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    斎藤

    トノヤマ

    DONE記憶なしマスターぐだちゃんと
    記憶あり斎藤一の現パロバレンタイン話
    Our “first” Valentine そもそもさぁ、別れ際の言葉が「そういえば来週はバレンタインだね♡」な時点で、期待するなって方が無理な話じゃない?…いや、なんの話って、先週のデートの話よ。聞いてくれる? 聞けって。

     最初にね、駅で落ち合ったときから、あれ、とは思ったけど。手荷物、少なくない?って。そのちっちゃいカバンの中に、チョコ入らなくない??って。でも昨今チョコレートもお高級じゃない? お高くて小さいのもいっぱいあるし、そもそもチョコとは限んないわけだし? この時点ではまだ希望は捨ててなかったわけよ。彼女のこと信じてたし。

     お待たせ-、待った? いーや全然、僕も今来たトコ。お腹すいたねー、先に何か食べる? さんせーい。
     店に入っても特にバレンタインについては言及なし。いや別にねだるワケじゃないけど、もらえると思い込んでたもんだから。信じてたとか言ったけど、けっこうダメージデカかったかもしれん。昼飯なに食べたか覚えてないもん。彼女がオムライス食ってたのはちゃんと覚えてるしドリンクセットにするかデザートセットにするか悩んでドリンクの方にしてことも覚えてるけど、自分が何食って何飲んだかは全然覚えてない。
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    はんちょー

    MOURNINGビジネスライク・バディ書きかけ
    斎藤さんの推理パートが書きたかったらしいが気力が持たなかったメモが出てきたので供養。
    妖刀編書く前のだから雑い。

    宮内庁から盗まれた聖遺物を追っかけて山中ドライブみたいな場面だったと思う。続きはたぶん書かない。
    ビジネスライク・バディ(未完成) 聖遺物の裏取引を追う最中、小休止に立ち寄った道の駅でのことだった。


    「どーもどーも。お待たせしちゃってすんませんねぇ、渡辺さん」

     向こうからやってきた斎藤のヘラヘラ顔に、渡辺はわずかに眉をひそめた。
     正確には、彼が両手に持っているものに、だが。

    「なんかこういうトコの料理ってやたら美味そうにみえません? 僕けっこう好きなんですよね。……あ、勝手に買っといてなんですが、蕎麦でよかったです?」
    「……ええ」

     斎藤は一方的にペラペラ喋りながら、戸惑う渡辺の手前に、どうぞ召し上がれとトレーを置いた。
     湯気立つ蕎麦の中身を見つめ、渡辺はますます険しい顔になっている己を自覚する。

     駐車場に停めるなり、「ちょっと待っててくれます?」と言い残して店内に入っていった斎藤。トイレでも借りるのかとフードコートで待機するも一向に返って来ず、冷めた缶コーヒーを飲み終えるころにやっと姿を見せたと思ったら、この始末である。
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