みかさ
namika_k
PAST刀剣乱舞七周年おめでとうございます!※CP要素は薄いですが、みかさに・明さにとして描いている本丸が出ます。男審神者CPはありません。捏造設定有り。
こちらの話から展開されていく長編シリアス本は現在も頒布中です。
図南鵬翼:https://www.pixiv.net/artworks/74329727
三千世界:https://www.pixiv.net/artworks/75884869(完結) 76
amamatsu_lar
DONE・前回『ジャン・キルシュタインの回顧と~』の続きです。・最終回前に書いたので、139話の内容は踏まえていません。
・ミカサ視点。原作軸で、本編終了後。捏造マシマシ。
・原作をほんの少しだけ発展させたようなアルアニ要素(両想い)があります。
・タイトルがダサいから変えたい。
ミカサ・アッカーマンから見た景色【side Mikasa】
口づけをしてしまったのは、咄嗟のことだった。理由があったわけじゃない。自然と体が動いて、そうしていた。まるで、エレンを送り出した時のように。
「……ミカサ?」
「ごめん」
目の前で自分のことが好きだと宣った男は、ポカンとした顔で固まっている。さっきまでの逡巡を何もかも忘れてしまったかのような様子で。
私は急いで謝って、体を遠ざけた。
「謝ることねぇけど、いや、今のは、なんってか、その……」
ジャンが、ベッドに腰かけたまま俯く。あまりこういうことに耐性が無いらしく、口の中だけでゴニョゴニョと言葉をかき混ぜていた。
かくいう私だって、慣れているわけじゃない。
さてどうしたものかと、しばらく無言のままジャンを見ていた。
7346口づけをしてしまったのは、咄嗟のことだった。理由があったわけじゃない。自然と体が動いて、そうしていた。まるで、エレンを送り出した時のように。
「……ミカサ?」
「ごめん」
目の前で自分のことが好きだと宣った男は、ポカンとした顔で固まっている。さっきまでの逡巡を何もかも忘れてしまったかのような様子で。
私は急いで謝って、体を遠ざけた。
「謝ることねぇけど、いや、今のは、なんってか、その……」
ジャンが、ベッドに腰かけたまま俯く。あまりこういうことに耐性が無いらしく、口の中だけでゴニョゴニョと言葉をかき混ぜていた。
かくいう私だって、慣れているわけじゃない。
さてどうしたものかと、しばらく無言のままジャンを見ていた。
amamatsu_lar
DONEジャンがミカサとご飯を食べながら、訓練兵時代(と幼少期)を回想するお話です。回想パートがメイン。なるべく原作に準拠しているつもりですが、捏造やミス、人による解釈違いはあると思います。そんな感じです。よろしくお願いします。ジャンが大好きです。
…………………
おとぎ話と現実と 人間、現実的に生きることが大切だ。
そう思うようになったのは、俺がまだ七歳か八歳のガキだった頃。
当時の俺は、年上の連中に口答えして殴られたり、かわいい子にちょっかいを掛けて嫌われたり、減らず口を叩いて大人を困らせたりするような、要はクソガキだった。
ま、子どもなんてそんなもんだろうが。
そんな俺の好きだった場所の一つが、トロスト区の片隅にある古本屋だ。
父ちゃんに連れていかれるような大きな書店とは違う、しなびた雰囲気の店。いつも客が少なく、古い紙の匂いだけが立ち込めていたのを覚えている。たまに遊びに行くたび、そこにしかない匂いに胸が高鳴った。
老齢の店主は、そんな古本と同じ匂いをまとっていた。実際何歳くらいだったのかは分からない。本を心底大事にしているらしく、話しかけると何時間でも楽しそうに本の話を始める。話しかけなければ、ずっとカウンターで本を読みふけっている。そんな人だった。
