いた。