11874そう思うようになったのは、俺がまだ七歳か八歳のガキだった頃。
当時の俺は、年上の連中に口答えして殴られたり、かわいい子にちょっかいを掛けて嫌われたり、減らず口を叩いて大人を困らせたりするような、要はクソガキだった。
ま、子どもなんてそんなもんだろうが。
そんな俺の好きだった場所の一つが、トロスト区の片隅にある古本屋だ。
父ちゃんに連れていかれるような大きな書店とは違う、しなびた雰囲気の店。いつも客が少なく、古い紙の匂いだけが立ち込めていたのを覚えている。たまに遊びに行くたび、そこにしかない匂いに胸が高鳴った。
老齢の店主は、そんな古本と同じ匂いをまとっていた。実際何歳くらいだったのかは分からない。本を心底大事にしているらしく、話しかけると何時間でも楽しそうに本の話を始める。話しかけなければ、ずっとカウンターで本を読みふけっている。そんな人だった。
amamatsu_lar
DONE【注意】原作軸で最終回後/ミカサ視点/最終巻ネタバレ有/シリアス(流血表現有)/無断転載禁止
ジャンかっこいいです……。
……………………
傷「戦え!」
エレンの声が響く。
躊躇っている私を、鼓舞するかの如く。
「戦うんだよ!」
苦しそうな声だ。首を絞められた奥から、必死に絞り出している。
「勝てなきゃ……死ぬ。……勝てば生きる……」
何度も何度も、思い返した言葉。
私の奥深くに刻み付けられている信念。
「戦わなければ勝てない……」
私は、ナイフを掴む。
床を踏み破り、勢い良く駆け出した。
「うわああああああああああああああっ」
何を狙っているのか、定かでない。
誰がエレンの首を絞めているのか。
誰がそこにいるのか。
かつての山賊の姿のように見えたそれは、いつの間にか2-3m級の巨人に変わっていた。かと思うと、父が捕まえてきた大きな鳥になり、また一瞬ののちには、ディモ・リーブスの姿になる。
9147エレンの声が響く。
躊躇っている私を、鼓舞するかの如く。
「戦うんだよ!」
苦しそうな声だ。首を絞められた奥から、必死に絞り出している。
「勝てなきゃ……死ぬ。……勝てば生きる……」
何度も何度も、思い返した言葉。
私の奥深くに刻み付けられている信念。
「戦わなければ勝てない……」
私は、ナイフを掴む。
床を踏み破り、勢い良く駆け出した。
「うわああああああああああああああっ」
何を狙っているのか、定かでない。
誰がエレンの首を絞めているのか。
誰がそこにいるのか。
かつての山賊の姿のように見えたそれは、いつの間にか2-3m級の巨人に変わっていた。かと思うと、父が捕まえてきた大きな鳥になり、また一瞬ののちには、ディモ・リーブスの姿になる。
amamatsu_lar
DONE【注意】・最終巻までのネタバレ。
・原作軸で本編終了後。ミカサ視点からのジャン視点。
・地震と津波の表現があるため、苦手な方はご注意ください(震災の実情を軽んじる意図はありません)。
・妄想過多でシリアス。自己解釈多し。
…………………
大切な人【マフラーを巻くのは】
一週間前、ジャンに告白された。私は、それを受け入れた。
いいや、正確に言おう。
私は、ジャンに告白させた。どんなに素知らぬふりをしようとも、彼の好意に気付けないほど、私は愚かではなかった。ただ一人の人間に向かってじっと注がれる視線には、身に覚えがあったから。
恋愛感情によるものではないのかもしれない。単なる戦友だから。仲間の一人だから。そう思って、蓋をしていた期間は長い。
だけど、もうこれ以上、そのままにしておくことはできなかった。
私は、ジャンの傍に居ることを心地よいと感じるようになっていたのだ。そしてその関係を続けるためには、現状維持では駄目なのだと気づいた。
これ以上知らないふりを続けられるほど、私は器用ではない。
22271一週間前、ジャンに告白された。私は、それを受け入れた。
いいや、正確に言おう。
私は、ジャンに告白させた。どんなに素知らぬふりをしようとも、彼の好意に気付けないほど、私は愚かではなかった。ただ一人の人間に向かってじっと注がれる視線には、身に覚えがあったから。
恋愛感情によるものではないのかもしれない。単なる戦友だから。仲間の一人だから。そう思って、蓋をしていた期間は長い。
だけど、もうこれ以上、そのままにしておくことはできなかった。
私は、ジャンの傍に居ることを心地よいと感じるようになっていたのだ。そしてその関係を続けるためには、現状維持では駄目なのだと気づいた。
これ以上知らないふりを続けられるほど、私は器用ではない。
おいも
DONE人様の素敵な線画をお借りして塗り絵遊びに挑戦するシリーズ。許可をいただいてまとめております。皆さん本当にありがとうございます。
ばんちーさん(加工違い2枚)
ヤキミカさん(遊・全体図・微修正)
小倉さん(もはや塗ってない気がしないでもない)
湯吉さん(遊・全体図・微修正)
ロクさん(全体図・加工違い・遊) 12
konohako*
MAIKING進撃の現パロ。留学生のミカサと、留学先のリヴァイ(リーマン?)が出会う話…を書いて早数カ月。実力ないのに妄想が壮大すぎて続き書けなくなった。ので、ポイっと上げてみました(・–・;)ゞ眠りについた記憶と(仮)「ミカサ、来年のお前の誕生日、結婚しないか」
年下の留学生である恋人にプロポーズをしたのは彼女の帰国予定1年前の春。
嬉しそうに涙を流して答えてくれたのはその直後。
結婚の準備も佳境に入っているはずの冬の日、俺は一人雪の舞う中、街のクリスマスツリーを眺めていた。
彼女は今、何をしているだろう。
あぁ、友人たちとパーティをすると言っていたか。
今の彼女にとって俺は何かと世話を焼いてくれる知り合い。
「これが俺との運命、だろ。きっと」
あと少しだけ、彼女と過ごせる、それで満足だ。
別れの時まであと少し。
彼女は記憶を失っていた。
『眠りについた記憶と』
ミカサとの出会いは2年前、ミカサが大学の夏季休暇を利用しての短期留学中だった。
1324年下の留学生である恋人にプロポーズをしたのは彼女の帰国予定1年前の春。
嬉しそうに涙を流して答えてくれたのはその直後。
結婚の準備も佳境に入っているはずの冬の日、俺は一人雪の舞う中、街のクリスマスツリーを眺めていた。
彼女は今、何をしているだろう。
あぁ、友人たちとパーティをすると言っていたか。
今の彼女にとって俺は何かと世話を焼いてくれる知り合い。
「これが俺との運命、だろ。きっと」
あと少しだけ、彼女と過ごせる、それで満足だ。
別れの時まであと少し。
彼女は記憶を失っていた。
『眠りについた記憶と』
ミカサとの出会いは2年前、ミカサが大学の夏季休暇を利用しての短期留学中だった。
amamatsu_lar
DONEエレミカ。鳥ミカ? 鳥を見つめるミカサを、斜め後方から椅子に座ったまま眺めるジャンさん視点。ミカサの表情は見えないけれど、多分笑っている。エレンバードは種類も色も分からなかったので適当です。難しいよー。
amamatsu_lar
DOODLEジャンミカの寝起きについて考えていた。ミカサの寝癖が酷い回と、ジャンにちょびっとだけ寝癖がついている回があったので、2人とも朝は髪の毛爆発してたら可愛いななんていう妄想。
鏡に映った姿なので左右反転してます。……鏡って、左右反転するよね?(非常識人間だから不安になる)
なんとなく海外アニメっぽい絵になったなと思っています。
amamatsu_lar
DOODLE2か月くらい前の落書きに手を加えてみた。これ描いたの本誌138話を読んだ直後なんだけど、「これもう原作軸でジャンミカ厳しすぎるじゃん……せめて現パロで幸せになってくれ……」という現実逃避で描いてしまった。
でも今にして思うと、現パロの方がジャンミカ結ばれないかもしれない。現パロ世界にエレンがいる限り、ミカサはエレンとくっつきそう。。ジャさんもそれに満足しそうだし……。うむ。
amamatsu_lar
DONE127話。火を囲んでマルコの死の真相について聞いている時、ミカサがジャンの方見てるように見えて仕方なかったんですよね……。アルミンとコニーはライナーの方を見てるんだけど。これはジャンミカの伏線か!?なんて俗っぽいことを考えてしまった。恋愛感情は無かっただろうけど、なんとなく気にかけてはいたんじゃないのかな。違うかな。amamatsu_lar
DOODLE最終回後のジャンミカのイメージで。ジャンさんならどんなにボロボロになってもミカサのマフラーを拾ってきてくれるんじゃないかなという妄想です。それで、少しかっこつけながら渡してくれる。だけど渡すだけで巻きはしない、みたいな。(ミカサに頼まれたら巻いてやる)
髪型が19歳時なのは、正式な場でだけオールバックにしてて、普段はおろしてる(分けてる)のも良いなと思ったからです。この髪型好き。
nemunemune40
MAIKINGみかさに。スケッチみたいなもの。神様の恋のはなし月狂 明るい夜だ。
月の弓弦はいよいよ張りつめて光を増し、初夏の涼やかな闇を青く照らし出している。審神者は窓辺の欄干にもたれて透き通る夜闇の世界を眺め、一方で恋刀である三日月宗近は室の奥にある寝台の上から恋人の背中を見つめていた。唐物の意匠を施した天蓋の中で、酒杯を載せた盆を傍らに置く姿は寝入り間際といった風情だ。しかし絶世の美貌は露ほどの眠気も宿さず、長く緻密な睫毛を透かして恋人の背を見つめ続けている。
何がしたいわけでもない。恋人を眺めるのは彼の趣味だ。千年この世にあると大抵の事に既視感を覚えるが、彼女に関してだけはいまだ新鮮な驚きと理解の及ばぬ手ごわさがある。それが楽しく気味が良い。鶴丸国永の驚きを求める気持ちが、彼女と接していると理解できる気がする。
1288月の弓弦はいよいよ張りつめて光を増し、初夏の涼やかな闇を青く照らし出している。審神者は窓辺の欄干にもたれて透き通る夜闇の世界を眺め、一方で恋刀である三日月宗近は室の奥にある寝台の上から恋人の背中を見つめていた。唐物の意匠を施した天蓋の中で、酒杯を載せた盆を傍らに置く姿は寝入り間際といった風情だ。しかし絶世の美貌は露ほどの眠気も宿さず、長く緻密な睫毛を透かして恋人の背を見つめ続けている。
何がしたいわけでもない。恋人を眺めるのは彼の趣味だ。千年この世にあると大抵の事に既視感を覚えるが、彼女に関してだけはいまだ新鮮な驚きと理解の及ばぬ手ごわさがある。それが楽しく気味が良い。鶴丸国永の驚きを求める気持ちが、彼女と接していると理解できる気がする。
amamatsu_lar
DONEジャンミカ。とりあえず完成。ジャンはミカサが寝付くまで起きてそうだなという妄想です。ミカサがエレンのこと考えて泣いてしまうのをじっと見守っていそう。だけどミカサはミカサでそのことに気付いて、寝たふりをしてみたり……。
amamatsu_lar
DONEジャンミカ結婚式、完成!ミカサが将軍家の末裔なんだから、ジャンが婿入りして純和風な結婚式を挙げるみたいな展開もありえたんじゃないかと妄想してる。
幸せになっておくれ……!!!